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47.6 óra a nyilvántartásban (5.2 óra az értékeléskor)
追記:一部取得不可能な実績があったが現在では修正済み。

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Dishonored』シリーズや『Prey』で知られるArkane Studiosが手掛ける新作ステルス・アクション。「スラブ」と呼ばれる超能力を駆使しつつ、銃やマチェットを用いて暗殺をこなしていくあたり、プレイ感覚はDishonoredとよく似ている。ストーリーをクリアした感想としては、記憶を引き継げるループものという設定を活かしたシステムやストーリーが良くできており、小規模な4つのマップの繰り返しという舞台の狭さをプレイヤーに意識させない意欲作だと感じた。ただ、敵対する暗殺者として他のプレイヤーのゲームに侵入するというマルチプレイ要素に関しては、メインとして据えている割には大雑把な作りであり、そこは少々残念だった。

良い点
✓ エリアごとに作り込まれた美しいビジュアル
✓ ループを駆使して暗殺ルートを見出していくパズル感
✓ 戦略的な取捨選択を迫られるローグライト要素
✓ ステルス主体ながらガンプレイも可能ないいバランス
✓ 探索しがいのある練り込まれたレベルデザイン
✓ 目標までのアプローチの多彩さ
✓ 引き込まれるストーリー

悪い点
✗ 頻発するスタッタリング
✗ マウスに最適化されていないサークルメニュー操作
✗ 緊張感に欠ける侵入マルチプレイ

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1日をループする設定とゲームシステムの妙
ストーリーの舞台は1日がループし続けているブラックリーフ島で、ループから抜け出すべく8人のターゲットの暗殺を目論む記憶喪失の主人公コルトと、それを阻止せんと行動する飄々とした暗殺者ジュリアナが物語の中心になっている。

■ 1日のチャンスは4回のみ
プレイヤーは4つのマップに散らばった8人のターゲットを1日で全員暗殺しなければならないのだが、1日のうちマップに繰り出せるのは朝、昼、午後、夜の計4回のみで、1回の出撃で探索できるのは1マップのみ。ターゲットがいつどこにいて、どうやったら暗殺可能かは全くの不明。そこでプレイヤーは、ターゲットの行動や暗殺可能なタイミングといった情報をループを超えて引き継ぎつつ、4回しかないチャンスでうまく8人全員を殺せるルートを構築していくことになる。

■ ループの活用と徐々に変わる状況
ターゲットの情報はマップの各所に点在しており、序盤のループではこれらを集め、整理することが主な目的となる。情報がなくても時間帯とマップがあっていればターゲットと接触し暗殺することも可能だが、流石にそれで8人全員を攻略できるような安易な作りにはなっていない。集めた情報は次のループ以降も参照可能になるため、情報を集める度、次第にどの時間帯にどのマップへ行き、何をすれば良いのかという正解のルートが見えてくる。この必要なものを揃えつつターゲットへのアプローチをなぞっていく感覚は『HITMAN』シリーズに近いものがある。

ルート構築からターゲット暗殺までの一連の流れはパスル的な楽しさがあり、記憶を引き継ぎ可能なループと言う設定をうまく活かしていると感じた。また、情報を収集するにつれ、ブラックリーフ島やターゲットの8人とコルトを取り巻く事情が次第に見えてくるなど、基本的には繰り返しのゲームプレイでありながら状況は着々と変化していくため、ストーリーを追う分には特に単調さは感じなかった。

ループを有利にすすめるローグライク(ローグライト)要素
ターゲットの暗殺にあたり、プレイヤーにはいくつかの特殊能力がある。1つは「スラブ」と呼ばれる超能力で、1回のループ内で2回までその場でリトライ可能という固定の能力のほか、ターゲットを倒すことで短距離ワープや透明化など、そのターゲット固有の能力を使用可能になる。そしてもう1つが任意のアイテムを次のループへ持ち越す事ができるという能力である。

■ アイテムの持ち越し
本作には敵を倒したりマップを探索したりして武器やスラブ、そしてトリンケットという装備品を入手するルーター要素があり、各アイテムにはレアリティとそれに応じた付加効果がある。これらの入手したアイテムは1日の終わりや死亡によってループした際にインベントリから消滅するのだが、「レジドゥム」というポイントを消費することで一部を次のループ以降に持ち越すことができるようになる。レジドゥムは主に探索やターゲットの殺害によって入手可能で、レジドゥム自体を持ち越すことはできない。そのため一日の終わりにレジドゥムを使い切ってどのアイテムを持ち越すか、取捨選択が必要になる。一度持ち越したアイテムは以降のループでも保持されたままになるので、2~3回ループを繰り返す頃にはハッキリとキャラクターの成長を感じられるようになり、充実感があった。

■ 死亡のリスクと適度な緊張感
いいアイテムを入手できたら、それらを持ち越すべくある程度マップを探索することになるのだが、当然リスクがないわけではない。プレイヤーが死亡した場合、2回までは同じループ内でやり直しが可能だが、集めたレジドゥムは死亡地点に落としてしまう。3回死亡してしまうと強制的にループが発動してしまうため、集めたレジドゥムは全て無駄になってしまい、ほとんどのアイテムもそのループでサヨナラすることになる。このように死亡に一定のリスクがあること、そして複数人を相手にすると簡単に死にかねない難易度であることから、ステルス・アクションとしての適度な緊張感が生まれている。さらに本作の目玉である他のプレイヤーの侵入によって緊張感はさらに高まる・・・はずなのだが、この辺りは少々残念なバランスになっていた。

バランスを考慮していないマルチプレイ要素
上でも触れたが、本作の目玉であるはずの侵入対戦はお世辞にもバランスが良いとは言えず、よほど慣れていないプレイヤー相手でなければ、現状はジュリアナ(侵入側)が不利すぎてあまり緊張感がない。また、ジュリアナを1度撃退するとそのミッション中はそれ以上侵入は発生しないため、開始早々撃退してしまうと少々肩透かし感があった。

■ 明瞭すぎる足音とビジュアル
こういったマルチプレイの醍醐味として、いつどこから襲われるのかわからない緊張感が挙げられると思うのだが、ジュリアナの足音やスラブの使用音があまりにもはっきりと聞こえるため、ある程度近づいた時点でどこにいるのかがほぼ筒抜けになる。また、プレイヤーが操作するジュリアナのビジュアルやモーションが、マップにいる雑魚敵たちとは大きく異なるため、視界の端にちらりと映っただけでも違和感が大きく、おかげで捕捉しやすかった。一応ジュリアナには他のキャラクターと容姿を入れ替える能力があるのだが、正直全く役に立たない。

■ やたらと強いマチェット
プレイヤーは互いに固定の装備としてマチェットを所持しているのだが、これがめっぽう強く、場合によっては一撃で相手を倒せることもある。コルト側は2回リトライできるためまだいいが、ジュリアナは1回死んだらアウトなので近づくリスクは大きく、かと言って遠くから撃っていては決め手にかけるため、立ち回りの難易度が高い。

■ 強力すぎる透明化
もう1つのバランスを崩壊させている要因として、透明化の存在が挙げられる。この能力も両陣営で使用可能なのだが、あまりにも透明すぎて一度使用されると捕捉がかなり困難になる。おまけにアップグレードでダメージを受けても解除されない、攻撃しても解除されない、立ち止まっていれば時間無制限などといった強化もでき、他の装備と合わさると音も聞こえない、姿も見えない相手に一撃で殺されるといった理不尽な暴力に晒されることになる。どこのプレデターだ。

その他不満点など
■ 良く最適化されているものの頻発するスタッタリング
3700X/RTX3080/RAM32GBでドライバは公式推奨の471.96。UWFHD、最高設定、レイトレーシングONで大体80~100fps前後で収まっており、最適化は結構よく出来てると思うのだが、それとは別にプレイ中頻繁にスタッタリングが発生し、実際のフレームレート以上にカクついて見える。自分の場合はプレイに支障をきたすようなレベルではないが、環境によってはかなり症状が酷いらしく、本作の評価を大きく落とす要因になっている。

■ マウスで操作しづらいサークルメニュー関連
武器の選択やダイアログの選択はサークルメニュー形式になっているのだが、これがどうもマウスでの操作に難がある。武器選択は少し操作しづらいかな程度でまだいいのだが、ダイアログの選択に関してはまともに操作ができなかった。キーボードでも操作可能だが矢印キーでの操作になるため若干煩わしく、できれば改善して欲しいところ。

総評
シングルプレイのゲームとしてみると、設定とストーリー、システムが上手く噛み合っており、完成度は高い。また、装備のない序盤はステルス主体で、揃ってくると能力や武器を存分に活かした大胆な立ち回りができるようになるなど、ステルスとアクションのバランスもよく取れている。だが、マルチプレイ要素は粗が多く、これを頼りに長く遊べるかと聞かれると正直微妙なところではある。マルチプレイの侵入要素に期待しているようであれば、フルプライス(特に日本での価格設定)で買うのはあまりオススメしない。『Dishonored』をプレイして楽しいと感じた方、最新のビジュアルで噛みごたえのある良質なステルス・アクションが遊びたいという方にはオススメする。
Közzétéve: 2021. szeptember 13. Legutóbb szerkesztve: 2021. szeptember 16.
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47.0 óra a nyilvántartásban
横スクロールアクションゲームの中でも探索要素の濃いジャンルである 「メトロイドヴァニア」。その語源となった『悪魔城ドラキュラ』シリーズの 精神的後継にあたる作品。プレイした感想を端的に言えば、"圧倒的に好評"(95%以上好評)という評価も頷ける、非常に密度の高い傑作だった。

クリアまでの所要時間は探索や強化要素をじっくりとやって30時間程度。サクサクと進めればおよそ20~25時間に収まると思われる。本編クリア後も全実績解除に向けた収集要素や引き継ぎありの周回、様々なエクストラモード、2人の全く異なるプレイアブルキャラクターなど多くのコンテンツが用意されており、総合的にはかなりボリュームのある作品になっている。

良い点
✓ うまく詰め込まれた非常に多彩な要素
✓ アクションが苦手でもなんとかなる程よい難易度
✓ クリア後のやりこみとそれに見合った報酬
✓ 知りたい情報をすぐに確認できる高いアクセシビリティ
✓ エリアごとの印象的なBGM
✓ 2.5Dを活かした様々な演出

悪い点
✗ 序盤に顕著な武器バランスの悪さ
✗ 一部アイテムの極端な入手性の悪さ

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本家メトロイドヴァニア
システムとしてはオールドスクールな「メトロイドヴァニア」。マップを自由に探索し、敵を倒してアイテムの収集や能力の強化を行い、そして徐々に探索可能範囲を広げていくというもの。流石に語源となったゲームの後継作なだけあって、シンプルなシステムでありつつも完成度は高く、最も重きを置かれているであろう "探索" の楽しさは折り紙付きである。

また、本作の特徴的なシステムとして豊富に用意された「シャード」と呼ばれる攻撃手段がある。これはMPを消費して発動する魔法のようなもので、ゲームに登場するほぼすべての敵からそれぞれ違う種類のシャードを入手することが出来る。

詰め込まれつつも纏め上げられた多彩な要素
本作は戦闘、強化、探索といったゲームの基本サイクルをうまく絡ませつつ、さらにそれぞれを細かい要素によって補強している。各武器種に複数用意されたコマンド入力による必殺技、敵を倒すことで得られる多様なシャード、錬成や調理といったクラフト要素、消費アイテムやレベルアップによるステータスの強化、その他サイドクエスト等々——。探索を進めるごとにこういった要素が次々と現れるため、次はどんな能力やアイテムが得られるのかと期待に胸を膨らませつつ、全く飽きることなく最後までプレイすることができた。

探索を進めるに連れてプレイヤーの移動能力もどんどん強化されていくため、広いマップでも移動の不便さをそれほど感じなかった点も評価したい。各エリアの繋がりなどもよく考えられており、序盤では行き来に時間がかかった場所でも、能力が強化された終盤では短時間での往来が可能になることが多かった。

また、本編クリア後、アイテムの収集やクエストの全制覇といったやりこみ要素を進めていくと、報酬としていくつか非常に強力な装備を入手できる。個人的には色々とやりきった後に自由に暴れてみたくなるゲーマーの気持ちをわかってるなぁと感心した。他にもキャラクターの髪型や色を変更可能だったり、隠しボスがいたりと、とにかく本編以外にも楽しめる要素が色々と詰まっている。

多数の成長要素と適度な難易度
本作ではキャラクターレベルの上昇や消費アイテムによる各ステータスの永続的なバフ、シャードのランクやグレード、使い魔のレベル等々、成長・強化といった要素がかなり多い。これらは被ダメージや与ダメージに大きく影響するため、最初は倒すのが難しく感じるようなボスでも、十分にレベルを上げてから戦えば拍子抜けするほど簡単に倒せるようにもなる。良く言えば万人向け、悪く言えば大雑把な調整ではあるが、ある程度プレイヤー側で難易度の調整が効くため、裾野を広げるという意味でも概ね良いシステムであると思う。

不満点など
プレイしていて特に顕著に感じられたのは、武器バランスの悪さである。やり込んで装備が揃ってくるとどの武器種でも割と使える平坦なバランスになるのだが、ストーリー中は一部の武器種以外はほぼ出番がなかった。ゲームデザイン上あえてそうしているような印象も受けたが、特に銃は弾のコストの高さから常用は叶わず、その辺りを改善できる頃には強力な遠距離攻撃手段のシャードを連発できるようになっていたため、もはや出番はなく不遇だった。

また、いくつか調理や錬成に必要なアイテムの入手性が極端に悪いのも気になった。クリアに必要なものではないためやりこみ要素の一部という扱いなのだろうが、延々とエリア移動を繰り返しながら敵のレアドロップを狙うのは流石に虚無を感じた。

総評
細かな荒や不満点はあれど、「メトロイドヴァニア」を期待するプレイヤーにとってこれほど響く作品もそうないだろうと思う。ゲームプレイについては言わずもがな、マップ全体に漂うゴシックな雰囲気や印象的なBGMも素晴らしかった。発売から2年たった今、僅かではあるが続編に関する話も出ているようなので、スタジオの今後に期待したい。
Közzétéve: 2021. szeptember 7. Legutóbb szerkesztve: 2021. szeptember 7.
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21.8 óra a nyilvántartásban (12.0 óra az értékeléskor)
Co-opで難易度ハード (ノーマルのひとつ上)を1回クリア。
サブ目標をこなしつつシークレット探しも適度にやり、クリアまでの所要時間は大体12時間程度。

良い点
✔ 豊富な武器種
✔ 広大なマップと大量の敵
✔ 派手で強力なガジェット
✔ 2丁同時装備、敵へのライドといった新システム
✔ 遊び心のあるシークレット
✔ 戦闘を盛り上げる様々なBGM

悪い点
✗ やけに高い要求スペック(最適化不足)
✗ 極端なレベルデザイン
✗ 意味の薄いビークル
✗ 途中のチャプターから開始すると一部装備が消える(Co-op時) 修正済み

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大量の敵を撃って撃って撃ちまくる爽快感
大量の敵を豊富な武器と圧倒的火力で粉々に粉砕しながら進むあのシリアス・サムが帰ってきた。
最序盤こそピストル一丁とチマチマした敵の出現に焦らされるものの、割と早い段階でショットガンなど他の武器を入手でき、マップも広く開けた場所が多く用意されている。

そして、今作の目玉はなんといっても一度に出現する敵の多さ。
通常の戦闘シーンでは同時に100体ほどの敵が出現することもあり、一部のシーンでは(恐らく)数万体もの敵が描画され、まさに"戦争"といった雰囲気を味わえる。
そんな大群を相手にひたすら正面から撃って撃って撃ちまくる、その爽快感こそがシリーズの醍醐味であり、今作はその点において満足を得られる出来だった。
https://gtm.steamproxy.vip/sharedfiles/filedetails/?id=2238822031

進化した戦闘システム
全体の雰囲気としてはこれまでのシリーズ同様オールドスクールなFPSだが、重火器や異なる武器種の2丁同時装備やオルトファイア、敵へのライド、ド派手で強力なガジェットといった新システムが戦闘にさらなる楽しみと幅をもたせている。

2丁装備やライド、あとは近接攻撃といったサムの能力は道中で得られるS.A.M.(所謂スキルポイント)をツリーに割り振ってアンロックしていく形式で、ポイントの割り振りはいつでも変えることができる。
チャプターを進めるにつれて使えるスキルポイントが増える関係上、物語序盤ではやれることが少ないというのが少し残念だったが、その分後半における火力のはっちゃけぶりは、序盤の退屈さを吹き飛ばすのに十分足るものだった。
https://gtm.steamproxy.vip/sharedfiles/filedetails/?id=2239996944

ガジェットは道中任意にプレイできるサブ目標のクリア報酬として貰えたり、シークレットとして各マップに大量に配置されている。
種類も回復・支援・攻撃用と豊富で、基本的にどれも強力なものとなっている。
特に直接敵にダメージを与えるような攻撃型のガジェットは、使用するとその時点で画面上にいるすべての敵が死亡するレベルの中々にぶっ飛んだ性能を有しているものもある。
そういったガジェットは演出も派手で見てて楽しい半面、一部の戦闘シーンではこれらを使用することを前提としているような夥しい数の敵が出現するため、そういった場面では少々戦闘が大味になりすぎていると感じることもあった。
https://gtm.steamproxy.vip/sharedfiles/filedetails/?id=2238831176

弾薬の配置に難あり
戦闘自体は楽しいのだが、レベルデザイン、特に弾薬の配置に関しては難があると感じる事が多かった。端的に言えば、配置される弾薬の種類が限定されすぎている。
この戦闘エリアではこの武器を使えと言わんばかりに1~2種類の弾薬のみが大量に配置されていることが多く、せっかく豊富な武器種があるのに、その選択肢をこういう形で奪ってしまうのは実にもったいない。
後のアップデートでバランス調整が入るのかは不明だが、できることなら全種類の弾薬を一定量ずつ補充するようなアイテムがあればありがたいと思った。

パフォーマンスやバグについて
今作が評価を落としている主な要因として、最適化不足が挙げられる。
パッと見1世代前のグラフィックで要求スペックはやけに高く、解像度2560x1080、RTX 2080/Ryzen 7 3700X/32GB DDR4-3200の構成でウルトラ設定だと40~70FPS程度しか出なかった。
また、小規模開発の定めか、細かなバグが多い。
マップ外に行けるのは日常茶飯事、場所によっては普通に歩いて行くだけで壁を突き抜けられるところもあり、敵に触れた瞬間2,000m以上吹き飛ばされるなんてことも。
ミッションの進行に大きく支障をきたすようなことはなかったが、シークレット探し中に行けそうなところが意図しているのかそうでないのかが分かりづらく、いつマップ外に落ちてしまうのかとヒヤヒヤした。

Co-op時の注意点
一点、Co-opで途中のチャプターから開始した場合、それ以前のチャプターで獲得した一部の装備が引き継がれないという問題がある。サブ目標の報酬としてもらえる武器やアタッチメント、シークレットとして拾ったガジェットがそれにあたり、メインの道中で入手する武器やS.A.M.は引き継がれる。仕様上仕方ないのかもしれないが、とあるアタッチメントが序盤のサブ目標のクリアでしか入手できないため、それ以降のチャプターから再開した場合は最後までそのアタッチメントを使用できなかったのは非常に残念だった。
追記: 10月09日に配信されたパッチで、Co-opでも装備の状態が保存されるようになった。


まとめ
大量の敵を相手に弾や爆薬をばら撒き、時には殴り倒し、また時には乗って操り。
戦闘面に関してはシリーズの良さを引き継ぎつつ、さらに新しい要素を多数取り入れてパワーアップさせた良い出来だと感じた。
敵についても過去作で不評だった点は概ね改善されており、ストレスを感じるようなシーンはほぼなかったが、とあるボスがやけに固かったのが少し気になった。
全体的に作りが荒い点については否めないが、後半になるにつれ激しさを増す戦闘は、細かい問題など吹き飛ぶほどのインパクトと楽しさがあるので、バカゲーの類が好きな人ならば是非オススメしたい。
Közzétéve: 2020. szeptember 29. Legutóbb szerkesztve: 2020. november 27.
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12 személy találta viccesnek ezt az értékelést
23.2 óra a nyilvántartásban
原作未プレイで、本作を全実績解除までプレイした時点でのレビューになります。
若干ネタバレ含みます。

良い点
✔ 動作が軽快
✔ 手軽に入手可能なボーナスアイテム

悪い点
✗ 値段に見合わないボリューム
✗ 雑すぎるレベルデザイン
✗ 緊急回避ありきのゲームデザイン
✗ 頻発するハメ殺し
✗ 代わり映えせず、面白みのないネメシス第二形態
✗ 強さが極端すぎるラスボス
✗ 快適とは程遠いカメラワーク
✗ ちぐはぐな登場人物の言動・行動

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値段に見合ってない本編のボリューム
非対称マルチに興味のない自分にとっては、初見ハードコアで3~4時間程度という本編のボリュームだけでは如何せん値段に見合っているとは思えなかった。
2周目以降は1時間半程度で終わるレベルである。
なんでも元々短かった原作からさらにボリュームを減らしているそうな。

「やりこみで周回前提だし、これだけ短ければ周回が捗るのではないか?」
そう思ったのもつかの間、最初のアイテムボックスに到達するまで (チュートリアルやプロローグといったパート) が地味に長く、周回すればするほどダレる作りになっていて残念だった。

サバイバルホラーはどこへ
前作RE:2では、入り組んだロケーションに配置された少ないリソースと、恐怖の象徴たるタフなゾンビで見事にサバイバルホラーを演出していた。
ゴア表現もゾンビの恐怖感や禍々しさを引き立てる良いエッセンスとなっていた。

その点今作では、ほぼ1本道のマップに配置された潤沢すぎる物資がサバイバル感を大きく損なわせている。
今作のレベルデザインは "雑" としか言いようがなく、基本的にある程度の広さがあるところに複数の敵を配置し、戦闘エリアごとに回復アイテムと弾薬をドサッと置いているだけである。
特にラスボスの戦闘エリアはひどいもので、全回復アイテムが3つも置いてある親切仕様。
おまけに用途のないグレネードまで配置されているのだから苦笑いしか出ない。

"ホラー" 部分に関しても、登場人物がゾンビの出現に合わせて「ザコも出てきた!」などと口走るせいで、恐怖感はどこへやら。
RE:2と比べてゴア表現がオミットされていることも手伝い、ゾンビが非常にチープな存在にしか映らなかった。

諸悪の根源 "緊急回避"
今作で追加された特徴的なアクション "緊急回避" 。
コレ自体は原作からある要素で、戦闘の幅を広げる良いシステムだとは思う。
ただ、敵の攻撃がこの緊急回避を前提にしすぎているのは良くない。

特にクリア後に解放される "ナイトメア" 、 "インフェルノ" といった高難易度では顕著で、開発側もわかっててやっているのか、10キャラ分離れていようが高低差があろうが的確に触手を伸ばして攻撃してくる寄生体ゾンビが道中に溢れるようになる。
緊急回避が出来なければ触手に蹂躙されることまず間違いなし。
遠距離から処理できるような配置であれば良いのだが、突然真横に降ってきたりするからたちが悪い。

ラスボスに至っては1回緊急回避をミスるとそのままほぼ確実に死ぬまで殴られ続ける地獄のリズムゲームと化している。
ハードコアまではアホみたいに弱いくせに……

ストレスの溜まるハメ殺し
上の項でも少し触れたが、今作では回避不能のハメが頻発する。
特に寄生体ゾンビとネメシス (追跡者) 。

寄生体ゾンビは頭の触手と宿主であるゾンビが別々に攻撃してくるため、近距離で触手の回避に失敗すると、そのまま掴みかかられて即死コンボをもらう羽目になる。
ネメシスはもっと理不尽で、距離を離すと突然目の前にワープしてきてコチラをひるませ、そのまま殴りかかってくる。
運が悪ければダウン後にさらに殴られ続けてもれなく即死コースである。
ラスボスに関しては前述の通り。

何もさせてもらえず殺されるまで見るしか無いという状況は、一撃で即死するよりもよほどストレスを感じるものであった。

面白みのないネメシス第二形態戦
物語中盤に1回、終盤にもう1回と計2回ネメシス第二形態と戦うことになるのだが、フィールドが違うだけでやることが一緒という手抜きっぷり 。 (原作からしてこうなのだろうか?)
戦闘自体も同じことの繰り返しで、そこに工夫の余地はほぼない、実に平坦な戦いとなっている。

武器を使うことで知能の高さをアピールしていたくせに、戦闘エリア外周を走り回っては地雷を踏んで、もしくは感電させられて地面へと転がり落ちる流れを繰り返す様はなんとも滑稽だった。

また、仕様なのかわからないが、戦闘中のカメラワークが酷かったのもマイナスである。
銃を撃つとカメラがキャラに寄ったまましばらく戻らなくなり、とてもじゃないが周りの様子を見るどころではなかった。
ネメシスから十分に距離をとって撃てば問題なかった・・・ように思う。

疑問の浮かぶキャラの言動・行動
ストーリーを大幅にカットした弊害なのだろうか。
ところどころキャラの行動や言動が不自然な場面があった。

例えば、ジルが地下鉄からネメシスを遠ざけるために一旦別れ、それから再度合流するまでの流れ。
結局ネメシスに追いかけられたままなのに、なぜ一旦断った地下鉄にそのまま乗ったのか。
なら最初から地下鉄乗っとけばよかったのでは。
案の定地下鉄は大破してジル以外全員死んでるし

他には、ジルが地下施設に向かうシーンも思わず突っ込みたくなった。
地下施設に向かったカルロスを追いかけようとして止められた際、なんかカッコいい感じに
私もプロよ
なんて言っていたが、そもそも直前まで不用心にネメシスの横通り過ぎた結果T-ウイルス注入されて寝込んでたやんと。
ワクチン打ってもらうまでベッドの上で意識不明だった人にそんな事言われても説得力は皆無である。

総評
RE:2を100点として考えると、RE:3は60点といったところ。
ベースにRE:2があるためある程度の水準は保っているが、定価ではとてもおすすめできるようなものではない。
唯一、レコードを達成して得たポイントで特典アイテムを買えるショップだけは良かったと言える。

レジスタンスという非対称マルチに興味がなければ無理に急いで買う必要はないし、そもそもそのレジスタンスも発売一週間で同接3,000人程度と過疎化が激しいので、定価で買うとなると相応の覚悟が必要なところである。
Közzétéve: 2020. április 8. Legutóbb szerkesztve: 2020. április 9.
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113 személy találta hasznosnak ezt az értékelést
8 személy találta viccesnek ezt az értékelést
65.0 óra a nyilvántartásban (6.2 óra az értékeléskor)
これでもかって位いろいろな要素をブチ込んで、でもちゃんとDOOMしてる素晴らしい作品。
とにかく戦闘が楽しすぎてぶっちゃけ地球とかどうでもいい。

https://gtm.steamproxy.vip/sharedfiles/filedetails/?id=2027403531

追記:
クリアしたのでいくらか内容を追加しました。
難易度ナイトメア、収集要素も全部埋めてクリアまで大体35時間程度のボリュームでした。

良い点
✔ 豊富な武器とカスタマイズ
✔ 非常にアグレッシブな敵
✔ UXを損なわない強化要素や収集要素
✔ ストレスフリーなロード速度
✔ 適度なアスレチック・パズル
✔ 綺麗で軽いグラフィック
✔ メインメニューから盛り上げてくれるBGM
✔ チャレンジのモチベーションになるスキンなど

どちらとも言えない点
- 縦に長い拠点
- ギラギラ蛍光色のHUDやアイテム

悪い点
✗ 操作性の悪い水中パート
✗ シングルプレイでもBethesda.net への接続が必要
✗ おま値 (Steam版に限る)

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トライ & エラーの激しい戦闘
DOOMといえばやっぱりハイスピードでシビアなデーモンとの戦闘。
今作ではそれぞれのデーモンの弱点を狙うことで部位破壊からの弱体化が狙えるため、より正確なエイム能力が求められる。
そのためか、逆に弱点を破壊しないままだとかなり敵の攻撃が厄介なため、全体的に難易度は上がった印象を受ける。

ドゥームガイの武装も前作からパワーアップ。
火炎放射2種類のグレネードが追加され、戦闘の多彩さに磨きがかかった。
その中でもチェーンソーが弾薬の回復、グローリーキルが体力の回復、火炎放射がアーマーの回復といった役割があるため、それぞれを適切なタイミングで使う必要がある。

おかげで戦闘中は頭も指もフル回転。
死んだら死んだで次の戦略をあーでもない、こーでもないと考える楽しさがあった。
グローリーキルの爽快感も癖になる。

https://gtm.steamproxy.vip/sharedfiles/filedetails/?id=2027431003

高難易度で始め、既に数え切れない程のドゥームガイの死を経験したが、リトライ時のロードが速いためストレスは皆無。
やはりテンポ良く遊べるというのは素晴らしい。

多岐にわたるアップグレード要素
序盤をプレイしていて印象的だったのが、武器やスーツなどのアップグレード要素の多さ。
ホントに多すぎて思わず笑ってしまうほどである。
以下に挙げていってみよう。
  • 武器MOD (武器1つにつき2つずつ)
  • 武器MODの強化 (MOD1つに付き3~4程度 最終アップグレードにはチャレンジの達成が必要)
  • 所持弾数・ライフ・アーマーの強化 (+2つ強化するごとに特殊能力1つ開放)
  • スーツの機能強化 (耐久性やグレ、探索機能などに細分化されている)
  • 戦闘能力の強化・追加 (ルーンという機能。たくさんある中から3つまで選択して装備できる)
  • etc...
他にもいくつかあった気がするが、まぁとにかくドゥームガイをゴテゴテに強化できちゃうのだ。

それぞれのアップグレードをするに当たっては、マップに散らばったシークレットを集めたり、デーモンの群れを殲滅したりする必要がある。
こういった収集系は得てしてメンドクサイ要素になりがちであるが、本作では近くを通ればマップに表示されるため発見しやすく、各ミッション終盤にこれまで通ってきたマップのチェックポイントへのファストトラベルが開放されるため、それほど苦にはならない。
また、シークレット探しにおいては本作で追加されたパールクールやその他高機動アクションもフル活用することになるため、そういったアスレチック要素が嫌いでないなら探索も十分に楽しめると思われる。

ワクワクする拠点
今作ではドゥームガイが宇宙に拠点を置いており、これがまた結構広いうえによく作ってある。

この拠点では、集めた収集物を鑑賞したり、各種アップグレード用のポイントを (別のポイントを使用することで) 入手したり、収監したデーモンと戦闘を行ったりと様々なことができる。
さながら秘密基地のような装いには実にロマンがあり、とても男心がくすぐられる仕様になっている。

https://gtm.steamproxy.vip/sharedfiles/filedetails/?id=2027797847

一方で、この拠点は縦に長い作りになっており、各フロアもそこそこ広さがあるため、ひと通り探索し終わった後だと若干移動が面倒そうだと感じる。
今の所それほど拠点の中を行き来するようなことはないため、あくまで"気がする"という程度ではある。


賛否ありそうなビジュアルの方向性
本作のアクション部分に関しては諸手を挙げて絶賛するところだが、ビジュアルに関しては好き嫌いが分かれそうだなと感じる。

恐らく視認性確保のためだろうか、アーマーや弾薬といったアイテム、HUD、そして敵のビジュアルにいたるまでギラギラとした蛍光色が非常に目立つ。
前作と比べてみるとその変化は著しい。
戦闘中は気にならない (というよりも気にする暇がない) が、改めてじっくりと見てみると背景からは随分と浮いて見える。
これがいいか悪いかは個人によるところが大きいと思うが、気になる場合は一度ストアのスクリーンショットや動画で確認しておくといいかもしれない。

追記:水中パートの作りが雑
ストーリー終盤、いくつかのミッションで水中を移動しながらギミックを解いていくパートがあるのだが、如何せん作りが雑すぎてちょっとストレスが溜まった。

まず、コリジョンがおかしいせいで変なところに引っかかってしまうことが多々あった。
特に水中から上がろうとした時、壁に近すぎると足場の縁に引っかかって登れず、結果水中に居られる許容時間をオーバーしてダメージを受けてしまうことも・・・。

また、不便なことに水中ではなぜか上方向へのダッシュが出来ない。
水平方向及び下方へのダッシュはできるのだが、上を向いてダッシュすると水平に突き進んでしまう。
そのため最初水中に入ったときは急いで上がろうとしても全然上に進まず、混乱することになった。

正直どちらもバグのようなものに思えるので、後々アップデートで修正されることを願いたい。
とりあえずストーリーにおいて水中パートの占める割合が少ないのが救いだろうか。

まとめ
最近のBethesda (id) ゲー、某76や某2の評価から買うのを様子見している方がいるなら、その心配は杞憂であると伝えたい。
本作は高い評価を得た前作DOOM (2016) の正当進化であり、前作を楽しめたなら今作も間違いなく楽しめるはずだ。

アクションとしては前作を踏襲しつつ、近代的な要素を数多く取り入れることで新たな魅力が生まれている。
収集要素やチャレンジ要素も多く、キャンペーン自体にもボリュームがある (ありそう) なので、やり込めばかなりの時間遊べるだろう。

惜しむらくはSteam版の値段が高い点だろうか。
Steamにこだわるのであればストアから買う以外選択肢はないので、涙をのんでおま値で購入するべし。
ゲームの出来自体はホントにいいので・・・。
Közzétéve: 2020. március 19. Legutóbb szerkesztve: 2020. március 23.
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10.0 óra a nyilvántartásban
良い点
✔ 美麗なグラフィック
✔ やりごたえのあるパズル
✔ ボリュームのあるストーリー
✔ バラエティ豊かなゲーム性

悪い点
✗ 終盤になるにつれ頻度を増す即死QTEと鬼ごっこ
✗ 序盤以降急速に失われていくホラー感
✗ 最適化不足

どんなゲームか
妻のエマとともに郊外の家に越してきたCIAの暗号分析官アダムと、過去にその家に住んでいて日記を残したニコラス。
この二人、過去と現在という視点を切り替えながらアダムとエマの周りに起こっている不可解な出来事の謎を解いていくホラー・サスペンス。

全体的に様々なホラーゲームに影響を受けていると思しき要素が多く、今までプレイしたことのある中ではAmnesiaThe Evil WithinBiohazard 7といったゲームの要素を色濃く感じた。

物語は複数のチャプターに分かれていて、それぞれのチャプターで雰囲気やゲーム性がガラッと変わる。
基本的にアダムを操作する現在パートがパズルと探索、ニコラスを操作する過去パートはホラーとアクションの比重が大きい。
最序盤こそ薄暗く息の詰まるようなホラー感を味わえるものの、章を進めるごとにSF、ファンタジー、サスペンス、ミステリなどが入り乱れてホラー感が薄れてしまうのが残念なところ。
その代わりプレイヤーを飽きさせないバラエティ豊かなゲーム性が盛り込まれており、絶対にウォーキングシミュレータとは呼ばせいないぞという開発の気概を感じられた (実際そんな気概があったかはさておき) 。

会話やドキュメントなど文章量が多く、レビュー時点 (2020/01/02) で日本語には対応していないため、ストーリーを楽しむためにはそれなりの英語力が必要とされる。
また、一部パズルも英語がわからないと難易度が上がるので、購入する際にはその辺りをよく検討することをオススメする。

これでもかと詰め込まれた様々な要素
本作のボリュームは初回プレイでおよそ8~10時間程度。
その中でただ歩いているだけの退屈な時間というのは非常に少ない。
あるときはオブジェクトを動かしたり破壊したり、拾ったアイテムで道を切り開き、あるときは量子観測機を片手に侵入者の手がかりを探しつつアノマリーを排除する。
またあるときは突然襲いかかってくる怪物をリボルバーで撃退し、かと思えば全力で逃げたりステルスで乗り切ったりカバーを使って攻撃をしのいだり・・・。
他にもロックピッキングやQTEなど、とにかくバラエティに富んだゲームプレイを体験できる。

おかげで最後まで飽きることなく楽しめたが、終盤はちょっと即死QTEと鬼ごっこの頻度が高すぎて食傷気味になった。
地味にロードが長いことも相まって、せっかく盛り上がってきたストーリーに水をさされているという感覚が否めなかった。

複合的でやりがいのあるパズル
これまでプレイしてきたホラーゲームで登場するパズルというと、物語の進行にアクセントを加えるおまけ程度の扱いである場合が多かった。
ところが本作は主人公が暗号分析官ということもあってか、パズルのほとんどはいくつかのヒントやアイテムを組み合わせて考える暗号解読のようなものになっている。
なんならそのまんまエニグマ解読をやらされる場面もある。
端的に言ってしまえば難易度が結構高いのだ。
ただし、その分解けたときの喜びも一入というもの。
パズルが好きな人には是非とも挑戦してもらいたい。

まとめ
本作はホラーを期待してプレイすると肩透かしを食らうが、謎解きアドベンチャーとしては歯ごたえのある良い作品だった。
ボリュームも丁度いい塩梅で、むしろこの値段にしては多い方ではないかと思う。
惜しむらくは日本語非対応であること。
あとはチャプター選択か任意のセーブ機能があればなお良かったと言える。
Közzétéve: 2020. január 1.
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5.5 óra a nyilvántartásban
良い点
✔ 全体的に高品質なグラフィック
✔ 場面に緩急をつけるサウンド
✔ ビデオカメラを使ったユニークなギミック
✔ 迫真のボイスアクト
✔ Bloober Teamお得意の演出
✔ グッボーイ

悪い点
✗ 分かりにくい導線
✗ 直感的じゃないUI
✗ 終盤のゲームプレイ

概要
Layers of FearObserverで知られるBloober Teamによる新作。
同名の映画をベースに作られているが、ストーリーは完全に独立しているため映画を見ていなくても問題なし。
プレイ時間は初回プレイでおよそ5~6時間程度。

全体に漂う雰囲気や所々の演出はホラーとして秀逸だが、終始導線が分かりにくいのがゲームとしてのテンポを大きく削いでいると感じた。
また、終盤はとある理由 (詳しくは後ほど) からプレイしていて若干ストレスがたまった。

基本的に満遍なくパズルや収集要素、そして敵との遭遇パートが散りばめられているため、Bloober Teamの過去作の中でも、『Layers of Fear』より『Observer』の方に寄った作りとなっている。
結構視点の動きが多く視野も狭いため、3D酔いが激しい人にはあまりオススメできないかもしれない。

総合的な評価は点数で表せば6.8/10といったところ。ギリおすすめ側。
ビジュアルや演出面で非常に優れているものの、ゲームとしてはプレイしていてやや不満が残る出来だった。
でも相棒の犬は可愛い。

以下詳細なレビュー。

グラフィックやサウンドは文句なし
この辺りは流石Bloober Team。
鬱蒼とした森や朽ちた建造物、グロテスクな死体等々、グラフィックに関しては他のインディーゲームと比較しても頭一つ抜けている。
サウンドも緩急がしっかりとしていて、危険が迫るような場面ではうまく緊張感を高めてくれる。
また、主人公エリスのボイスも情緒に富んでおり、不安や怒りといった感情がよく伝わってくるいい演技だった。
視点移動による場面の転換やループといったおなじみの演出も健在で、特に終盤ではこれらの要素が色濃く現れる。
一部の閉塞的な場面ではちょっと演出 (と視覚効果) が過剰気味で画面が見づらくなったりもしたが、全体的には非常によくできていると感じた。

ビデオを使ったユニークなパズル でも・・・
本作では要所要所でビデオテープの再生/停止を活用したパズルを駆使して道を切り開くことになる。
このアイディアは中々斬新だとプレイしていて感心した。
パズルとしては適度な難易度で、不気味な世界観を演出する役割も同時に果たしていて面白かった。

で、パズルについては何ら不満はないのだが、プレイしていて不満というか拍子抜けだったのが、ビデオカメラの使い道のなさである。
発売前、『ブレアウィッチ』の名やトレーラーから、てっきり暗視機能を使って視界を確保するのかなと思っていた。
さながらOutlastのように。
しかし実際にプレイしてみると視界確保の役割は懐中電灯が担っており、暗視機能は最後まで使い所のないおまけみたいなものだった。
そしてゲーム終盤ではなんだかレーダーじみた機能を発揮し、最終的にはライトと合体した。
なんか思ってたのと違う・・・。

必要な操作回数が多いUI
本作をプレイしていてテンポの悪さを感じる点の1つがUIの操作だ。
コントローラーでの操作に最適化しているためか、はたまた没入感のためか、とにかく目的の機能に到達するまでにかかる操作回数が多い。
プレイ中、主人公の携帯端末にそこそこの頻度でメールが届くのだが、
サークルメニュー → 携帯を選択 → メール機能を選択 → 目的のメールを開く
という工程を毎回行わなければならない。
また、後ろ2つについては目的の位置まで1個1個スクロールする必要があるため一段と面倒くさい。
もっとショートカットキーやマウス操作でサクサクと選択させてほしかった。

終盤のゲームプレイに関する不満点
ゲームの終盤、手元のビデオカメラに映る敵の姿を確認しつつ、それにライトを当てないようにして進む必要があるのだが、このパートはストレスが溜まった。
カメラが画面右下にあり、ライトが当たらないよう視界も若干下向きで、とにかく意識も視点も下に集中セざるを得ないのが原因である。
ビデオカメラを構えてほぼ画面いっぱいに表示することもできるのだが、その状態だと移動速度が極端に落ちるため、結局そのパートは最後までほとんど画面右下しか見ていなかった。
おまけにこのパートでは敵に触れると即死である。
とはいってもゲームの難易度自体は全く高いわけではないので、視点の不自由ささえ我慢すれば問題ないとも言える。

最後に
自分はBloober Teamのホラーゲームが好きだったので発売後すぐに飛びついたが、正直フルプライスで買うのはあまりオススメしない。
それと1周が短いかわりに収集要素やら分岐やらがあって、実績を埋めようとすると結構疲れると思う。
ゲームのビジュアルに強く惹かれるタイプの人にオススメ。
Közzétéve: 2019. december 28.
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162.6 óra a nyilvántartásban (17.0 óra az értékeléskor)
【良い点】
👍シンプルながらも極めがいのある剣戟アクション
👍複数のゲームモード
👍適度なゴア表現
👍豊富な武器・装備・装飾アイテム
👍自分だけのキャラクターを考える楽しさ
👍最大64人で対戦できるというお祭り感

【悪い点】
👎利便性の低いサーバーブラウザ
👎迷惑行為への対処方法がわかりにくい

Chivalry: Medieval Warfareの正当進化とも言える中世剣戟アクションゲーム。リリースから2日ほどゲームをプレイしてもXPやゴールド(装備のアンロックに使用するゲーム内マネー)が得られないという不具合があったが、ついに修正された。なのでその点はひとまずおいておき、実際のゲーム内容に関して詳しくレビューしていきたいと思う。

■駆け引きと勢いで戦うアクション
本作は弓やその他特殊な装備もあるが、基本的には剣や槍を装備して近接戦闘を楽しむゲームである。プレイヤーはマウスで方向を決めての切りつけや突き、そしてパリィやカウンターといった防御(兼攻撃)を駆使して相手にダメージを与えていくことになる。
最初のうちは適当に攻撃を振ったりするだけでも十分に楽しめる作りになっており、初心者でも周りの味方と一緒に敵を攻めることでお祭り感を味わえる。たとえ上級者であっても(おそらく)複数に囲まれた状態では為す術なく死んでしまうため、突出しないように注意しておけば、対戦ゲームにおける初心者にありがちな、ひたすらデスを積み重ねるだけという状況にもなりにくい。

ある程度プレイを重ねると、1vs1の状況においてどうやって勝てばいいのかという課題にぶち当たる。そうなってくると、それまでひたすら降っていた攻撃の中にフェイントを混ぜてみたり、盾持ちの強固な守りを崩すためにキックを使ったりと、戦闘に駆け引きが生まれてくるようになる。自分はこの駆け引きこそがこのゲームの醍醐味だと思う。相手の攻撃をうまくさばいてダメージを与えたときや、フェイントからの一撃で首を飛ばしたときなどはかなりの爽快。

要するに、ゲームの根幹である戦闘システム周りはよくできており、初心者から上級者までしっかりと楽しめる作りになっているため、そこは安心してほしい。

■豊富な装備と戦い方
裸一貫から装備を集めるバトルロイヤルモードやウェーブ形式のPvEであるHorde以外のゲームモードでは、いくつかの用意されたロードアウト、もしくは自身で自由に組み立てたロードアウトを選択して戦うことになる。用意されたロードアウトは様々なニーズに合わせて多数用意されているため、アンロックの進んでいない初期段階でも十分に戦うことができる。
武器や防具、その他見た目に関わる装飾アイテムはかなりの数が用意されており、それぞれは要求レベルに到達した上で、ゴールドを支払ってアンロックしていくことになる。
上でも触れたとおり、ローンチ後暫くの間は不具合のために好きな装備を使うことができず不満が出ていたものの、現在では修正されている。

自由にロードアウトを組む場合、プレイヤーは限られたポイントの中で武器や防具、Perk(キャラクターの特殊な能力)を選択する必要があるため、どういったビルドを組み立てるか試行錯誤するという楽しみがある。例えば、リーチや威力に優れた強力な武器を使いたい場合、それと引き換えに防御面は非常にもろくなるという具合に、攻撃を取るか防御を取るか、はたまたバランス型にするか。そういった装備の組み合わせを考えることに楽しみを見いだせるのならば、このゲームを延々と遊んでいられるだろう。

用意されている装備類はどれも一長一短であり、それぞれの武器に合わせて様々な戦い方を楽しむことができる。例えばダガーやレイピアなど片手で装備できる武器は素早い攻撃で敵のスキを突きやすいが、その代り威力やリーチを犠牲にしている。対して槍や両手剣と行った大きな装備は威力やリーチにアドバンテージがあるものの、攻撃時はスキが大きい。また、武器にはしっかりと当たり判定があるため、障害物の多い場所や狭い場所では長い武器が不利となっていまう。防具も武器と同じように一長一短で、装甲の厚さと移動速度がトレードオフとなっている。
一部他の武器と比べて強いと感じる武器もあるものの、基本的には武器間のバランスはよく取れているように思う。

■ちょうどいい塩梅のバカゲー要素
中世剣戟アクション、それだけ聞くといかにも殺伐としていそうな雰囲気だが、実際はバカゲーのお祭りゲーである。
64人が大戦争をしている中でひたすら楽器を演奏するやつ、剣に混じって拳で語ろうとするやつ、死ぬまで甲高い笑い声を上げ続けるやつなど十人十色。装飾アイテムの豊富さもあって、見るからに騎士っぽいのからパンツ一丁まで見た目も千差万別。敵味方で殺し合うゲームなれど、全くと言っていいほど殺伐とした雰囲気はない。
ゲーム内で使用可能なエモーションやラジオチャットも多数用意されており、いい具合に頭を空っぽにして楽しめるのも本作の良い点の一つだ。

■現状の不満点など
現状の不満点としては、
1. サーバーブラウザの表示が遅い。ソートがないなど機能性が低い。
2. ひたすら迷惑行為を続けるプレイヤーに対する対処法が実質無視しかない。
といった点があげられる。

まずサーバーブラウザについて。
クイックマッチが用意されているものの、時々うまく機能していないと思われる時があるため、サーバーブラウザもそこそこの頻度で使用する。しかし、一覧の表示が現れるまで20秒ほどかかるためテンポが悪い。また、いくつかフィルターが用意されてはいるが、サーバー名や人数などでソートし直す事ができないため若干扱いづらい。今後の改善に期待したいところ。

続いて迷惑行為について。
ゲームをプレイしていると、時々ひたすら味方を攻撃しているプレイヤーに出くわすことがある。こういったプレイヤーに対する処置(サーバーからのキックなど)が現状機能していないと言ってもいい。今までプレイしていて、チャットが荒れることはあれどキック投票が開始されるところを見たことがない。調べたところ、どうもキック投票はコンソールからコマンドとプレイヤーネームを入力する方式になっているらしい。
今の所自分は48人対戦のゲームモードを主にプレイしているため、迷惑行為を働くプレイヤーが一人いたところであまり気にしてはいないが、こういった操作はスコアボードなどから直感的に行えるようにしてほしいと思う。

【総評】
ゲーム部分は非常に面白い。特に勝負の駆け引きに関してはプレイするほど上達しているという感覚が自分でわかるため、やればやるほど更に楽しくなってくると感じる。
自分はChivalryを少し触った程度だったため、このジャンルのゲームをしっかりとプレイするのは本作が初となるが、気がついたらあっという間にプレイ時間が増えていた。
アンロック要素の豊富さもプレイのモチベーションに繋がるため、個人的には大きくプラス。
その反面、XP/ゴールドに関する不具合やサーバーブラウザの挙動といったゲームプレイ外の部分で大きく評価を落としているという点も否めない。今後はこういったシステム面を改善していってくれることに期待している。
Közzétéve: 2019. május 1. Legutóbb szerkesztve: 2019. november 27.
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195 személy találta hasznosnak ezt az értékelést
13 személy találta viccesnek ezt az értékelést
2
33.1 óra a nyilvántartásban
【良い点】
👍グラフィックの綺麗さと軽さ
👍ステルスで基地を開放した時の達成感
👍爆発・放火・狙撃、なんでもありのドンパチ感
👍大量のFT地点設置によるストレスのない移動
👍最初から最後まで通してCOOP可能
👍多少抜けているが便利な味方AI
👍相変わらずキャラの濃い敵キャラクター
👍いつものFARCRY

【悪い点】
👎強制的に進むストーリーミッション
👎武器の少なさ・カスタマイズ性の低さ
👎形骸化したハンティング
👎あまり代わり映えのないロケーション
👎マッチメイキングなし(フレンドとのみCOOP可能)
👎進行不能に陥るバグの数々
👎消化不良エンディング

評価項目
点数
グラフィック
8/10
サウンド
9/10
ゲームプレイ
6/10
ストーリー
4/10
総合評価
6.5/10

■ レビュー本文
今作の舞台はアメリカのモンタナ州、のどかな田舎のホープ・カウンティ。そこにはびこる、ファーザーことジョセフ・シードの率いる終末思想のカルト集団「エデンズ・ゲート」を相手に戦っていくことになる。やることは基本的に今までのシリーズとほぼ同じで、各地区で基地を制圧・解放しつつストーリーを進めていく。

敵の幹部は3つの地区にそれぞれ分かれており、各地区で敵を撃退したり破壊工作をすることで”レジスタンスポイント”が溜まっていく。このレジスタンスポイントが最大まで溜まるとその地区の幹部との決戦が始まり、3人の幹部を倒すことでファーザーとの最終決戦が始まる。各幹部もいい感じにイカれており、それぞれ毛色の違うボス戦が用意されているため、このあたりはプレイヤーを飽きさせないよう良い工夫がなされていると言える。しかし、レジスタンスポイントが一定数貯まる毎に強制的にその地区の幹部に関するストーリーミッションが進行するため、そこでゲームのテンポが悪くなってしまっているのが残念なところ。主人公はピ○チ姫ばりに拉致されてはその都度救出されることになり、プレイしているとああまたこの展開か、とうんざりしてしまうこととなる。おまけにパートナーを連れていても拉致時とボス戦は1人(COOPだと2人)きりで共闘感が余り感じられない点もプレイしていて気になった。

ストーリー関連ミッションのテンポの悪さは残念ではあるが、基地の解放や面白おかしいサブミッション、宝探しなどの要素はこれまでのFarcryシリーズが楽しめているのであれば間違いなく楽しめる水準だと言えるので安心して欲しい。また、今作ではパートナーとなる味方AIを最大2人まで連れて歩けるようになっており、それぞれが持つ固有の能力は戦闘やステルスにおいて非常に役に立つので、どんどん活用していくとゲームをより楽しめるだろう。

ロケーションに関しては、アメリカのモンタナ州にあるのどかな田舎ということもあって、3や4程の秘境感がなく、マップ自体も高低差に乏しくちょっと物足りない感があった。景観は素晴らしいがどこにいってもあまり代わり映えがせず、似たゲーム性のUBI製ゲーム、Ghost Recon Wildlandsと比べるとどうしても見劣りしてしまう。シリーズおなじみのウィングスーツも出番が減ってしまい、パークを取得してFT時にエアドロップを選択できるようになるまでは日の目を見ることがない。

これまでのシリーズから引き継いでいる要素に関しては今作でも大体楽しめるものとなっているが、Farcryシリーズの特徴の一つであるハンティングに関しては今作では形骸化してしまっている。これまでだと集めた動物の皮でクラフトしたり、クラフトのために特殊な敵をハントしにいったり、ハンティングにしっかりと意味があったのだが、今作では集めた皮はただ単に売るだけという換金アイテム扱いになっていしまっている。一応それぞれの動物の皮を一定数集めることでパークポイントがもらえるのだが、そもそもパーク自体がそれほど魅力的なものが揃っているわけでもなく、必要そうなものをいくつか取ったらあとはそこまで必要でもないという状態になってしまっている上、パークポイント自体も他の方法で簡単に手に入ってしまう。加えて、今作では武器の種類が乏しく、カスタマイズにおいてもサイトとサプレッサーを1つずつアンロックしてしまえばそれで終わりという程度になっているため、そこまで金が欲しくなるという場面も少ない。装備品のアップグレードのために皮を集めるのが面倒に感じるユーザーも当然いたのだろうが、自分としては今作のハンティングの仕様は少しばかり寂しく感じてしまった。

以下エンディングについてのネタバレ含む

そして、今作において最も評価が分かれるであろう点が、なんとも後味の悪いエンディングである。ファーザーとの最終決戦時にプレイヤーには「逃げる」か「戦う」の2つの選択肢が提示される。ここまでプレイしてきたユーザーの殆どはおそらくここで「戦う」を選ぶだろう。しかし、この選択による結末はバッドエンドに直行。世界はファーザーの言ったとおり、本当に核によって崩壊を始め、これまで協力してきたレジスタンスの面々は全滅。最後はバンカーでファーザーと2人きり取り残され物語は幕を閉じる。なんとも救いようがない。結局物語冒頭でファーザーを捕まえずに立ち去るのが最も賢い選択だったのである。このエンディングに辿り着くためにさんざん敵を殺して仲間を失ったのかと思うとやるせない。自分としてはこのエンディングはいただけない。


■ 総評
ここまで悪いところばかりクローズアップしてしまっているが、全体的にはいつものFarcryという感じで、基地解放や幻覚世界での戦闘など、これまでのシリーズを楽しめているのであれば変わらず楽しめる出来にはなっていると思われる。あらは目立つがベースはしっかりとしているので、クリアまでは楽しくプレイすることができた。また、今作はフレンドとストーリーミッションを含めて最初から最後までCOOPでのプレイが可能となっており、この点は今までのシリーズよりも良かったといえる。やっぱりこのシリーズは馬鹿なことをして騒ぐのが楽しいので、この仕様はありがたかった。欲を言えばフレンド以外ともマッチングできるようにもしてほしかったところ。総合評価は上でも書いている通り6.5/10と手放しで褒められる出来ではないが、クソゲーと言って投げ捨ててしまうのはもったいないため、様子を見ている人は半額程度まで値下がりしたくらいで購入を検討してみてはいかがだろうか。
Közzétéve: 2018. április 3.
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2 személy találta viccesnek ezt az értékelést
3.4 óra a nyilvántartásban (1.9 óra az értékeléskor)
【良い点】
👍値段の割に良質なグラフィック

【悪い点】
👎マップの端から端まで何度も往復させるようなレベルデザイン
👎全くロジカルでないパズル
👎取ってつけたような大音量ドッキリ
👎テンポの悪いカットシーン

■あらすじ
兄弟であるArasErhanは幼少期を奇妙な出来事の起こる古い祖母の屋敷(No70)で過ごした。祖母の死から20年後、二人の兄弟はそれぞれ別に暮らしていた。そんなある日、Erhanは家の中の何かがおかしいことに気づき、その原因を探るも途中で忽然と姿を消してしまう。Aranは長らくErhanと連絡が取れなかったため、遂に彼の足跡をたどることを決意した――。Erhanの身に何が起こったのか、No70での奇妙な出来事は何だったのか、その謎を追うホラーパズルアドベンチャー。

■レビュー本文
雰囲気のあるトレーラー、ゴージャスなライティング、独特のギミック・・・・・・。それらに惹かれて本作を購入しプレイしてみたわけだが、グラフィックに関してはなるほど、値段の割には中々のクオリティである。特に屋外のマップは夕日が映え、環境の美しさが際立っていた。
廃墟と森、そしてきれいな夕日が印象的だ
が、しかし、肝心のゲームプレイに関しては非常にフラストレーションの溜まる出来であったと言わざるをえない。

まず、とにかく無意味なほどにマップを行ったり来たりさせられる。例えると、
左端のスイッチを押したら右端のドアが開き、そのドアの先にあるギミックを解くために左端にあるアイテムを取りに行き、戻ってギミックを解くと左端にあったドアが開く
こんなレベルのめんどくささである。一直線に進ませろとまでは言わないものの、もうちょっとどうにかならなかったのだろうか。

そして次にプレイヤーの頭を悩ませるのが、もはや推理させる気のないパズルだ。普通パズルというからには、解答へと導くための示唆、ヒントがあってしかるべきなのだが、本作では必要なアイテムを取得後、初めてギミックに触れるようになる。当然それまでなんの示唆もないことが多い上、一部はもはや意味不明なアイテムの組み合わせと使い方をするので、結局プレイヤーは周りのものにひたすらクロスヘアを合わせてインタラクトできるかを逐一試さなくてはならない。しかも、今まで何もなかった場所に脈絡なく必要なアイテムが現れることもあるため、プレイヤーはアイテムを拾ったりギミックを動かしたりするたびにマップを往復して探索をする必要が出てくる。さらに、アイテムを拾うためにはそれに密着するほど近づく必要があるので、部屋の隅々まで歩き回って視点をグリグリ動かす必要まである。推理もクソもなくひたすらオブジェクトをセンターに入れてクリック、これをパズルと呼ぶなら大体のFPSはパズルと呼べるだろう。
以下、このゲームにおけるパズルの一例(ネタバレにもなる為伏せてあります)
地下で洗剤を拾った! → 実はスタート地点(2回の奥)にあった鏡が汚れていた! → 鏡をキレイにしたら後ろの壁にパスワードが! (汚れている旨の記述が一度もない)
部屋に閉じ込められた! → 床に落ちてた記事を拾ってドアの下に通してみた! → ラジオペンチが拾えるようになったからそれで壁に刺さっていた釘を抜いてみた! → 抜いた釘を鍵穴に差し込んでみた! → 下に通した記事を引っ張り戻してみると鍵が乗ってた!(全体的に意味不明)
扉を開けるのにアイテムが3つ必要だ! → 2つは見つかったからはめ込んでみた! → 序盤に通り過ぎた部屋のテレビの角に最後のアイテムが出現した! (脈絡がなさすぎて地道な探索が不可欠)
全部が全部この調子というわけではないが、とにかくパズルの出来は全体的に良いとは言えず、折角の良いグラフィックなどを楽しむ心の余裕をプレイヤーから奪ってしまっていると感じた。

また、ホラーとしての出来に関しては、これまた微妙と言わざるをえない。プレイヤーを不安にさせるような雰囲気はほとんどなく、その状態から放たれる大音量系ジャンプスケアは実に滑稽なものであった。やはりこういった脅かし方はそもそもの雰囲気がベースにあって初めて楽しめるものであり、それができていない状態で使われるとただのチープな演出としか思えなかった。

最後に気なったのが、これが意図したものなのかどうかは分からないが、全てのカットシーンにおいて、演出が終わったと思われる(画面に変化がなくなる)のに、その後数十秒に渡って次の場面に移行しないという点である。このせいでカットシーンに入るといちいちテンポが悪くなり、ゲームプレイを阻害していると感じられた。もしこれが意図しないものであるならば、今後のアップデートで改善されることを期待したい。
なんの変化もなくなったカットシーンを数十秒見せつけられる

■総評
グラフィックはよくできているもののストーリーに起伏がなく、肝心のゲームプレイがあまり楽しめないので、パズル部分などは諦めてウォーキングシミュレータと考えて購入を検討するといいかもしれない。ボリュームは初回プレイで1~2時間程度と短めだが、値段が手頃なこともあり、その点に関して大きな不満はない。実績も1つを除いてストーリーを進めれば勝手に解除されていくので、実績解除が好きな人にはオススメ。トレーラーやスクリーンショットを見て購入を考えているのであれば、とりあえず一旦待って、セール時にあまり期待せずに買うといいだろう。
Közzétéve: 2018. január 19. Legutóbb szerkesztve: 2018. január 19.
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11–20/44 bejegyzés mutatása