発売当時、あまり乗り切れず、100時間遊んでアンイストールしたゲーム。
あれから3年ぶりの再プレイ。
のナイトシティの見え方は変わっていた。
サイバーパンク　エッジランナーズを見たからだ。
そのあまりにも悲愴的な物語に、僕の心の中でずっとデイビッドへの思いがしこりのように残っていた。
3年ぶりに来たナイトシティは、全てが美しかった。
ゴミのようにうるさい広告。爆音と光の中で、ただモラルが破綻した世界。
3年前にはそうとしか思えなかった世界が、愛おしくてしょうがなかった。
この思いはデイビッドへの思いから産まれたモノだ。
アニメの世界の後あいつはもうこの世界に生きられない。この世界を味わえない。と思うようになった。
街を歩く。他愛もない人間の会話が、この社会で誰も幸せになれないという事実の中で必死に生きる言葉だと思うと、僕の思いが動かされる。
この街は誰の事も幸せにはしない。
でもデイビッドはこの世界を、もう2度と味わえない
だから僕は、この世界を味わい尽くす。
生きている人間にしか、世界を味わう事はできないのだから。
ナイトシティは、美しい街だ。
僕はたまらなく、好きだ。