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a fiókon

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21–30/49 bejegyzés mutatása
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10.0 óra a nyilvántartásban
良い点
✔ 美麗なグラフィック
✔ やりごたえのあるパズル
✔ ボリュームのあるストーリー
✔ バラエティ豊かなゲーム性

悪い点
✗ 終盤になるにつれ頻度を増す即死QTEと鬼ごっこ
✗ 序盤以降急速に失われていくホラー感
✗ 最適化不足

どんなゲームか
妻のエマとともに郊外の家に越してきたCIAの暗号分析官アダムと、過去にその家に住んでいて日記を残したニコラス。
この二人、過去と現在という視点を切り替えながらアダムとエマの周りに起こっている不可解な出来事の謎を解いていくホラー・サスペンス。

全体的に様々なホラーゲームに影響を受けていると思しき要素が多く、今までプレイしたことのある中ではAmnesiaThe Evil WithinBiohazard 7といったゲームの要素を色濃く感じた。

物語は複数のチャプターに分かれていて、それぞれのチャプターで雰囲気やゲーム性がガラッと変わる。
基本的にアダムを操作する現在パートがパズルと探索、ニコラスを操作する過去パートはホラーとアクションの比重が大きい。
最序盤こそ薄暗く息の詰まるようなホラー感を味わえるものの、章を進めるごとにSF、ファンタジー、サスペンス、ミステリなどが入り乱れてホラー感が薄れてしまうのが残念なところ。
その代わりプレイヤーを飽きさせないバラエティ豊かなゲーム性が盛り込まれており、絶対にウォーキングシミュレータとは呼ばせいないぞという開発の気概を感じられた (実際そんな気概があったかはさておき) 。

会話やドキュメントなど文章量が多く、レビュー時点 (2020/01/02) で日本語には対応していないため、ストーリーを楽しむためにはそれなりの英語力が必要とされる。
また、一部パズルも英語がわからないと難易度が上がるので、購入する際にはその辺りをよく検討することをオススメする。

これでもかと詰め込まれた様々な要素
本作のボリュームは初回プレイでおよそ8~10時間程度。
その中でただ歩いているだけの退屈な時間というのは非常に少ない。
あるときはオブジェクトを動かしたり破壊したり、拾ったアイテムで道を切り開き、あるときは量子観測機を片手に侵入者の手がかりを探しつつアノマリーを排除する。
またあるときは突然襲いかかってくる怪物をリボルバーで撃退し、かと思えば全力で逃げたりステルスで乗り切ったりカバーを使って攻撃をしのいだり・・・。
他にもロックピッキングやQTEなど、とにかくバラエティに富んだゲームプレイを体験できる。

おかげで最後まで飽きることなく楽しめたが、終盤はちょっと即死QTEと鬼ごっこの頻度が高すぎて食傷気味になった。
地味にロードが長いことも相まって、せっかく盛り上がってきたストーリーに水をさされているという感覚が否めなかった。

複合的でやりがいのあるパズル
これまでプレイしてきたホラーゲームで登場するパズルというと、物語の進行にアクセントを加えるおまけ程度の扱いである場合が多かった。
ところが本作は主人公が暗号分析官ということもあってか、パズルのほとんどはいくつかのヒントやアイテムを組み合わせて考える暗号解読のようなものになっている。
なんならそのまんまエニグマ解読をやらされる場面もある。
端的に言ってしまえば難易度が結構高いのだ。
ただし、その分解けたときの喜びも一入というもの。
パズルが好きな人には是非とも挑戦してもらいたい。

まとめ
本作はホラーを期待してプレイすると肩透かしを食らうが、謎解きアドベンチャーとしては歯ごたえのある良い作品だった。
ボリュームも丁度いい塩梅で、むしろこの値段にしては多い方ではないかと思う。
惜しむらくは日本語非対応であること。
あとはチャプター選択か任意のセーブ機能があればなお良かったと言える。
Közzétéve: 2020. január 1.
Hasznos volt ez az értékelés? Igen Nem Vicces Díjazás
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5.5 óra a nyilvántartásban
良い点
✔ 全体的に高品質なグラフィック
✔ 場面に緩急をつけるサウンド
✔ ビデオカメラを使ったユニークなギミック
✔ 迫真のボイスアクト
✔ Bloober Teamお得意の演出
✔ グッボーイ

悪い点
✗ 分かりにくい導線
✗ 直感的じゃないUI
✗ 終盤のゲームプレイ

概要
Layers of FearObserverで知られるBloober Teamによる新作。
同名の映画をベースに作られているが、ストーリーは完全に独立しているため映画を見ていなくても問題なし。
プレイ時間は初回プレイでおよそ5~6時間程度。

全体に漂う雰囲気や所々の演出はホラーとして秀逸だが、終始導線が分かりにくいのがゲームとしてのテンポを大きく削いでいると感じた。
また、終盤はとある理由 (詳しくは後ほど) からプレイしていて若干ストレスがたまった。

基本的に満遍なくパズルや収集要素、そして敵との遭遇パートが散りばめられているため、Bloober Teamの過去作の中でも、『Layers of Fear』より『Observer』の方に寄った作りとなっている。
結構視点の動きが多く視野も狭いため、3D酔いが激しい人にはあまりオススメできないかもしれない。

総合的な評価は点数で表せば6.8/10といったところ。ギリおすすめ側。
ビジュアルや演出面で非常に優れているものの、ゲームとしてはプレイしていてやや不満が残る出来だった。
でも相棒の犬は可愛い。

以下詳細なレビュー。

グラフィックやサウンドは文句なし
この辺りは流石Bloober Team。
鬱蒼とした森や朽ちた建造物、グロテスクな死体等々、グラフィックに関しては他のインディーゲームと比較しても頭一つ抜けている。
サウンドも緩急がしっかりとしていて、危険が迫るような場面ではうまく緊張感を高めてくれる。
また、主人公エリスのボイスも情緒に富んでおり、不安や怒りといった感情がよく伝わってくるいい演技だった。
視点移動による場面の転換やループといったおなじみの演出も健在で、特に終盤ではこれらの要素が色濃く現れる。
一部の閉塞的な場面ではちょっと演出 (と視覚効果) が過剰気味で画面が見づらくなったりもしたが、全体的には非常によくできていると感じた。

ビデオを使ったユニークなパズル でも・・・
本作では要所要所でビデオテープの再生/停止を活用したパズルを駆使して道を切り開くことになる。
このアイディアは中々斬新だとプレイしていて感心した。
パズルとしては適度な難易度で、不気味な世界観を演出する役割も同時に果たしていて面白かった。

で、パズルについては何ら不満はないのだが、プレイしていて不満というか拍子抜けだったのが、ビデオカメラの使い道のなさである。
発売前、『ブレアウィッチ』の名やトレーラーから、てっきり暗視機能を使って視界を確保するのかなと思っていた。
さながらOutlastのように。
しかし実際にプレイしてみると視界確保の役割は懐中電灯が担っており、暗視機能は最後まで使い所のないおまけみたいなものだった。
そしてゲーム終盤ではなんだかレーダーじみた機能を発揮し、最終的にはライトと合体した。
なんか思ってたのと違う・・・。

必要な操作回数が多いUI
本作をプレイしていてテンポの悪さを感じる点の1つがUIの操作だ。
コントローラーでの操作に最適化しているためか、はたまた没入感のためか、とにかく目的の機能に到達するまでにかかる操作回数が多い。
プレイ中、主人公の携帯端末にそこそこの頻度でメールが届くのだが、
サークルメニュー → 携帯を選択 → メール機能を選択 → 目的のメールを開く
という工程を毎回行わなければならない。
また、後ろ2つについては目的の位置まで1個1個スクロールする必要があるため一段と面倒くさい。
もっとショートカットキーやマウス操作でサクサクと選択させてほしかった。

終盤のゲームプレイに関する不満点
ゲームの終盤、手元のビデオカメラに映る敵の姿を確認しつつ、それにライトを当てないようにして進む必要があるのだが、このパートはストレスが溜まった。
カメラが画面右下にあり、ライトが当たらないよう視界も若干下向きで、とにかく意識も視点も下に集中セざるを得ないのが原因である。
ビデオカメラを構えてほぼ画面いっぱいに表示することもできるのだが、その状態だと移動速度が極端に落ちるため、結局そのパートは最後までほとんど画面右下しか見ていなかった。
おまけにこのパートでは敵に触れると即死である。
とはいってもゲームの難易度自体は全く高いわけではないので、視点の不自由ささえ我慢すれば問題ないとも言える。

最後に
自分はBloober Teamのホラーゲームが好きだったので発売後すぐに飛びついたが、正直フルプライスで買うのはあまりオススメしない。
それと1周が短いかわりに収集要素やら分岐やらがあって、実績を埋めようとすると結構疲れると思う。
ゲームのビジュアルに強く惹かれるタイプの人にオススメ。
Közzétéve: 2019. december 28.
Hasznos volt ez az értékelés? Igen Nem Vicces Díjazás
91 személy találta hasznosnak ezt az értékelést
9 személy találta viccesnek ezt az értékelést
162.6 óra a nyilvántartásban (17.0 óra az értékeléskor)
【良い点】
👍シンプルながらも極めがいのある剣戟アクション
👍複数のゲームモード
👍適度なゴア表現
👍豊富な武器・装備・装飾アイテム
👍自分だけのキャラクターを考える楽しさ
👍最大64人で対戦できるというお祭り感

【悪い点】
👎利便性の低いサーバーブラウザ
👎迷惑行為への対処方法がわかりにくい

Chivalry: Medieval Warfareの正当進化とも言える中世剣戟アクションゲーム。リリースから2日ほどゲームをプレイしてもXPやゴールド(装備のアンロックに使用するゲーム内マネー)が得られないという不具合があったが、ついに修正された。なのでその点はひとまずおいておき、実際のゲーム内容に関して詳しくレビューしていきたいと思う。

■駆け引きと勢いで戦うアクション
本作は弓やその他特殊な装備もあるが、基本的には剣や槍を装備して近接戦闘を楽しむゲームである。プレイヤーはマウスで方向を決めての切りつけや突き、そしてパリィやカウンターといった防御(兼攻撃)を駆使して相手にダメージを与えていくことになる。
最初のうちは適当に攻撃を振ったりするだけでも十分に楽しめる作りになっており、初心者でも周りの味方と一緒に敵を攻めることでお祭り感を味わえる。たとえ上級者であっても(おそらく)複数に囲まれた状態では為す術なく死んでしまうため、突出しないように注意しておけば、対戦ゲームにおける初心者にありがちな、ひたすらデスを積み重ねるだけという状況にもなりにくい。

ある程度プレイを重ねると、1vs1の状況においてどうやって勝てばいいのかという課題にぶち当たる。そうなってくると、それまでひたすら降っていた攻撃の中にフェイントを混ぜてみたり、盾持ちの強固な守りを崩すためにキックを使ったりと、戦闘に駆け引きが生まれてくるようになる。自分はこの駆け引きこそがこのゲームの醍醐味だと思う。相手の攻撃をうまくさばいてダメージを与えたときや、フェイントからの一撃で首を飛ばしたときなどはかなりの爽快。

要するに、ゲームの根幹である戦闘システム周りはよくできており、初心者から上級者までしっかりと楽しめる作りになっているため、そこは安心してほしい。

■豊富な装備と戦い方
裸一貫から装備を集めるバトルロイヤルモードやウェーブ形式のPvEであるHorde以外のゲームモードでは、いくつかの用意されたロードアウト、もしくは自身で自由に組み立てたロードアウトを選択して戦うことになる。用意されたロードアウトは様々なニーズに合わせて多数用意されているため、アンロックの進んでいない初期段階でも十分に戦うことができる。
武器や防具、その他見た目に関わる装飾アイテムはかなりの数が用意されており、それぞれは要求レベルに到達した上で、ゴールドを支払ってアンロックしていくことになる。
上でも触れたとおり、ローンチ後暫くの間は不具合のために好きな装備を使うことができず不満が出ていたものの、現在では修正されている。

自由にロードアウトを組む場合、プレイヤーは限られたポイントの中で武器や防具、Perk(キャラクターの特殊な能力)を選択する必要があるため、どういったビルドを組み立てるか試行錯誤するという楽しみがある。例えば、リーチや威力に優れた強力な武器を使いたい場合、それと引き換えに防御面は非常にもろくなるという具合に、攻撃を取るか防御を取るか、はたまたバランス型にするか。そういった装備の組み合わせを考えることに楽しみを見いだせるのならば、このゲームを延々と遊んでいられるだろう。

用意されている装備類はどれも一長一短であり、それぞれの武器に合わせて様々な戦い方を楽しむことができる。例えばダガーやレイピアなど片手で装備できる武器は素早い攻撃で敵のスキを突きやすいが、その代り威力やリーチを犠牲にしている。対して槍や両手剣と行った大きな装備は威力やリーチにアドバンテージがあるものの、攻撃時はスキが大きい。また、武器にはしっかりと当たり判定があるため、障害物の多い場所や狭い場所では長い武器が不利となっていまう。防具も武器と同じように一長一短で、装甲の厚さと移動速度がトレードオフとなっている。
一部他の武器と比べて強いと感じる武器もあるものの、基本的には武器間のバランスはよく取れているように思う。

■ちょうどいい塩梅のバカゲー要素
中世剣戟アクション、それだけ聞くといかにも殺伐としていそうな雰囲気だが、実際はバカゲーのお祭りゲーである。
64人が大戦争をしている中でひたすら楽器を演奏するやつ、剣に混じって拳で語ろうとするやつ、死ぬまで甲高い笑い声を上げ続けるやつなど十人十色。装飾アイテムの豊富さもあって、見るからに騎士っぽいのからパンツ一丁まで見た目も千差万別。敵味方で殺し合うゲームなれど、全くと言っていいほど殺伐とした雰囲気はない。
ゲーム内で使用可能なエモーションやラジオチャットも多数用意されており、いい具合に頭を空っぽにして楽しめるのも本作の良い点の一つだ。

■現状の不満点など
現状の不満点としては、
1. サーバーブラウザの表示が遅い。ソートがないなど機能性が低い。
2. ひたすら迷惑行為を続けるプレイヤーに対する対処法が実質無視しかない。
といった点があげられる。

まずサーバーブラウザについて。
クイックマッチが用意されているものの、時々うまく機能していないと思われる時があるため、サーバーブラウザもそこそこの頻度で使用する。しかし、一覧の表示が現れるまで20秒ほどかかるためテンポが悪い。また、いくつかフィルターが用意されてはいるが、サーバー名や人数などでソートし直す事ができないため若干扱いづらい。今後の改善に期待したいところ。

続いて迷惑行為について。
ゲームをプレイしていると、時々ひたすら味方を攻撃しているプレイヤーに出くわすことがある。こういったプレイヤーに対する処置(サーバーからのキックなど)が現状機能していないと言ってもいい。今までプレイしていて、チャットが荒れることはあれどキック投票が開始されるところを見たことがない。調べたところ、どうもキック投票はコンソールからコマンドとプレイヤーネームを入力する方式になっているらしい。
今の所自分は48人対戦のゲームモードを主にプレイしているため、迷惑行為を働くプレイヤーが一人いたところであまり気にしてはいないが、こういった操作はスコアボードなどから直感的に行えるようにしてほしいと思う。

【総評】
ゲーム部分は非常に面白い。特に勝負の駆け引きに関してはプレイするほど上達しているという感覚が自分でわかるため、やればやるほど更に楽しくなってくると感じる。
自分はChivalryを少し触った程度だったため、このジャンルのゲームをしっかりとプレイするのは本作が初となるが、気がついたらあっという間にプレイ時間が増えていた。
アンロック要素の豊富さもプレイのモチベーションに繋がるため、個人的には大きくプラス。
その反面、XP/ゴールドに関する不具合やサーバーブラウザの挙動といったゲームプレイ外の部分で大きく評価を落としているという点も否めない。今後はこういったシステム面を改善していってくれることに期待している。
Közzétéve: 2019. május 1. Legutóbb szerkesztve: 2019. november 27.
Hasznos volt ez az értékelés? Igen Nem Vicces Díjazás
195 személy találta hasznosnak ezt az értékelést
13 személy találta viccesnek ezt az értékelést
2
33.1 óra a nyilvántartásban
【良い点】
👍グラフィックの綺麗さと軽さ
👍ステルスで基地を開放した時の達成感
👍爆発・放火・狙撃、なんでもありのドンパチ感
👍大量のFT地点設置によるストレスのない移動
👍最初から最後まで通してCOOP可能
👍多少抜けているが便利な味方AI
👍相変わらずキャラの濃い敵キャラクター
👍いつものFARCRY

【悪い点】
👎強制的に進むストーリーミッション
👎武器の少なさ・カスタマイズ性の低さ
👎形骸化したハンティング
👎あまり代わり映えのないロケーション
👎マッチメイキングなし(フレンドとのみCOOP可能)
👎進行不能に陥るバグの数々
👎消化不良エンディング

評価項目
点数
グラフィック
8/10
サウンド
9/10
ゲームプレイ
6/10
ストーリー
4/10
総合評価
6.5/10

■ レビュー本文
今作の舞台はアメリカのモンタナ州、のどかな田舎のホープ・カウンティ。そこにはびこる、ファーザーことジョセフ・シードの率いる終末思想のカルト集団「エデンズ・ゲート」を相手に戦っていくことになる。やることは基本的に今までのシリーズとほぼ同じで、各地区で基地を制圧・解放しつつストーリーを進めていく。

敵の幹部は3つの地区にそれぞれ分かれており、各地区で敵を撃退したり破壊工作をすることで”レジスタンスポイント”が溜まっていく。このレジスタンスポイントが最大まで溜まるとその地区の幹部との決戦が始まり、3人の幹部を倒すことでファーザーとの最終決戦が始まる。各幹部もいい感じにイカれており、それぞれ毛色の違うボス戦が用意されているため、このあたりはプレイヤーを飽きさせないよう良い工夫がなされていると言える。しかし、レジスタンスポイントが一定数貯まる毎に強制的にその地区の幹部に関するストーリーミッションが進行するため、そこでゲームのテンポが悪くなってしまっているのが残念なところ。主人公はピ○チ姫ばりに拉致されてはその都度救出されることになり、プレイしているとああまたこの展開か、とうんざりしてしまうこととなる。おまけにパートナーを連れていても拉致時とボス戦は1人(COOPだと2人)きりで共闘感が余り感じられない点もプレイしていて気になった。

ストーリー関連ミッションのテンポの悪さは残念ではあるが、基地の解放や面白おかしいサブミッション、宝探しなどの要素はこれまでのFarcryシリーズが楽しめているのであれば間違いなく楽しめる水準だと言えるので安心して欲しい。また、今作ではパートナーとなる味方AIを最大2人まで連れて歩けるようになっており、それぞれが持つ固有の能力は戦闘やステルスにおいて非常に役に立つので、どんどん活用していくとゲームをより楽しめるだろう。

ロケーションに関しては、アメリカのモンタナ州にあるのどかな田舎ということもあって、3や4程の秘境感がなく、マップ自体も高低差に乏しくちょっと物足りない感があった。景観は素晴らしいがどこにいってもあまり代わり映えがせず、似たゲーム性のUBI製ゲーム、Ghost Recon Wildlandsと比べるとどうしても見劣りしてしまう。シリーズおなじみのウィングスーツも出番が減ってしまい、パークを取得してFT時にエアドロップを選択できるようになるまでは日の目を見ることがない。

これまでのシリーズから引き継いでいる要素に関しては今作でも大体楽しめるものとなっているが、Farcryシリーズの特徴の一つであるハンティングに関しては今作では形骸化してしまっている。これまでだと集めた動物の皮でクラフトしたり、クラフトのために特殊な敵をハントしにいったり、ハンティングにしっかりと意味があったのだが、今作では集めた皮はただ単に売るだけという換金アイテム扱いになっていしまっている。一応それぞれの動物の皮を一定数集めることでパークポイントがもらえるのだが、そもそもパーク自体がそれほど魅力的なものが揃っているわけでもなく、必要そうなものをいくつか取ったらあとはそこまで必要でもないという状態になってしまっている上、パークポイント自体も他の方法で簡単に手に入ってしまう。加えて、今作では武器の種類が乏しく、カスタマイズにおいてもサイトとサプレッサーを1つずつアンロックしてしまえばそれで終わりという程度になっているため、そこまで金が欲しくなるという場面も少ない。装備品のアップグレードのために皮を集めるのが面倒に感じるユーザーも当然いたのだろうが、自分としては今作のハンティングの仕様は少しばかり寂しく感じてしまった。

以下エンディングについてのネタバレ含む

そして、今作において最も評価が分かれるであろう点が、なんとも後味の悪いエンディングである。ファーザーとの最終決戦時にプレイヤーには「逃げる」か「戦う」の2つの選択肢が提示される。ここまでプレイしてきたユーザーの殆どはおそらくここで「戦う」を選ぶだろう。しかし、この選択による結末はバッドエンドに直行。世界はファーザーの言ったとおり、本当に核によって崩壊を始め、これまで協力してきたレジスタンスの面々は全滅。最後はバンカーでファーザーと2人きり取り残され物語は幕を閉じる。なんとも救いようがない。結局物語冒頭でファーザーを捕まえずに立ち去るのが最も賢い選択だったのである。このエンディングに辿り着くためにさんざん敵を殺して仲間を失ったのかと思うとやるせない。自分としてはこのエンディングはいただけない。


■ 総評
ここまで悪いところばかりクローズアップしてしまっているが、全体的にはいつものFarcryという感じで、基地解放や幻覚世界での戦闘など、これまでのシリーズを楽しめているのであれば変わらず楽しめる出来にはなっていると思われる。あらは目立つがベースはしっかりとしているので、クリアまでは楽しくプレイすることができた。また、今作はフレンドとストーリーミッションを含めて最初から最後までCOOPでのプレイが可能となっており、この点は今までのシリーズよりも良かったといえる。やっぱりこのシリーズは馬鹿なことをして騒ぐのが楽しいので、この仕様はありがたかった。欲を言えばフレンド以外ともマッチングできるようにもしてほしかったところ。総合評価は上でも書いている通り6.5/10と手放しで褒められる出来ではないが、クソゲーと言って投げ捨ててしまうのはもったいないため、様子を見ている人は半額程度まで値下がりしたくらいで購入を検討してみてはいかがだろうか。
Közzétéve: 2018. április 3.
Hasznos volt ez az értékelés? Igen Nem Vicces Díjazás
49 személy találta hasznosnak ezt az értékelést
2 személy találta viccesnek ezt az értékelést
3.4 óra a nyilvántartásban (1.9 óra az értékeléskor)
【良い点】
👍値段の割に良質なグラフィック

【悪い点】
👎マップの端から端まで何度も往復させるようなレベルデザイン
👎全くロジカルでないパズル
👎取ってつけたような大音量ドッキリ
👎テンポの悪いカットシーン

■あらすじ
兄弟であるArasErhanは幼少期を奇妙な出来事の起こる古い祖母の屋敷(No70)で過ごした。祖母の死から20年後、二人の兄弟はそれぞれ別に暮らしていた。そんなある日、Erhanは家の中の何かがおかしいことに気づき、その原因を探るも途中で忽然と姿を消してしまう。Aranは長らくErhanと連絡が取れなかったため、遂に彼の足跡をたどることを決意した――。Erhanの身に何が起こったのか、No70での奇妙な出来事は何だったのか、その謎を追うホラーパズルアドベンチャー。

■レビュー本文
雰囲気のあるトレーラー、ゴージャスなライティング、独特のギミック・・・・・・。それらに惹かれて本作を購入しプレイしてみたわけだが、グラフィックに関してはなるほど、値段の割には中々のクオリティである。特に屋外のマップは夕日が映え、環境の美しさが際立っていた。
廃墟と森、そしてきれいな夕日が印象的だ
が、しかし、肝心のゲームプレイに関しては非常にフラストレーションの溜まる出来であったと言わざるをえない。

まず、とにかく無意味なほどにマップを行ったり来たりさせられる。例えると、
左端のスイッチを押したら右端のドアが開き、そのドアの先にあるギミックを解くために左端にあるアイテムを取りに行き、戻ってギミックを解くと左端にあったドアが開く
こんなレベルのめんどくささである。一直線に進ませろとまでは言わないものの、もうちょっとどうにかならなかったのだろうか。

そして次にプレイヤーの頭を悩ませるのが、もはや推理させる気のないパズルだ。普通パズルというからには、解答へと導くための示唆、ヒントがあってしかるべきなのだが、本作では必要なアイテムを取得後、初めてギミックに触れるようになる。当然それまでなんの示唆もないことが多い上、一部はもはや意味不明なアイテムの組み合わせと使い方をするので、結局プレイヤーは周りのものにひたすらクロスヘアを合わせてインタラクトできるかを逐一試さなくてはならない。しかも、今まで何もなかった場所に脈絡なく必要なアイテムが現れることもあるため、プレイヤーはアイテムを拾ったりギミックを動かしたりするたびにマップを往復して探索をする必要が出てくる。さらに、アイテムを拾うためにはそれに密着するほど近づく必要があるので、部屋の隅々まで歩き回って視点をグリグリ動かす必要まである。推理もクソもなくひたすらオブジェクトをセンターに入れてクリック、これをパズルと呼ぶなら大体のFPSはパズルと呼べるだろう。
以下、このゲームにおけるパズルの一例(ネタバレにもなる為伏せてあります)
地下で洗剤を拾った! → 実はスタート地点(2回の奥)にあった鏡が汚れていた! → 鏡をキレイにしたら後ろの壁にパスワードが! (汚れている旨の記述が一度もない)
部屋に閉じ込められた! → 床に落ちてた記事を拾ってドアの下に通してみた! → ラジオペンチが拾えるようになったからそれで壁に刺さっていた釘を抜いてみた! → 抜いた釘を鍵穴に差し込んでみた! → 下に通した記事を引っ張り戻してみると鍵が乗ってた!(全体的に意味不明)
扉を開けるのにアイテムが3つ必要だ! → 2つは見つかったからはめ込んでみた! → 序盤に通り過ぎた部屋のテレビの角に最後のアイテムが出現した! (脈絡がなさすぎて地道な探索が不可欠)
全部が全部この調子というわけではないが、とにかくパズルの出来は全体的に良いとは言えず、折角の良いグラフィックなどを楽しむ心の余裕をプレイヤーから奪ってしまっていると感じた。

また、ホラーとしての出来に関しては、これまた微妙と言わざるをえない。プレイヤーを不安にさせるような雰囲気はほとんどなく、その状態から放たれる大音量系ジャンプスケアは実に滑稽なものであった。やはりこういった脅かし方はそもそもの雰囲気がベースにあって初めて楽しめるものであり、それができていない状態で使われるとただのチープな演出としか思えなかった。

最後に気なったのが、これが意図したものなのかどうかは分からないが、全てのカットシーンにおいて、演出が終わったと思われる(画面に変化がなくなる)のに、その後数十秒に渡って次の場面に移行しないという点である。このせいでカットシーンに入るといちいちテンポが悪くなり、ゲームプレイを阻害していると感じられた。もしこれが意図しないものであるならば、今後のアップデートで改善されることを期待したい。
なんの変化もなくなったカットシーンを数十秒見せつけられる

■総評
グラフィックはよくできているもののストーリーに起伏がなく、肝心のゲームプレイがあまり楽しめないので、パズル部分などは諦めてウォーキングシミュレータと考えて購入を検討するといいかもしれない。ボリュームは初回プレイで1~2時間程度と短めだが、値段が手頃なこともあり、その点に関して大きな不満はない。実績も1つを除いてストーリーを進めれば勝手に解除されていくので、実績解除が好きな人にはオススメ。トレーラーやスクリーンショットを見て購入を考えているのであれば、とりあえず一旦待って、セール時にあまり期待せずに買うといいだろう。
Közzétéve: 2018. január 19. Legutóbb szerkesztve: 2018. január 19.
Hasznos volt ez az értékelés? Igen Nem Vicces Díjazás
91 személy találta hasznosnak ezt az értékelést
3 személy találta viccesnek ezt az értékelést
18.6 óra a nyilvántartásban
【良い点】
👍ダイナミックかつユニークな演出
👍サイバーパンクなビジュアル
👍引き込まれるストーリー
👍世界観を深めるアパート住人との会話と幾つかのサイドストーリー

【悪い点】
👎微妙な操作性(特にしゃがみ時、壁際)
👎自動セーブのみ

■あらすじ
他人の脳をハックすることで調査を行うオブザーバー、その一員であるダニエル・ラザルスキは、ある日、長らく行方の分からなかった息子アダムから奇妙な通信を受け取る。その通信の発信源であるアパートの一室に向かったダニエルを待っていたのは、凄惨な事件現場だった――。なにが現実でなにが虚構なのか、現実世界と精神世界が入り乱れるサイバーパンクホラーアドベンチャー。

■レビュー本文
本作は、その演出の巧みさから話題を呼んだ人気ホラーゲーム『Layers of Fear』(過去レビュー)を開発したBloober Teamが手がける、ストーリー・世界観重視のホラーアドベンチャーだ。舞台は2084年、ディストピアと化したポーランドのクラクフにある集合住宅。そこで起きた事件の謎を、オブザーバーとしての能力を駆使して追っていくこととなる。ゲームのビジュアルは映画『ブレードランナー』を彷彿とさせ(ちなみに主人公の声は、同映画に出演したRutger Hauerが務めている)、サイバーパンクや退廃的な雰囲気が好きな人にとっては垂涎モノの出来栄えである。

ゲームプレイは2つのパートに分かれており、一つは現実世界で起きた事件を捜査する捜査パート、そしてもう一つは他人の精神世界に侵入して記憶や恐怖を追体験するハッキングパートとなる。捜査パートでは電磁スキャンと生体スキャンを使い、犯行現場に残された証拠などを探していくほか、アパートの住人に聞き込み調査を行って情報を集めていくことができる。住人との会話では事件に関する情報を得る以外にも、世界観を補完するような話を聞けたり、別の案件が浮上したりと会話の内容が多岐にわたっていて中々に興味深い。嬉しいことに本作は日本語に対応している(翻訳ミス若干多し)ので、世界観を堪能したい人は積極的に住人に話を聞きに行くといいだろう。
住人との会話はドアのインターコムを通して行われる
ハッキングパートはこのゲームのメインとも言えるパートで、対象の人物それぞれで全く異なる精神世界を見ることができる。精神世界はどれも不気味かつ不条理であり、前作『Layers of Fear』で見られた巧みな演出や奇抜なビジュアルが、よりいっそう磨きをかけてプレイヤーの心を乱しに来る。雰囲気としては、いきなりびっくりさせるような演出は少なく、じわじわとくるサイコスリラーよりで、目まぐるしく景色が変わる演出が多用されるため好みによって賛否の別れるところとなるかもしれない。(※以下ネタバレ含む)物語の後半では、他者の脳へのハッキングを多用したことによる影響で、現実世界と精神世界の区別が曖昧になってくる。今現在自分がどちらに置かれているのか分からず不安になってくる演出・ストーリーは見事なもので、プレイしていて何度も驚かされた。
精神世界では現実とは一味違った恐怖を味わえる

プレイしていて気になった点としては、まずは操作性の悪さだ。全体的に動きがもったりしていて思ったように動きづらく、しゃがみ時には近くのオブジェクトに干渉して意図しない方向に身体が向いてしまうことが多々あった。FoVの狭さやカメラの揺れ等も相まって、特に捜査パートでは若干ストレスを感じた。
次に挙げられるのは、セーブ機能が短い間隔での自動セーブしか無い点である。章ごとの区切りもなく、少し前からやり直そうと思っても最初からまるまるやり直すほか手立てはない。特に本作では収集物が全編に渡って多数あるうえ、一度取り逃したら取りに戻れないものも多く、全実績を解除しようとするとかなり気を使わねばならなかった。というか実際1個だけ取り逃してまるまるやり直した

総評として、サイバーパンクという言葉に興味があるのならプレイして損はしない。加えてホラーが好きというならば、これをプレイしない理由があるだろうか。翻訳に若干の荒があるが、ストーリーを追う上ではほぼ問題はなく、Observerの世界観にどっぷりと浸ることができる。前作『Layers of Fear』とはまた毛色の違う作品となった今作だが、その面白さは必ずやホラーゲーム好きをうならせることになるだろう。
Közzétéve: 2018. január 17. Legutóbb szerkesztve: 2018. január 17.
Hasznos volt ez az értékelés? Igen Nem Vicces Díjazás
73 személy találta hasznosnak ezt az értékelést
5 személy találta viccesnek ezt az értékelést
76.7 óra a nyilvántartásban (50.2 óra az értékeléskor)
【良い点】
👍美しい大自然
👍獲物に近寄る際の緊張感
👍木々のざわめきや小鳥の囀りといった環境音

【悪い点】
👎両極端な難易度のハンティング部分
👎大小様々なバグ
👎武器種間での大きな格差

雄大な大自然を堪能しつつ、時には待ち、時には追うことで狩猟を楽しむハンティングシミュレータ兼ウォーキングシミュレータ

- 圧倒される自然のグラフィックとサウンド
このゲームは名前の通り、ハンティングゲームであるものの、実際には獲物を探して歩く時間が非常に長い。そんな時間でもプレイヤーを楽しませてくれるのが、リアリティ溢れる自然とサウンドである。地面には草が生い茂り、見上げれば立ち並ぶ木々が風に枝を揺らし、時折枝葉の隙間から覗く陽の光がこれまた美しい。また、こういった自然に囲まれた中で聞こえる動物の鳴き声や風の通り抜ける音、草木をかき分ける音や足音といったサウンドが、ハンティングにおける高揚感を産んでくれる。加えて、プレイヤーは装備としてカメラも持っており、これを使えばHUDを排除した綺麗な写真を取ることができる点も評価したい。
http://gtm.steamproxy.vip/sharedfiles/filedetails/?id=1225690552

- シビアな狩猟体験、動と静のバランス
ゲームのメインであるハンティングに関してだが、始めたてで何も分からずにフィールドをうろつくと小一時間は散歩するだけになる心折設計である。一応説明はメニュー内のCODEXから一通り読めるものの、まずはコミュニティにある有志のガイドなどに目を通しておくといいだろう。
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基本的にこのゲームにおけるハンティングは"追う"と"待つ"に分かれており、始めたての頃は"追う"ことが多くなる。フィールドをぶらつきながら動物の足跡を探し、鳴き声が近くで聞こえたら静かに近づき、撃つ。こう書くと実にシンプルにも思えるのだが、実際には風向きや自身の出す騒音、また獲物からの可視性などに配慮しなければならず、難易度は高めである。対して、ある程度プレイをしていると"待つ"頻度が非常に高くなってくる。動物はそれぞれ対応するCALLER(笛など)が用意されており、レベルが上がるに連れてそれをアンロックできるようになる。それをピーピージャカジャカ鳴らすと向こうからワラワラと寄ってくるので、一気にハントが楽になる。チョロい。また、"追う"にしても、対応するCALLERさえ持っていれば、足跡を追うというよりも、新鮮なう○こを追うという状態になることもしばしば。
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要するに、ハンティングは序盤が大変なのに対し、レベルが上がると途端に楽になるという両極端な難易度なのである。この"追う"と"待つ"のアンバランスさに関しては後々調整が入れば、ハンティングシミュレータとしてもっと面白くなるのではないだろうか。
http://gtm.steamproxy.vip/sharedfiles/filedetails/?id=1223782218

- バグによって損なわれるゲーム体験
発売当時よりも大分マシになったとは聞くが、それでもバグはまだまだ多い。ボーダーレスでプレイするとUIのクリック判定がずれたり、ダッシュトグルがうまく機能しなかったりなど、その程度ならまだ良いのだが、しゃがむと即死する、目の前の獲物が突然遠くにワープする、乗り物に触れたら数百メートルふっとばされるなどハンティングシミュレータとしてのゲーム性を損なうものも未だ多く残っており、早期の改善が望まれる。

【総評】
ゲームプレイの大部分がフィールドの探索になるので、ウォーキングシミュレータ系が苦手でないならおすすめしたい。メインとなるハンティング要素については、如何に高いスコアを叩き出すかで楽しめるものの、野生動物や武器の種類がまだまだ物足りないので、今後のDLCやアップデートに期待したいところ。今のところDLCで乗り物の追加やマップの追加(それに付随する動物の追加)など、ユーザを飽きさせない姿勢が見られるので、自分としてもこれからをぜひ応援していきたいと思う。
Közzétéve: 2017. december 8. Legutóbb szerkesztve: 2017. december 8.
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4.1 óra a nyilvántartásban
【良い点】
👍深海の暗く重苦しい雰囲気
👍重厚なサウンド
👍捻りのあるストーリー
👍日本語対応 Thanks for Japanese localization!

【悪い点】
👎没入感をそがれるモーション
👎わかりづらいマップの導線・演出
👎手探り感の強い謎解き

暗い深海にたった一人、僅かな装備と酸素を頼りに脱出を試みるストーリードリブン型のサバイバルアドベンチャー


- ビジュアルとサウンドで表現された重く、暗い雰囲気
グラフィックスは最近の他の作品と比べると若干見劣りするものの、プレイしていて鬱々としてくるような暗さ、不気味さがあり、その点ホラーとしての雰囲気はよく出ていたと思う。サウンド面でも響くような重低音がプレイヤーの不安感や恐怖心をうまく煽っているよう感じられた。ストーリーの語りも淡々とした静かなもので、プレイ中の閉塞感・孤独感にマッチしていた。しかし、このようにうまく深海の雰囲気や臨場感が演出されている一方で、モーションのチープさや超自然的な演出の多用で没入感が削がれてしまっていたのが非常に残念だった。特に敵対する深海生物や謎の潜水服たちのモーションはかなり不自然で、全体的に動作が足りない、緩急のない動きになっていた。

- 次にどこへ行くのか、どうすれば良いのか
ゲームをプレイしていてストレスを感じたのは、マップの導線や行き先を示す演出がわかり難く、次にどこへ行けば良いのか、どこで何をすれば良いのかということが全体的に不明瞭だった点である。特に一度演出を見逃すと、先に進むためのキーアイテムがどこにあるのかさっぱりわからなくなる箇所があり、自分はそこで一度躓くことになった。また、一部ギミックが正常に作動しなかったせいで進行不能になったものの、そもそもそれ自体に気づかずにひたすら探索し続けたこともあった(これは自分にも問題がある気がするが……)。元々視界が悪いこともあるので、とにかくもう少し自然に流れがつかめるような作りであればより楽しくプレイできるのではないだろうか。

【総評】
良くも悪くもメタスコア(68/100)が妥当な評価じゃないかなと言う印象。荒削りな部分も目立つが、深海の雰囲気の演出やストーリーはよくできていたと思う。VR環境でプレイしてみるとまた没入感や臨場感といった点で更に評価が上がるかもしれない。一応VRでプレイできる環境はあるので後日また試してみようかと思う。ちなみにクリアまで大体3~4時間程度のボリュームなので、定価だとちょっと高めに感じるかもしれない。

【余談】
ゲームのオプションにヘッドボブの項目があるのだが、コレがどうも機能していない(おま環?)。おかげで終始ホバー移動状態だったのがちょっと残念だった。
Head Bobbing effect always disabled even if it's enabled in option.
Közzétéve: 2017. április 2. Legutóbb szerkesztve: 2017. április 2.
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121.8 óra a nyilvántartásban
【良い点】
👍立体的に広いマップ
👍美しい景観
👍豊富な武器とアタッチメント
👍バリエーション豊かなキャラメイク
👍自由度の高いゲームプレイ
👍キャラクター同士の掛け合いやラジオ
👍Ansel対応

【悪い点】
👎淡々と進んでいきがちなミッション("単調"と言うよりかは演出が足りない)
👎理不尽な敵スポーン
👎不親切なマッチング仕様
👎乗り物の挙動/操作

大規模麻薬カルテル "サンタ・ブランカ" を根絶するため広大なボリビアへと潜入するオープンワールドTPS


- 圧倒的スケールで描き出されるボリビア
このゲームを始めてまず思うこと、それはとにかくマップが広いということである。しかもただ広いだけでなく、それぞれの地域に特色があり、新しい地域に足を運ぶごとに思わずその景色に見とれてしまう。この景色の綺麗さはそのままプレイを続けるモチベーションにもつながるだろう。「あそこに滝が見えるから行ってみよう」とか「この山からの景色がキレイそうだから登ってみよう」といった具合に、ミッションの合間、ちょっとした移動時間に息抜きで探索できるのもこのゲームの魅力の一つである。Nvidia Anselにも対応しているのでスクショも非常に捗る。
http://gtm.steamproxy.vip/sharedfiles/filedetails/?id=893281847

- 好きなときに好きな服装・装備を
キャラクターや銃器のカスタマイズの豊富さは、本作の大きな魅力として挙げられる。キャラクターであれば頭・顔から足まで細かく服装や装備を設定でき、銃器であればサイトやアンダーレール、バレルやマズル等を好きなようにカスタマイズすることができる。また、どちらもゲーム中いつでも変更することが可能なのも嬉しい点である。そのためミッションによって狙撃に徹したり、近距離戦闘に特化したりといった楽しみ方もできる。多少便利すぎる気もするがゲームとして面白いので良しとしよう。
http://gtm.steamproxy.vip/sharedfiles/filedetails/?id=882956860

- ミッションの攻略法は無限大
ミッション攻略における自由度の高さも本作のウリで、こっそり忍び込んでステルスするも良し、正面突破でランボープレイするも良し、他にも遠距離からの狙撃や空からの奇襲、レベルが上ってくれば爆薬ドローンで爆殺なんてこともできてしまう。マップに点在する拠点は数が多いにも関わらずそれぞれしっかりとした作りになっているものが多く、特に大型の拠点であると索敵から作戦の計画、そして実際に実行するまでの流れがが非常に楽しく感じられた。どの順番で倒していくか、狙撃をするならどこに陣取るか、どこから侵入したらうまくいきそうかなど、そういった戦略を考えることに時間を掛けるのもこのゲームの醍醐味である。
http://gtm.steamproxy.vip/sharedfiles/filedetails/?id=886163057

- 所々に現れる理不尽さ・不満点
概ねゲームプレイは楽しいし、(自分の環境では)特に動作が不安定なこともないのだが、やはり不満な点もいくつかある。ここではマッチングについての不満を特筆する。
マッチングについて
まず、なぜホストになることを選択できないのか。メインストーリーの進行度はホストに依存するので、いざマッチングしてみたら自分がまだクリアしていないミッションがクリア済になってしまうといった問題が発生する。故にストーリーをちゃんと進めたいならフレンドとプレイするか、ソロで一通りクリアしておくしかない。次に、なぜ難易度が同期されないのか。例えば4人全員がバラバラの難易度設定にしてマッチングした場合、ホストの設定に統一されるとかではなく、そのまま個人の設定が反映される。そのため3人が最高難易度でヒイヒイ言っている中、1人だけ最低難易度に設定しているプレイヤーが無双するという状況が起こり得る。なぜこの仕様にしたのかは甚だ疑問である。

【総評】
マップはかなりの広さで、ロケーションは豊富、景色は素晴らしく、自由度は高いと、オープンワールドとしてはかなりの高水準ですべての要素がまとまっている。服装や装備のカスタマイズが充実している点も高く評価でき、あとはマルチプレイ周りの改善や追加のコンテンツ次第といったところだろうか。マップ探索が好き、ステルスが好き、銃をいじるのが好き、こういったことに当てはまる人は是非このゲームをプレイしてもらいたい。

【余談】
敵勢力の一つ、その名前はユニダッド(UNIDAD)。ユニタッドでもユニダットでもユニマットでもない。ゲームの最初から最後までいるくせに一向に名前を覚えてもらえないウザい悲しい存在だ。
Közzétéve: 2017. március 30. Legutóbb szerkesztve: 2018. november 21.
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142 személy találta hasznosnak ezt az értékelést
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34.2 óra a nyilvántartásban (33.6 óra az értékeléskor)
【良い点】
  • 序盤から中盤にかけてのホラーらしい演出
  • 敵のデザイン、イカれたキャラクター性
  • FPSとしての基本を押さえたアクション
  • 懐かしのシステム

【悪い点】
  • 物足りないボリューム
  • 終盤になるにつれ薄れるホラー感
  • 少ない敵の種類
  • 規制関連(下の方に詳細)

得体の知れない一家が住まう、狂気漂う洋館からの脱出を図るサバイバルホラーシューティング

若干ネタバレあり

■ 帰ってきた、ホラーとしてのバイオハザード・・・
TPSからFPSへとモデルチェンジし、より一層場面の緊迫感や恐怖感が伝わりやすくなったおかげか、非常にホラーとしての出来は素晴らしい。と、言いたいところだが、終盤は実に最近のバイオらしいモンスターパニック&オカルト的な展開になっている。体験版であるBeginning Hourをプレイし、ホラー作品としての期待を大いに寄せていた自分にとってこの終盤になるに連れ恐怖感の薄れるような展開は残念であった。序盤のドキリとさせる演出、嫌な予感を感じるようなロケーションが光っていただけに実におしいと感じる。ちなみに中盤あたりのホラー部分はバイオハザードと言うかすごくF.E.A.R.っぽい印象があった。というか完全にF.E.A.R.。
序盤の演出をちょろっと紹介
http://gtm.steamproxy.vip/sharedfiles/filedetails/?id=853271168
http://gtm.steamproxy.vip/sharedfiles/filedetails/?id=853283026

■ ベイカー一家のイカレ具合が魅力的
Beginning Hourでファミパンとして定着したジャックを始め、マーガレット、ルーカスのぶっ飛び具合が非常に良い。特筆すべきはやはりファミパンことジャックで、ゲーム中ではバラエティに富んだ登場の仕方、退場の仕方で楽しませてくれること間違い無しである。そのしぶとさは今までのシリーズで言うウェスカーのそれに近い。地味に難易度によって演出が変わるポイントもあるので、彼の雄姿を見逃さないよう各難易度で周回しよう!


■ ボリューム、敵の種類、ボス戦、色々物足りない
ゲームクリアまでの時間は、難易度やプレイスキルにもよるが、大体6~10時間程度。ホラーゲームとしては正直この位の長さがちょうどいいということもあるが、やはり値段がそこそこ張るためボリューム不足を感じる人も少なくないだろう。現時点で全実績解除にかかる時間もおよそ20~30時間程度となっている。また、敵の種類が少ない点もボリューム不足を感じる原因だといえる。敵はモールデッドと呼ばれるものが3種類(2足、4足、デブ)、虫が3種類(うち2種類はトラップのようなもの)で計6種類、あとは数体のボスがいるのみである。そして何よりも物足りないのはボス戦で、殆どのボスは決まった倒し方のようなものがあるので、高難易度においてはもはや通常の敵のほうが脅威である。(自分の場合死因の8割が4つ足モールデッド、1割がその他モールデッド、残り1割がボス)

■ このゲームにおける表現規制について
このゲームの購入を考えている人は、まず表現規制に関する状況をよく調べて、その上で購入するかどうか、どのバージョンを購入するか検討してほしい。

現在販売されているバージョンは(表現規制に関して言えば)3つ、CERO Dに相当する通常版、CERO Zに相当するグロテスク版、そしてSteamの外部で販売されている海外版である。この3つのうち、表現規制がかかっていないのは海外版1つのみで、通常版はもちろん、名ばかりのグロテスク版も一部シーンでは規制が入っている。グロテスク版においては規制の入るシーンは通常版と比べて少ないものの、一部かなり演出が変わっているシーンもあるので、多少手間はかかるが自分としては海外版をおすすめしたい。

各バージョンの比較などはおそらく検索すればいくつか出るかと思うのでそちらも参照されたし。


【総評】
ややボリューム不足を感じるものの、全体的にホラーとしては演出もよく、シューターとしての楽しさもあるので、ホラーゲーム好きでFPSが苦手でなければオススメ。一応ストーリーはマルチエンディングではあるが、そんなにがっつり分岐があるわけではないのでそこには期待しない方がいい。序盤は先が読めず、ファミパン一家のお陰で良質なホラー体験ができ、後半はいつものバイオハザード的展開である意味安心する。インベントリのシステムや体力表示、用途不明のからくり屋敷など、旧作の要素をうまく引き継ぎながらも新しいシステムや雰囲気なども取り入れており、これまでのファンも新規のプレイヤーも楽しめるゲームとなっている。これからもバイオハザードシリーズが続くのならば、ぜひともまたこの作風で作って欲しいと思う。
Közzétéve: 2017. január 30. Legutóbb szerkesztve: 2017. január 30.
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