（2021/05/04 レビューを全体的に書き直し）

2016年にサービスが開始された同名スマホアプリの移植。「ヴァルコネ」という略称で親しまれています。
北欧神話をメインに、和風・洋風キャラも多く、色々とごちゃまぜ感がある印象が強い。
Steamでのサービスを開始前でも、有名所な版権との様々なコラボが行われていたなど、結構愛されているゲームでもあります。
Steamにおいては海外向けグローバル版（おま国）と、この日本向け版の両方がほぼ同時にサービス展開されています。


PC版における評価点
・大画面プレイ可能、ネット回線が安定
スマホ向けのゲームをPCに持ってきたゲームのほぼ共通的な仕様でもありますが。

・スマホより処理速度が速い、快適にプレイできる
スマホによっては処理やロードが遅く、処理速度によっては撃破までのタイムが伸びないことも多い。
（ビフレストの時は公式でも、タイムを競うなら等倍にした方がいいと指摘されたことも）。
しかし、このPC版では処理落ちがあまり発生せず、ロード時間もスマホと比べて早い。
特にコネクトバトル・レイドバトル・ビフレストで顕著。PC向け移植としてはここが一番良点ではないでしょうか。

・別ブラウザで開かれる、ヘルプや攻略情報
おしらせ、各モードのヘルプ、公式攻略情報サイトなどはwabブラウザによって開かれるため、攻略情報を見ながらコネクトやレイドをプレイする、なんてことができる。
スマホではゲーム画面に重なる形で表示されるため、別に表示する点は優れているところ。


ゲーム自体の評価点
・可愛らしいキャラクター
キャラクターデザインは、がおうさんなど有名なデザイナーが担当している。
キャラのグラフィックはデザイナー毎に異なる特徴を反映しており、再現度は高め。
実装されていないボイス自体も数多くの有名声優さんを起用しており、キャラゲーとしては遜色ないレベル。


賛否両論点
他のレビューでも真っ先に挙げられる問題点。ですが、ボイス実装はPC版難しいとのことなので、自分は賛否両論点として取り上げます。
こういうゲームはキャラクターボイスが重要ではありますが、それが一切聞けないのは何とも惜しい（ご丁寧に、レイドバトルのボスの鳴き声まで消されていたりする）
特に聞き逃しやすい「ガチャ獲得時」「リミットバースト発動」「グレード・覚醒レベルアップ」の3つが聞けないのは救命的。
→後に「知識の泉」という図鑑に該当するコンテンツが追加されたため、聞き逃してもスマホ版ならボイスを聞くことは可能になりました。

一応ボイスがない点についてはプロデューサーの方も理解しており、「実装は厳しい」というコメントがあったようです。どうしてもボイスを聞きたい場合はスマホと並行してプレイして、脳内再生で補完しましょう。

ボイスなしと聞くと劣化しか聞こえない状況ではあるが、一応利点もある。
ダウンロードするデータにボイスデータが抜かれているおかげで、データダウンロードに必要な容量はスマホ版より若干少なめ。
スマホではほぼ絶えずに戦闘中にボイスが流れまくるので、それがうるさいと思う人にはいいかも？
せめて、ボイスの代わりに「セリフの吹き出し」で雰囲気を出してくれるといいんだけども…。


PC版における問題点
・スマホ版から削られた要素がやや多め
スマホ版から削られている要素は以下の通り
　・前述したボイス
　・動画ガチャ（広告動画を見てガチャを回すと、ルーン装備獲得+スタミナやオーブ箱のおまけがつく）
　・フレンド招待機能（Steamのフレンドを誘う、みたいなことはない）
　・ミラティブによる配信機能、通知機能（元々パソコン向けではない）
ただし、いずれもゲームプレイ自体にはなくてもあまり問題はないレベル。あまり気にしなくてもよい。

・一部バトルでのCPU使用率はそこそこ高い
コネクトバトル・レイドバトル・ビフレストで顕著。それ以外はほぼ快適といっていい。
これらを実行中に裏で作業したい場合はちょっと不便になる程度。

・プログラム側の問題点
起動時、Steamクライアントより後ろに起動されると、高確率でチャットで日本語入力ができなくなる（再起動で改善可能）
ホーム画面に戻る際、たまにクリック操作が聞かなくなる（一旦最小化して戻すことで改善）


ゲーム自体の問題点
・アリーナ
降参機能なし、残り人数の表記がないなど、不便な点が多い。
限定・特定キャラだらけで、なかなか上位に上がれずに勝てないことも多く、モチベーションの低下に繋がる。

・渋めのガチャ
所謂、闇鍋ガチャでもあるため、初期☆3キャラが出た→常設☆3キャラか装備品だった、というがっかり感も多い。
目玉であるアポカリプスキャラは非ピックアップだと、0.001%はと異常に低い確率となっており、なかなか当たらない。

・やや多いゲームシステム
オーブ・グレード強化、レアリティアップのキャラクエスト、覚醒用のルーン獲得、神器用のレイドやクエストなどとやることは多い。
初心者はまずどれからやればいいのかわかりづらいため、気軽にチャットで存在するのもよいでしょう。


一見「ボイスなし」と聞くと劣化としか思えないですが、パソコンでも十分プレイする価値がある移植版。
データ連携して基本はパソコンで外出先はスマホでやる、どちらかをサブアカウントにするなど、臨機応変に対応できるのも利点。
無料で始められるため、気になったらスマホもダウンロードして楽しんでみましょう。


キュレーターでは、注目されて欲しいゲームを中心にご紹介しています。よろしかったらどうぞ。
キュレーター

（2021/05/04 レビューを全体的に書き直し） [h1]ボイスない代わりに快適にプレイ可能なPC版移植。[/h1] 2016年にサービスが開始された同名スマホアプリの移植。「ヴァルコネ」という略称で親しまれています。 北欧神話をメインに、和風・洋風キャラも多く、色々とごちゃまぜ感がある印象が強い。 Steamでのサービスを開始前でも、有名所な版権との様々なコラボが行われていたなど、結構愛されているゲームでもあります。 Steamにおいては海外向けグローバル版（おま国）と、この日本向け版の両方がほぼ同時にサービス展開されています。 PC版における評価点 ・大画面プレイ可能、ネット回線が安定 スマホ向けのゲームをPCに持ってきたゲームのほぼ共通的な仕様でもありますが。 ・スマホより処理速度が速い、快適にプレイできる スマホによっては処理やロードが遅く、処理速度によっては撃破までのタイムが伸びないことも多い。 （ビフレストの時は公式でも、タイムを競うなら等倍にした方がいいと指摘されたことも）。 しかし、このPC版では処理落ちがあまり発生せず、ロード時間もスマホと比べて早い。 特にコネクトバトル・レイドバトル・ビフレストで顕著。PC向け移植としてはここが一番良点ではないでしょうか。 ・別ブラウザで開かれる、ヘルプや攻略情報 おしらせ、各モードのヘルプ、公式攻略情報サイトなどはwabブラウザによって開かれるため、攻略情報を見ながらコネクトやレイドをプレイする、なんてことができる。 スマホではゲーム画面に重なる形で表示されるため、別に表示する点は優れているところ。 ゲーム自体の評価点 ・可愛らしいキャラクター キャラクターデザインは、がおうさんなど有名なデザイナーが担当している。 キャラのグラフィックはデザイナー毎に異なる特徴を反映しており、再現度は高め。 実装されていないボイス自体も数多くの有名声優さんを起用しており、キャラゲーとしては遜色ないレベル。 賛否両論点 [h1]・ボイスなし[/h1] 他のレビューでも真っ先に挙げられる問題点。ですが、ボイス実装はPC版難しいとのことなので、自分は賛否両論点として取り上げます。 こういうゲームはキャラクターボイスが重要ではありますが、それが一切聞けないのは何とも惜しい（ご丁寧に、レイドバトルのボスの鳴き声まで消されていたりする） [strike]特に聞き逃しやすい「ガチャ獲得時」「リミットバースト発動」「グレード・覚醒レベルアップ」の3つが聞けないのは救命的。[/strike] →後に「知識の泉」という図鑑に該当するコンテンツが追加されたため、聞き逃してもスマホ版ならボイスを聞くことは可能になりました。 一応ボイスがない点についてはプロデューサーの方も理解しており、「実装は厳しい」というコメントがあったようです。どうしてもボイスを聞きたい場合はスマホと並行してプレイして、脳内再生で補完しましょう。 ボイスなしと聞くと劣化しか聞こえない状況ではあるが、一応利点もある。 ダウンロードするデータにボイスデータが抜かれているおかげで、データダウンロードに必要な容量はスマホ版より若干少なめ。 スマホではほぼ絶えずに戦闘中にボイスが流れまくるので、それがうるさいと思う人にはいいかも？ せめて、ボイスの代わりに「セリフの吹き出し」で雰囲気を出してくれるといいんだけども…。 PC版における問題点 ・スマホ版から削られた要素がやや多め スマホ版から削られている要素は以下の通り 　・前述したボイス 　・動画ガチャ（広告動画を見てガチャを回すと、ルーン装備獲得+スタミナやオーブ箱のおまけがつく） 　・フレンド招待機能（Steamのフレンドを誘う、みたいなことはない） 　・ミラティブによる配信機能、通知機能（元々パソコン向けではない） ただし、いずれもゲームプレイ自体にはなくてもあまり問題はないレベル。あまり気にしなくてもよい。 ・一部バトルでのCPU使用率はそこそこ高い コネクトバトル・レイドバトル・ビフレストで顕著。それ以外はほぼ快適といっていい。 これらを実行中に裏で作業したい場合はちょっと不便になる程度。 ・プログラム側の問題点 起動時、Steamクライアントより後ろに起動されると、高確率でチャットで日本語入力ができなくなる（再起動で改善可能） ホーム画面に戻る際、たまにクリック操作が聞かなくなる（一旦最小化して戻すことで改善） ゲーム自体の問題点 ・アリーナ 降参機能なし、残り人数の表記がないなど、不便な点が多い。 限定・特定キャラだらけで、なかなか上位に上がれずに勝てないことも多く、モチベーションの低下に繋がる。 ・渋めのガチャ 所謂、闇鍋ガチャでもあるため、初期☆3キャラが出た→常設☆3キャラか装備品だった、というがっかり感も多い。 目玉であるアポカリプスキャラは非ピックアップだと、0.001%はと異常に低い確率となっており、なかなか当たらない。 ・やや多いゲームシステム オーブ・グレード強化、レアリティアップのキャラクエスト、覚醒用のルーン獲得、神器用のレイドやクエストなどとやることは多い。 初心者はまずどれからやればいいのかわかりづらいため、気軽にチャットで存在するのもよいでしょう。 一見「ボイスなし」と聞くと劣化としか思えないですが、パソコンでも十分プレイする価値がある移植版。 データ連携して基本はパソコンで外出先はスマホでやる、どちらかをサブアカウントにするなど、臨機応変に対応できるのも利点。 無料で始められるため、気になったらスマホもダウンロードして楽しんでみましょう。 キュレーターでは、注目されて欲しいゲームを中心にご紹介しています。よろしかったらどうぞ。 [url=store.steampowered.com/curator/38449835]キュレーター[/url]