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2.0 ore înregistrate
故人 成仏 方法」でググって出てきた詐欺みたいなサイトから5万円で買ったデジカメで、隠れた女の子の霊を撮影するゲーム。本質としてはポイント・アンド・クリックのホラーアドベンチャー。
クリアまでは早ければ30~40分程度のボリュームで、自力で全実績解除まで遊んでも2時間はかからなかった。




良い点
✔ 寂れた公園や生々しい自宅の雰囲気
✔ 撮影時に起こる事がある怪異の演出
✔ 後半に強まるホラー要素

悪い点
✘ ぼやけたような画面(昼の公園で顕著)
✘ やや退屈な公園パート
✘ 最適化不足




ホラーとしての面白さは後半に詰まっている
本作は主に前半の公園と後半の自宅、この2つのパートで構成されている。
前半はホラー要素が薄く、怪異探しの側面が強い。
撮影対象も体の一部が見え隠れするくらいで脅かそうという気はないらしい。
また、公園の広さに対して怪異の密度が低く、いくつかのスポットは発見難易度が高めのため、探索に間延びした印象を受けた。

一方で、後半の自宅に移行してからは雰囲気が一段と暗くなり、撮影対象も不気味さが増したり気合の入った演出を仕掛けたりしてくれるようになったので、総合的には楽しむことができた。
でも心霊がチェーンソー振り回してくるのはなんか違うと思う……

ちなみに、どうしても撮影対象を見つけられない場合は、電話を使ってヒントを得ることができる。
ただし、これがヒントと言うよりほぼ答えみたいなものなので、多用すると作業感がマシマシになってしまう点に注意しておきたい。

高品質なビジュアルの良し悪し
本作は同開発としては初のUE5製ということで、グラフィックの品質には力が入れられている。
ライティングやリフレクションが綺麗で、カメラを覗いた際の雰囲気は素晴らしかったが、如何せん重いのが難点である
特に公園はフレームレートが安定せず、自販機近くの植え込みを見ただけでFPSが半分まで落ちることもあった。

また、ストアのスクリーンショットだとハッキリとしたキレイな画質に見えるが、実際のゲーム画面はDLSSを切っても何故かボケボケで、常にピントがズレたような見た目になっていたのが残念だった。
これが環境に依存するバグなのか意図した仕様なのかはわからないが、改善を期待したい。

https://gtm.steamproxy.vip/sharedfiles/filedetails/?id=3404549914

あと、これは好みにもよるかもしれないが、高品質な環境のグラフィックに対して人物のグラフィックがやや浮き気味で、アニメーションもぎこちなさがあるせいでチープに感じられた。
そのお陰で妙な気味の悪さが醸し出されている部分もあるが、個人的には全体でもっとバランスが取れている方が良かったように思う。




総評
前半の退屈さとクリアまでのボリューム、そして値段を考慮すると少々迷うところではあるが、後半の生々しい不気味な雰囲気が好みに合っていたのでギリギリおすすめ。
大のホラー好きや開発のファンでもなければ、急いで買ってプレイするほどではないと思う。

余談
ゲームのタイトル『呪われたデジカメ』だけど、言うほどデジカメに呪われてる要素なくない?
Postat 10 ianuarie. Editat ultima dată 10 ianuarie.
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10 oameni au considerat această recenzie utilă
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1.4 ore înregistrate
1時間程度でサクッと遊べるお化け屋敷のようなゲーム。
プレイヤーはコンベアに乗って運ばれてくるキャビンを検査し、そのキャビンが霊に取り憑かれているかどうかを見極める。
8回連続で正しい判定を下すことができればゲームクリアで、おまけ程度のストーリー要素もあり。




良い点
✔ フォトリアリスティックなグラフィック
✔ 豊富なキャビンのパターン
✔ 非常に安価な値段設定
✔ 日本語フルボイス対応

悪い点
✘ 混乱を招きやすい判定基準




ちょっと独特な判定基準
本作は『8番出口』にインスパイアされた異変探しゲームではあるのだが、検査の基準が少し独特なので、しばしば混乱を招いている。

例えば、以下のようなキャビンがあった場合にあなたはどう判定を下すだろうか。

■ 内装が天地でひっくり返っていて、家具などが全て天井に張り付いている
■ 突然ラジオの電源が入ってニュースが流れる
■ 尋常ではない笑い方をした家族の人形が並んでいる
■ ギチギチに場違いな巨大ぬいぐるみが詰め込まれている

薄々感じているだろうが、答えは……

全てヨシ!

である。何を見てヨシ!って言ったんですか?

https://gtm.steamproxy.vip/sharedfiles/filedetails/?id=3400117050

本作の趣旨は「キャビンが霊に取り憑かれているか」を検査することだが、その判断基準は「物が動いたかどうか」、これが全てである。
この事項に関してはゲーム開始時にちゃんと説明があるのだが、いざひと目見て様子のおかしいキャビンに遭遇してしまうと、それに「問題ナシ」と判断を下して良いのかどうか、どうにも迷うことがあった。

また、逆に隅々まで注意深く観察しないと気付けないような、一昔前に流行った「アハ体験」のようなジワ~っとした変化が起きているパターンもあり、クリア目前で検査に失敗して振り出しに戻されることも何度かあった。

このあたりの塩梅は改善の余地があると感じたが、全体的な難易度はそれほど高くはなく、早い人であれば20分程度でサクッとクリアまで行けるので安心して欲しい。

https://gtm.steamproxy.vip/sharedfiles/filedetails/?id=3400117397




総評
総評としては、没入感のあるグラフィックでゲームならではのお化け屋敷を体験することができ、定価350円という安価な値段設定を考えれば、十分な出来と言える内容だった。
サクッと遊べるホラーゲームを探している人にオススメしたい。
ストーリーのクリア後にはエンドレスモードも用意されているので、全てのキャビンのコンプリートを目指してじっくりと遊んでみるのもいいだろう。
Postat 5 ianuarie. Editat ultima dată 5 ianuarie.
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9 oameni au considerat această recenzie utilă
2 oameni au considerat această recenzie amuzantă
3.4 ore înregistrate
前任者がトんだ人形製造工場で品質検査に励むゲーム。
作業内容は単純明快。人形に異常や欠陥が見られたら廃棄、特に見られなければ出荷するだけだ。
……そう聞いていたはずが、実際の現場ではトラブルが発生して色々と作業が追加されていくのだった。

マイルドなホラー要素
ゲームの最初に断りがある通り、本作のホラー要素は基本的に人形の気味の悪さや軽いポルターガイストが主であり、突然の爆音や画面一杯の怖い顔で脅かしたりする、所謂ジャンプスケアはない……はずだった。(後述する)
また、全体を通して1本のストーリーがあり、工場に通う中でとある条件を満たすとエンディングが分岐するマルチエンディング要素もある。
怪異からの逃走劇やゲームオーバー要素などはないため、全体的にはホラーやアクションが苦手な人でもプレイしやすくなっている。

https://gtm.steamproxy.vip/sharedfiles/filedetails/?id=3398485333

単純作業に飽きさせない工夫
作業日数は5日で、各日十数体ほどの人形を検査し終えれば家に帰ることができる。
人形の欠陥は見てすぐに分かるものから、注意深く観察しないと見落としてしまうものもあり、意外と気を抜くことができない。
誤って廃棄すべき人形を検査に通してしまった場合には、即座に上司からお叱りを受けることになる。……検査する意味ある?

単純な繰り返しの作業が主なパートになるものの、検査中に様々な超常現象が起きたり、日数が進むごとに検査項目が増えていったりと、飽きさせない作りになっている。
それほど長くはプレイしていないが、人形の異常や周りで起きる超常現象にはそこそこレパートリーがありそうだった。

https://gtm.steamproxy.vip/sharedfiles/filedetails/?id=3398488420

総評
ストーリーは割とありがちではあるものの、分岐があったり某人物が可愛かったりと中々楽しむことができた。
ワンコインで買えるゲームとしては十二分に遊べる内容で、むしろ安すぎないかと心配になる出来栄えだった。
ちょっとしたホラー気分を味わってみたい人におすすめ。

https://gtm.steamproxy.vip/sharedfiles/filedetails/?id=3401279784

余談:ジャンプスケアはないって言ったよね?
事前にジャンプスケアは無いと聞いていたので気を緩めまくってプレイしていたのだが、突如どデカイ金属音とともに後方においてあったバケツがすっ飛んでいったことがあった
不意打ちだったので結構驚いたのだが……まさか本当の超常現象ではないよね?
Postat 5 ianuarie. Editat ultima dată 5 ianuarie.
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34 oameni au considerat această recenzie utilă
9 oameni au considerat această recenzie amuzantă
2.9 ore înregistrate
細菌の99.9%を殺菌 悪臭にオサラバ!
「一日中ファイヤーフレッシュ!」

本作は、とある大量の貨物を輸送中の長距離宇宙貨物船「タルパ号」を舞台にした短編のサイコサスペンス。
航行中の事故によって宇宙空間に取り残された5人の乗組員たちの行く末を、それはもうドロッドロに描いている。
表題にもなっているマウスウォッシュの広告とは似ても似つかない後味の悪さだ。
そういった意味では、作中に登場する糖分ドバドバのマウスウォッシュをよく表している。

口の中の気持ち悪さ 一掃したろ?




「ポレ曰く」

良い点
✔ インパクトのある巧みな表現と演出
✔ 時間軸が交差して徐々に明かされるストーリー
✔ 印象深いキャラクターたち
✔ レトロチックで雰囲気のあるグラフィック
✔ 不快感を煽る音響効果


悪い点
✘ 若干固い翻訳
ポニー運送

黙れ




責任を果たせ

本作は何と言ってもストーリーテリングが秀逸で、現在、過去、未来の時間軸を行き交いつつ、タルパ号で起きた悲劇の真相を語っている。
各々のキャラクターが抱える不安や重圧、嫉妬、そして責任——そういったテーマを巧みに描き、最後まで物語を見届けた後、序盤のシーンの真実や演出の意図、キャラクター達の行動の理由がストンと腑に落ちる見事な作りになっていた。

また、インパクトのある表現や演出も全編にわたって見られ、ホラー好きとしても満足感を得ることができた。
全身に包帯を巻いた血まみれの男のビジュアルにはインパクトがあったし、キャラクターの感じている不快感をダイレクトに表現するかのようなうめき声や泣き声、騒音には感心した。

https://gtm.steamproxy.vip/sharedfiles/filedetails/?id=3400328831

ケーキ おいしいといいですね

本作のストーリーの良さは、魅力的なタルパ号の乗組員たち抜きでは語れない。
短い時間、限られた会話の中で各々のキャラクターの背景や性格を知ることができ、それらが違和感なく物語に組み込まれているため、皆印象深く感じられた。
勿論、クリア後には「オイオイちょっと」となるキャラクターはいるが……同情や共感の余地はあるため、憎みきれない部分もある。

頼れる船長、カーリー自身の限界と今後に不安を抱き、精神的にも疲弊していた
カーリーを長年支える副船長、ジミー強い嫉妬心を持ち、衝動的な言動や行動が目立つ
船員のケアを請け負う看護師、アーニャ職務を果たせず、言い出せない秘密を背負っていた
気難しさと面倒見の良さに定評がある親方、スウォンジー目標を見失い、ただ繰り返すだけの日々を過ごしていた
底抜けの明るさが自慢のバカ、ダイスケ自身の不出来さに苦しんでいた

特にダイスケはこの息の詰まりそうな物語において太陽のような存在感を放っており、彼に心を救われたプレイヤーも少なくはないだろう。
だからこそ、彼があの結末を迎えた際には、「あぁ、この物語はもう終わりなんだな、救いはないんだな」と絶望を感じた。

https://gtm.steamproxy.vip/sharedfiles/filedetails/?id=3400329464

どうにもならないんだ ツイてなかった ロバのない尻尾と一緒だ

現時点で「圧倒的に好評」の評価を受けている本作。
プレイすれば納得の完成度ではあるが、唯一気になったのは、いくつかの場面で飲み込みづらい翻訳があったこと。
その原因はおそらく比喩表現のせいであって、決して全体の翻訳が悪いというわけではないのだが……

  • お前 いつだって橋の先端でセメントに足突っ込んでるみたいだぞ?
  • どうにもならないんだ ツイてなかった ロバのない尻尾と一緒だ
  • 手にはガラスの破片 カラカラに出血して 死ぬほど笑えた
  • 老いぼれ犬がケラケラうなり キラキラの月をコケにする

こういった会話が突如飛び出してくると、素直に意味が汲み取れず頭をひねる羽目になる。
このような日本語で意味が通らなそうな文章は、うまくローカライズしてくれると嬉しかった。




俺たち やったんだ

総評としては、ストーリーの完成度、魅力的なキャラクター、印象に残る演出等々、値段以上に満足感のある内容だった。
インディーゲームとしては近年稀に見る傑作ホラーアドベンチャーと言えるだろう。
ホラーゲームに抵抗のない人には是非とも一度プレイしてもらい、このマウスウォッシュでは到底洗い流せない後味を体験してもらいたい。

俺……やったんだ……

https://gtm.steamproxy.vip/sharedfiles/filedetails/?id=3401182940
Postat 5 ianuarie. Editat ultima dată 5 ianuarie.
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6 oameni au considerat această recenzie utilă
O persoană a considerat această recenzie amuzantă
1.5 ore înregistrate
ゲームとしてはオススメできない

クリアまでに1時間かからない程度の短いゲームで、価格も非常に安く手に取りやすい。
レトロ調のグラフィックスと不気味な人物のモデリングも、ホラー好きとしては興味を惹かれた。
しかし、本作は伝えたいメッセージが先行しすぎていて、ゲームとしてはあまり面白くなかった
演出やストーリーも直截的で、最初の「穴」を覗いた時点でストーリーの全体像が何となく想像できてしまったのも残念だった。
あくまでゲームの評価として、本作はおすすめしない。

メッセージの届け方が悪い

本作には暗く重いメッセージ(家庭内での虐待や性暴力に対する警鐘)が含まれている。
そのメッセージ自体はとても大切で尊重すべきものだが、そのメッセージに至るまでのゲームプレイに齟齬があるように感じられた。

描かれる内容は終始アル中の言い訳じみていて、最後まで罪に向き合うことなく、逃げ続けているような印象を受けた。
最後のメッセージが本当に伝えたいことであるならば、ストーリーの視点をあの男にしたのは悪手であったように思う。
どう感情移入したらいいのかわからなかった。

秀逸な部分もあり

メッセージの届け方という意味では、男の視点を離れた後、物語の登場人物を模したマトリョーシカを操作するパートが秀逸だった。
短いプレイの中で子供の視点から見た恐怖が描かれており、「遊び」の度にだんだんと小さくボロボロになっていく少女の姿がなんとも物悲しかった。
このパートの後だからこそ、肝心のメッセージが心に深く刺さるのだと思う。

総評
ホラーゲームとしてはいまいちな出来だったが、伝えられたメッセージには価値があった。
陰鬱で胸糞の悪い物語を読んでみたい場合には買ってみてもいいかもしれない。
Postat 3 ianuarie.
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68 oameni au considerat această recenzie utilă
2 oameni au considerat această recenzie amuzantă
7
85.6 ore înregistrate (15.9 ore pâna la publicarea recenziei)
追記:日本語フォント改善Modを作成しました。→ NexusMods[www.nexusmods.com]

ポストアポカリプス・サバイバルシューターの金字塔とも言える『S.T.A.L.K.E.R.』シリーズ最新作。
開発を取り巻く環境から考えて、こうしてリリースまでたどり着けた事自体感無量である。




美麗なグラフィックによって描き出される荒涼とした「ゾーン」の雰囲気は素晴らしく、長年のファンの期待に応える出来となっている。
寂れた建物、鬱蒼とした森、アノマリーによる超自然的空間、耳をつんざくミュータントの叫び声や銃声……
とても正気で過ごせる環境とは思えないが、それでも危険を顧みずに探索へと繰り出してしまう、そんなゾーンの魅力を思う存分に体験することができる。

価値あるアーティファクトを探して危険地帯に迷い込み、命からがら襲い来る脅威を振り払い、一息ついて荷物の整理。
腹が空いたらパンとソーセージをかじり、夜は他のストーカーと火を囲んでギターを演奏してみたり……
こんな日々を繰り返すうちに、ゾーンでの生活も意外と悪くないな、なんて感じてしまうのが不思議なところである。

https://gtm.steamproxy.vip/sharedfiles/filedetails/?id=3369173545

ゲームとしてはサバイバル要素が濃く、特に戦闘の難易度が非常に高い。
なんならプロローグからゾーン内のありとあらゆる危険が全力でプレイヤーを殺しに来る。
常に周りの環境や敵の位置に注意を払う必要があり、うっかり気を抜けば簡単に挽き肉あるいは蜂の巣にされてしまう。
しかし、その緊張感がゲームプレイにおいては良い方向に機能しており、これらの危険をかいくぐって目的を達成したり、あるいはお宝を見つけたりした際には大きなカタルシスを得られる。

一方でリソース自体は意外と潤沢なので、まめに探索を行っていればゴリ押しで戦闘を突破することも不可能ではなく、そのあたりは各人のプレイスタイル、腕の見せ所と言える。
過去作を未経験であったり、シューターが苦手な場合は、一番下の難易度でゲームを始めることをおすすめする。それでもだいぶ苦戦すると思われるが

https://gtm.steamproxy.vip/sharedfiles/filedetails/?id=3369677839




全体的には長年待ち望まれたシリーズの最新作として素晴らしい出来なのだが、気になる点がないわけではない。

まずは昨今のゲームに必ずと行っていいほどついて回る最適化不足の問題。
パフォーマンスを語るうえで自身の環境を簡潔に紹介しておくと、以下のようになる。

ディスプレイ解像度
3440x1440@144Hz
CPU
AMD Ryzen 9 7950X3D
GPU
Nvidia GeForce RTX 4090
RAM
DDR5 6000MHz 64GB

更に詳しいスペックを知りたい場合はプロフィールを参照してほしい。
で、上記のスペックでパフォーマンスはどの程度かというと、最高設定・DLSSクオリティ・フレーム生成オンで大体100~120FPSで推移している。
これだけ見ると十分では?と思うかもしれないが、オブジェクトやNPCの多い場面だと瞬間的にカクつくマイクロスタッタが頻発する。
特に序盤の拠点となるロケーションでは顕著に発生するので、今後のバグ取りと並行して最適化が進むことを期待したい。
それと、ゲーム中のパフォーマンスの話ではないが、起動するたびに20~30秒程度シェーダーのコンパイルに時間を取られるのは中々にだるいので、このあたりもなんとかしてほしいところ。

https://gtm.steamproxy.vip/sharedfiles/filedetails/?id=3369504340

次の問題点はUI設計の古さ。
これは開発期間が長かったことが多分に影響していると思われるが、操作していてストレスを感じる場面がそこそこある。
メインメニューや設定のUIからしてなんだか古めかしい雰囲気を感じたが、ゲーム内のインベントリやラジアルメニューなども尽くが操作しづらかったり必要な操作回数が多かったりと洗練されていない印象を受けた。
もちろん過去作を踏襲している部分もあるのだろうが、流石に今の時代にお出しされるとやや厳しいものがある。

また、UIに限らず操作していてストレスを感じる点も多い。
プレイしてすぐに気づいたのはX軸とY軸で感度が違う点。個人的に大嫌いな設定。
他にも探索中ちょっとした段差をうまく乗り越えられなかったり、ナイフでステルスキルした際に1秒くらい棒立ちで動けなくなったり、最近のストレスフリーなゲームを体験した後だとどうしても目についてしまう。

最後に、『S.T.A.L.K.E.R.』シリーズの特徴とも言える「A-LIFE」について。
「A-LIFE」とは、ワールド内でのNPCの行動をシミュレーションし、プレイヤーの感知する範囲以外でもNPCの移動や衝突が発生し得るシステムのこと。
本作では「A-LIFE 2.0」と題うってさらなる進化を期待させたものだが、今のところ、残念ながらその影響を感じ取ることは出来ていない。
というか、探索中に遭遇するミュータントやバンディット、ストーカーの集団は明らかにプレイヤーの周囲で無から突然生えてきているので、ちょっとどころではない違和感を度々覚えることになる。
このあたりもう少しうまくやってくれれば、もっとゾーンの雰囲気に没入できるのになと思う。




総じて言えば、古き良き『S.T.A.L.K.E.R.』がビジュアルを大幅に進化させて帰ってきた、という感じで、概ねファンも納得の出来と言える。
ただ、「A-LIFE」に関しては落胆を禁じ得ない。
個人的にはもう少しシステム面での進化があれば、あとは言う事無しと言った出来だった。

発売直後ということもあり、最適化不足や細かなバグで評価を落としている部分もあるが、自身の環境ではクリティカルなバグやクラッシュもなく楽しくプレイできているので、評価は「おすすめ」としたい。
Postat 21 noiembrie 2024. Editat ultima dată 22 noiembrie 2024.
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16 oameni au considerat această recenzie utilă
O persoană a considerat această recenzie amuzantă
44.6 ore înregistrate (22.5 ore pâna la publicarea recenziei)
最初は独自要素・用語のオンパレードに面食らうが、多様な装備やカードによる戦闘の幅、周回やキャラクターをまたいで進行するストーリーなど、遊べば遊ぶほど魅力が引き出される良作。日本語にも対応済み。




良い点
  • プレイヤーの選択によって分岐する興味深いストーリー
  • ストーリーを進めるに連れ増えていくロケーションやキャラクター
  • 敵との遭遇に緊張感のあるマップ探索
  • 多様な武器やカードによる幅広い戦闘スタイル
  • ダークでグロテスクなグラフィック
  • 雰囲気を醸し出す戦闘BGM

悪い点
  • 初見でのとっつきづらさ
  • Alt + Tab時に再起動せざるを得なくなるバグあり




本作は「ダークネス」と呼ばれる物質によって荒廃し汚染された世界を舞台に、探索やキャラクターの成長、NPCとのインタラクションといったRPG要素とローグライクデッキ構築での戦闘を融合させたゲームになっている。

緊張感ある探索

探索ではランダム生成されたマップを歩き回ってイベントをこなしたりアイテムを拾ったり、次のロケーションへと進むための出口を探すことになる。敵との戦闘はシンボルエンカウント式になっており、マップを彷徨く敵に触れると戦闘が開始される。そのため、準備が整っていない場合は敵との戦闘を回避し、アイテムやイベントの回収を優先するという戦法を取ることができる。

しかし、開始時点でのマップは暗闇に覆われており、視界が利くのは自身の周囲数マスだけとなる。一度通った場所は視界がひらけて周囲に何があるのか見えるようになるのだが、暗闇に敵が潜んでいた場合は近づくまで視認することができず、これによって未踏破エリアの探索に適度な緊張感がある。扉を開けたら敵とばったり、といったことも珍しくなく、リソースが厳しい状況においてはまさしくサバイバルといった体験ができる。

また、戦闘を行ったり、イベントで倫理にもとる行動を取ったりした場合、画面上部に表示されるダークネスレベルが上昇する。このレベルが一定になるとプレイヤーにデバフがかかったり、敵が強化されたりするため、探索が徐々に困難になる。一方で敵の戦闘で得られる報酬が増加するというメリットもあるため、どのタイミングで次のロケーションへと移行するかもプレイヤーの腕の見せ所となる。あまりに長居し続けると、何やら禍々しい存在が這い寄ってくることも……

自身の決断が影響を及ぼすストーリー進行

マップ上には様々なキャラクターや装置が配置されており、それらに協力したり、リソースやアイテムを使って動かしたりすることでストーリーが進行する。ストーリー進行はプレイヤーの選択によって分岐することもあるが、作品のダークな雰囲気も相まり、自身の決断がどのような影響を及ぼすのか良い意味でハラハラさせられる。また、重要なNPCとの会話で徐々に世界観の輪郭が見えてくる雰囲気もたまらない。

ストーリーを進行させた場合、使用できるキャラクターや新しいロケーションが開放されることもある。これによって新しい武器やカードを試せたり、未知の敵との戦闘を経験できたりするので、プレイ時間が20時間を超えた現時点でもまだまだ新鮮さが損なわれる気配はない。リプレイ性は非常に良好と言える。

ちなみに、エンディングを含むストーリーの分岐がどこでどのように進行するかは、メインメニューのライブラリ→フローチャートから確認することができるので、何をすればいいかわからない人はこれを頼りに各ロケーションの攻略を進めていくといいかもしれない。

初見ではとっつきづらいが慣れると面白い戦闘

本作における敵との戦闘では、事前に構築したデッキを用いることになる。表面的な要素は他のデッキビルダーと似ているので、有名どころで言えば『Slay the Spire』などを触ったことのある人であれば基本的な操作は慣れたものだろう。しかし、本作独自の要素・用語も数多く散りばめられているため、それぞれをしっかり理解しようと思うとしばしば混乱することがある。簡単なところで言えば、例えばカードのことは「行動」、バフやデハブのスタック数は「レイヤー」といったような用語の置き換えがある。

そして、本作でも特にユニークなのが「速度」とそれに付随する時間の概念だ。本作での戦闘はこの速度を基準にした変則的なターンベースバトルになっており、簡単に言えば各キャラクターのターンは速度が早い順に回ってくる。使用できる行動の中にも味方の速度を上げたり敵の速度を下げたりするものが多数あり、これらを駆使すれば敵にほとんど行動させずに戦うこともできる。バフやデバフといった状態効果のスタックも時間をベースに消費される。

各キャラクターが行動できる順番は画面右上のタイムライン上に表示されているが、ここには状態効果の消費されるタイミングも表示されるのがまたややこしい。なんとなくでプレイしていても問題ないと言えばないのだが、速度や時間について知らないと中々ターンが回ってこないキャラクターがいて不思議に思うことになるだろう。

また、プレイヤーの使用する行動の多くはキャラクターの使用する武器に紐ついており、その武器を装備していないとそもそも使用することができない。それに加え、使用する武器によってはコスト——所謂エナジーやスタミナとは別に弾丸やバッテリーといったリソースを消費するものがあり、さらにそういった行動をリソースを消費しない弱行動に切り替える節約システムがあったり……とにかくプレイを始めてしばらくは戦闘システムの理解に時間を取られることになる。しかし一度理解してしまえば、取れる選択の多さ、プレイスタイルの多様さに一気に引き込まれる。主人公以外に最大2人まで仲間を加えて戦闘を行える点も大きい。

好きな人にはたまらないホラー・グロテスク要素

2D・ドットと侮るなかれ。特にアンデッド系の敵の描写には力が入っており、ホラー好きとしては中々にたまらない。禍々しい敵の数々を眺めているだけでも結構楽しい。また、探索中に遭遇するイベントでもダークネスの影響や敵組織の実験の凄惨さを垣間見ることができ、世界観の作り込みに感心する。

探索済みのロケーションを歩いて油断しきっているときに突発的なイベントが発生したり、とある特殊な演出が始まったりするとドキッとさせられ、そう言えばこのゲームはホラーだったなと再認識することになる。

総評
探索と戦闘、そのどちらも奥深い楽しさがあり、一度プレイを始めると何時間でものめり込んでプレイしてしまう魅力がある。ダークな雰囲気や緊張感のあるサバイバルホラー要素が良いスパイスになっており、デッキビルダーを普段あまりプレイしない自分もガッツリと心を掴まれてしまった。ゲームBGMが好きな自分にとっては戦闘BGMのカッコよさも惹かれた点の一つだ。本体を購入すると無料でサウンドトラックを入手できるのも嬉しい。

初見で20時間遊んでもまだまだ未発見の要素があると考えると、定価2,000円弱のインディーゲームとしてはボリュームがある方だろう。日本語に対応した今、ダークな雰囲気やデッキビルダーが好きな人にはぜひとも手に取ってもらいたい。

備考
自分の環境ではプレイ中にAlt + Tabで他のウィンドウにフォーカスした場合、探索中のキャラクターが勝手に左に動き続けてしまうようになり、再起動しないと直らないというバグが高確率で発生する。一応開発者も認識しているようだが、残念ながら根本的な原因の特定と解決には至っていないらしい。
Postat 13 noiembrie 2024.
A fost această recenzie utilă? Da Nu Amuzantă Premiază
32 oameni au considerat această recenzie utilă
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2
39.1 ore înregistrate
Recenzie acordată în perioada accesului timpuriu
プレイヤーは天才的頭脳を持つ科学者。対する敵は軍隊、エイリアン、ロボットに超自然的存在、果てにはゾンビまで。
様々な脅威が蔓延る巨大研究施設で探索や拠点構築を進め、最終的には施設からの脱出を目指すクラフトサバイバル。
ソロでもフレンドとでも楽しむことができ、クラフトサバイバル好きにはもちろん、初代Half-LifeやSCPが好きな人にもオススメしたい良作。




良い点
  • 初代Half-Lifeを踏襲しつつ現代的な視覚効果が加えられたグラフィック
  • 探索しがいのある広大なマップ
  • メリットとデメリットを自分で選べるキャラクタービルド
  • 防衛やハウジングが楽しめるベースビルディング
  • いかにも科学者(っぽい)色々な武器やアイテム
  • 様々な超常的存在に関するロア
  • 一部に抜けがあるものの質の高いローカライゼーション
  • 気軽に楽しめるバカゲー感

悪い点
  • 一部非常に分かりづらいストーリーの導線




マップ・探索
本作は明確にストーリーのあるクラフトサバイバルということで、2,000円台という価格設定もあってボリュームにはそこまで期待はしていなかったのだが、ストアのトレーラーやスクリーンショットを見るに、20時間以上プレイした時点で未だに見ていないロケーションや敵、武器が残っているのにはいい意味で期待を裏切られた。

舞台は地下深くに作られた巨大研究施設だが、内部は様々な区画――オフィス区画や製造区画、研究区画などに分かれており、区画ごとに違ったテーマや雰囲気が感じられるため、あまりマンネリとした印象はなかった。新たな区画に行けば新しいアイテムが発見でき、クラフトできる武器や設備の幅がちゃんと広がるように作られている点も大きい。
また、施設内の各所にはアンテバースと呼ばれる別次元へと繋がったポータルがあり、これらを通って訪れることのできる施設以外のマップも複数存在する。ポータルを通り抜けた先に、これまでとはまったく違った風景が広がっていたときの高揚感を、是非ともプレイして体験してもらいたい。

施設の区画1つ1つはそこまで大きくはないが、それらが複雑な経路で繋がっており、さらには別次元へとつながるポータルまであるため、慣れるまではとにかく迷いやすい。自分のように方向音痴気味の人は特に悲惨なことになる。一応マップはあるものの、現在地などは表示されないただの見取り図なので気休め程度にしかならない。
さらに、この施設は夜になると電源が落ちて真っ暗闇になってしまうため、うっかり時間を忘れて慣れない区画まで遠出してしまうと、最悪の場合死んで拠点に戻る羽目になる。

これだけ巨大な施設なので、探索範囲が広がるにつれて徒歩移動が徐々に大変になっていくが、キーアイテム入手後に利用できるようになる新たなショートカットや、施設内で自由に運転可能な乗り物、区画間を走るトラムといった移動手段も用意されているため、これらを活用すれば効率よく探索することが可能となる。道を覚えられればの話だが。

クラフト・ベースビルディング
本作でクラフトできるアイテムの数々は、「科学者が施設内で手に入れたものを活用した発明品」という設定に沿ってデザインされている。序盤に作成できるアイテムのありあわせ感、そして後半になって作成できるようになるアイテムの(トンデモな)ハイテク感は見ていてとてもワクワクさせられる。
また、クラフト時にチェストから直接アイテムを使用したり、中間素材をすぐにクラフトできたりと、ユーザビリティに配慮した機能が既に実装されている点も嬉しいところ。

クラフトできるアイテムの種類も多岐にわたり、武器や防具、拠点防衛用のバリケードや迎撃設備、電源のマネジメント用品、その他にも料理や農園、ペットに関するアイテムもある。
つまり、敵と戦ったり探索を進めたりするだけでなく、拠点を充実させて料理や農業に精を出すのもまた一つの楽しみ方としてしっかりと用意されている。
農園で紫色の怪しいトマトを育て、近くを彷徨いているエイリアンをシバいて肉を手に入れ、遠征から帰ってきた仲間に温かいスープを振る舞えば、緊急事態の最中とは思えないスローライフ感が得られる。ナチョスで懐柔したエイリアンをハムスターのごとく愛でるのもまた一興。

ベースビルディングに関しては、プレイヤーはあくまで施設内に脱出までの一時的な拠点を構える体なので、土台や壁、天井を使って家を作るようなことは(少なくとも現時点では)できない。基本的には施設の中で拠点とする場所を決め、夜になると発生する敵の襲撃に備えてバリケードを築いたり、防衛設備を設置したりといった内容が主になる。
こう聞くと些か薄味のように思われるかもしれないが、敵の巡回ルートや襲撃方向から有効な防衛手段を考えたり、夜間に備えた電源のマネジメントを考えたり、より安全な場所や利便性の高い場所を探して引っ越ししてみたりといったことが中々に楽しい。
また、施設を探索する中で気に入った、あるいは有用な家具や設備があれば、持ち帰って拠点に配置することが可能なので、ハウジングが好きなら一層拠点の構築や探索を楽しめるだろう。

ストーリー・ロア
ストーリーはHalf-Lifeよろしく全てプレイヤーの一人称視点で描かれ、基本的には施設内で出会う他の生存者との会話やキーアイテムの作成によって進行していく。進行自体はやや淡々とした印象を受けるものの、この施設で今何が起きているのか、施設を跋扈する脅威は一体どういった存在なのか、その全貌が徐々に明らかになっていく様子は実に興味深いものだった。
それに加え、ゲームに登場する超常的存在に関するロアが様々な場所に音声記録や電子メールとして多数残されており、これらを聞いて眺めるだけでも結構なボリュームがあるため、早期アクセスとは思えないほどの満足感が得られた。

ストーリーの進行状況や現在の目標はジャーナルからいつでも確認できるが、一部のストーリーの導線があまりにも分かりづらかった点はこれからのアップデートでの改善に期待したい。
具体的には、オートタレットが稼働していて危険なので(また閉じ込められている生存者を助けるため)、コントロールセンターへ行って設定をオーバーライドするところ。コントロールセンターへ続くポータルがどこにあるのか分からずかなり苦戦したが、まさかタレットが稼働しているエリアを蜂の巣にされながら気合で抜けた先に順路があるとは思わなかった。




総評
早期アクセス作品であるものの、現時点でも十分なボリュームがあり、致命的なバグなどもなく品質は非常に高い。随所にも遊びやすくなるよう工夫をこらしていることが伺え、これからの開発にも大いに期待が持てるところ。今から大型アップデートや完成版のリリースが楽しみである。トレーラーや概要を見て少しでも面白そうだと感じたならば、是非とも購入することをおすすめする。

おまけ
ゲーム内のVCをオンにすると、喋ったときにキャラクターの口が動くので面白いぞ!
Postat 7 mai 2024. Editat ultima dată 27 noiembrie 2024.
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■ プレイ環境 ■
  • Ryzen 9 7950X3D
  • GeForce RTX4090 24GB
  • DDR5-6000MHz 64GB
  • UWQHD 3440x1440
  • キーボード/マウス
  • グラフィックス設定最高/RTオフ




バラエティ豊かで見栄えのするアクションや、シングルプレイヤーでありながらオンラインで他のプレイヤーと旅の相棒の貸借ができるユニークなシステムなど、ゲームプレイの根幹は面白い。
しかし、現時点では最適化不足とUXの悪さのせいでゲーム内容以前にあまりおすすめできない

パフォーマンスに関してはDLSSなどの超解像技術を持ってしてもごまかせず、上記プレイ環境においてNPCが複数いるような場所に近づくと50~80FPSまでフレームレートが低下する。ちなみにRTオンでもオフでも負荷は対して変わらなかった。
これほどにフレームレートが落ち込む割にグラフィックス自体はキャラクター描写を除いてあまり良くはなく、特にスカイボックスはPS2か?と思わずにはいられないくらいにガッサガサで、空を見上げるたびにゲンナリする。

その他、現状の不満点を以下に列挙する。
  • ニューゲーム/セーブデータの選択なし。現状やり直したければセーブデータをディレクトリから直接削除する必要がある。
  • マウスでの視点移動がおかしい。スムージングや加速がデフォルトで効いているようで、オフにすることもできない。
  • やたら濃いビネットがかかっている。モーションブラーや被写界深度はオフにできるのだが、なぜかビネットはできない。画面中央以外がやたらと暗い。
  • キーバインドが使いづらい。一部の操作は再設定不可で使用できないキーもある。
  • システムの紹介が不親切。チュートリアル自体は出てくるが、その機能がどこからアクセスできるのか、どうやって使うのかが非常に分かりづらい。
  • UI上のツールチップ表示などがない。UIにアイコンのみの表示が多用されているが、それらに関しての説明がまったくなく不親切。
  • 宿屋代が高い。現状のセーブの仕様上、こまめに宿屋を利用しないと大幅に進捗が失われる(追記2参照)可能性があるが、価格が高く特に序盤は気軽に利用できない。

■ セーブファイルの場所 ■

他にも触れているレビューは多くあるが、セーブデータを削除してやり直したい場合は
~\Steam\userdata\<user id>\2054970\remote\win64_save
にあるファイルを削除すればいい。
SS1_data000.binが覚者、SS1data00-1.binがポーン、data000.binが直前のセーブ、data001Slot.binが最後の宿屋のセーブ、data00-1.binが設定等のセーブだそうだ。

■ ビネットのオン/オフ比較 ■

参考までにビネットの有無を比較できるスクリーンショットを置いておく。
https://gtm.steamproxy.vip/sharedfiles/filedetails/?id=3195394941
https://gtm.steamproxy.vip/sharedfiles/filedetails/?id=3195397809

■ 追記 1 ■

少額課金の対象にもなっているキャラクリをやり直すためのアイテムは思っていたよりも序盤、城都 (ヴェルンワース)のポーンギルドで購入することができた。価格も500Rとそれほど高額というわけでもなかったため、キャラクリに不満のある人はデータを消すよりもさっさと城都まで行ったほうがいい。

■ 追記 2 ■

セーブの仕様が想像以上に凶悪だったため注意喚起をば。

現状セーブデータは「直前のセーブ」と「最後の宿屋のセーブ」の2種類のみで、どちらも1スロットずつしかない
前者はメニューからの手動セーブとオートセーブを兼ねているため、オートセーブ時の状況によっては所謂"詰み"の状況が発生する。
また、後者は「最後に泊まった宿屋から復活する」ではなく、「最後に宿屋に泊まった時点のセーブをロードする」という点に注意が必要だ。

そして何が凶悪かというと、「最後の宿屋のセーブ」を読み込んだ場合、ロードが終わった時点で「直前のセーブ」が上書きされる

仮に一度も宿屋に泊まらず、キャンプセットのみを使ってクリア直前までゲームを進めたとする。その状態で「最後の宿屋のセーブ」を読み込んでしまった場合、最初の牢屋まで戻され、クリア直前のデータは即座に失われてしまうわけだ。

宿屋代が高いこと、「直前のセーブ」と「最後の宿屋のセーブ」の読み込みボタンが並んでいること、各セーブスロットが1つしかないこと等々が災いし、意図せず進捗が巻き戻されたプレイヤーも多いようなので、これからプレイする方は特に注意されたし。
Postat 21 martie 2024. Editat ultima dată 22 martie 2024.
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PAYDAY 3が得たもの
・新しいエンジン
・アップグレードされたグラフィック
・近代的なアクション
・進化したステルスプレイ

PAYDAY 3が失ったもの
・Crime .net(ロビーブラウザ)
・迫力のある銃声
・ダイナミックな演出
・ルート時の金額ポップアップ
・/// POLICE ASSAULT IN PROGRESS ///
・Simon Viklund




ステルスはパワーアップ、ラウドはパワーダウン
ステルスに関しては『PAYDAY 2』の続編として期待以上のものを作ってくれた。
マスクを被るか被らないかでプレイに変化があるし、スキルによる能力の強化がラウドと比べて顕著で、できることが増えていくのがとても楽しい。完璧に強盗を完遂した際の達成感も一入である。
マスクを被らないでもある程度目標を進められること、機密エリアでなければ警備員に見つかってもやり直しが効くことから、初見でもとりあえずあれこれ試してみることができ、初心者にもとっつきやすくなっている。

一方でラウド(銃撃戦)はなんだかしょっぱい出来で少しがっかりした。原因は主にサウンドと演出だ。
銃声も怒号もBGMも、何もかもが『PAYDAY 2』と比べて大人しく、特にBGMが致命的に弱い。『PAYDAY 2』のBGMはプレイから5年以上経っているにも関わらず未だに耳に残っているのに対し、今作はクラブハウスでの戦闘BGMが(なんだか『Cyberpunk 2077』っぽいという理由で)少し印象に残ったくらい。Simon Viklund帰ってきてくれ。
演出に関しでも今作は常にシリアス路線であまりはっちゃけた感じがなく、各ジョブが前作のいくつかのジョブの雰囲気を踏襲しているせいで余計に寂しさを感じる。今後のジョブはもっと強盗ファンタジー路線を突き進んでもらいたいところ。あと「/// POLICE ASSAULT IN PROGRESS ///」返して。

UI/UXの改善が急務
初期コンテンツ量が少し物足りない、プレイヤーの進捗とチャレンジが結びついているのが面倒くさい、そういった不満は多々あれど、何よりまず改善してほしいのはUI/UXである。
UI/UXに関する不満点はあまりにも多いので、特に気になる点に関して以下に箇条書きする。

・ステルス/ラウドの事前の意思統一が困難。ロビーブラウザもなければロビーチャットもない。
・ロビーで準備完了を取り消せない。一度押したらもう装備が変更できない。
・1画面に表示できる情報が少ない。強盗の選択やロードアウトの編集時にどれだけクリックとスクロールさせる気か。
・武器のステータスやアタッチメントの効果を数値で確認できない。
・チャレンジ一覧のUIが最悪。せめて進捗順にソートしてほしい。
・パーティーの情報が確認しづらい。わざわざタブを変えないと人数しか分からないのはどうかしている。
・ロードアウトの名前が変更できない。
・各事前計画アセットの所持数がマッチング後でないと確認できない。なのにメインメニューでしか購入できない。
・現時点でいくつのルートを確保したか、ルートの合計金額がいくらになるかが分からない。
・手に取ったルートの価値がわからない。前作のようなポップアップがほしい。
・リスタートのたびにカットシーンが流れる。ダルい。
・ゲーム中のHUDに味方の装備の情報がほぼ表示されない。残弾数や設置型アイテムの情報を把握したい。

不満点のいくつかは前作ではできていたことなので、なぜこうも劣化してしまったのかと悲しく思う。

総評
前作でステルスが好きだった人には特にオススメ。ラウド好きだった人は少し様子見してもいいかもしれない。ただ、購入するにあたってはUI/UXの酷さに関しては覚悟しておいてほしい。

P.S.
「/// POLICE ASSAULT IN PROGRESS ///」に関しては早速ユーザーがModで復活させている。感謝。
ModはModWorkshopというサイトで公開されており、他にも既にいくつかのModがアップロードされているので、興味がある方はぜひ調べてみてほしい。
Postat 21 septembrie 2023. Editat ultima dată 22 septembrie 2023.
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