3行レビュー：

• フライトシューティングとしてはそこそこ面白く、機体やミサイルのモデリングも丁寧なため、フラシュー好きや実機好きにはお勧め。
  
• 1周目をHardで始めれば中々歯応えがあり、また序盤はミッションに成功しても失敗しても常に罵られ続けるため、ドMにもお勧め。
  
• 制限時間や弾数、天候や地形によって制約を受けるミッションが多いため、この手のゲームが初めての方には色々厳しいかもしれません。

長文レビュー：

日米欧露のメジャー機に搭乗できます。公式サイト記載機[ace7.acecombat.jp]の他に、F-4E、Mirage 2000-5、Su-30M2、Su-30SM、Su-37、Su-47に搭乗可能です。
AV-8BやF-117Aは敵機として登場しますが、自機としては使えません。

コックピット内の計器は限定的ですが動作します。またミサイルモデルは機体によって細かく変化します。
SS: F-2Aのミサイルモデル
SS: Mirage 2000-5のミサイルモデル

地表付近飛行時の描画範囲の狭さ、機体のテクスチャ解像度の低さ、ミサイル台車のローポリ感、リプレイ再生時コックピット内のパイロットが不動、などが気になりますが、他は特に気にならないレベルです（前者2つはコンソール向けに調整したものをそのまま持ってきた結果かと思います）。

3D描画の雲と2D描画の遠景の自然な融合には好感が持てます。
SS: 雲と遠景描画

シングルとマルチがありますが、基本的にはシングルゲーです。
マルチは簡素な作りで長時間プレイを想定したものにはなっておらず、また元々ユーザー数の少ないジャンルでアクティブユーザーも少ないため、それを目的として買うのには向いていません。

シングルの1周目は下の難易度で始めれば十数時間でクリアできるようです。
Hardで始めたら1周するのに30時間ほどかかったので（機体の挙動確認やSS撮影で寄り道していた時間を含む）、サクッと1周したければEasyかNormalで始めるのが良いかと思います。

前述の通り、フライトゲーム初心者には厳しい部分が多いです。特にマップ構造由来で難易度が上がる部分は、機体を自在に操れる前提ならどうということはないのですが、そうでない方はかなり苦労すると思います。


制限時間と弾数由来の部分は、1周して上位機体や機体の強化パーツをアンロックし、ミッション構造を把握することで難易度が大幅に変化するバランスになっています。そのため、周回プレイヤーと1周してやめた方とで評価が変わってくると思います。
SS: 2周目以降に色々と試した結果

国内ゲームメーカーの製品らしく、非常に劣悪です。必要最低限の操作は可能ですが、それ以上を期待してはいけない製品です。
国産品の良い部分としては、日本語と英語の使い分けが適切である、イベントシーンの構図が常に綺麗に整っている、などがあります。

初期Verから最適化済みで軽く、GPU使用率が100%に張り付く場所が多いです。
無人機の大量飛行、対空砲火の雨などによりGPU使用率が70～90%程度まで低下し、フレームレートが落ちる場面もありますが、基本的にはGPUパワーを生かしたプレイが可能です。
SS: 無人機によるフレームレートの低下
SS: 対空砲火によるフレームレートの低下

フライトシューティングに何fps必要なのかという話ですが、私の場合はFPSプレイ時と変わらず、80fps台＝重い、90fps台＝ちょっと足りない、100fps以上＝快適、といった感じでした。
FPSプレイヤーはとりあえずいつも通りの調整でいいと思います。

• ゲームとしては軽めなため、ハードウェアレベルでの敷居は低いですが、難易度的な意味でフライトゲーム初心者への敷居は高いです。
  
• シングルメイン・周回プレイ前提のゲームバランスで、フラシュー好きや実機好きなら様々な方法で楽しめます。
  
• 国産品なため、PCゲームとしての出来には期待してはいけません。

この手のゲームが好きなら$60で買いですが、そうでない方は（詰む／積む可能性があるため）$20～$30買いが妥当かと思います。
SS: F-22A Raptor

[b]3行レビュー：[/b] [list] [*]フライトシューティングとしてはそこそこ面白く、機体やミサイルのモデリングも丁寧なため、フラシュー好きや実機好きにはお勧め。 [*]1周目をHardで始めれば中々歯応えがあり、また序盤はミッションに成功しても失敗しても常に罵られ続けるため、ドMにもお勧め。 [*]制限時間や弾数、天候や地形によって制約を受けるミッションが多いため、この手のゲームが初めての方には色々厳しいかもしれません。 [/list] [b]長文レビュー：[/b] [h1]登場機体[/h1] 日米欧露のメジャー機に搭乗できます。[url=https://ace7.acecombat.jp/aircraft/]公式サイト記載機[/url]の他に、F-4E、Mirage 2000-5、Su-30M2、Su-30SM、Su-37、Su-47に搭乗可能です。 AV-8BやF-117Aは敵機として登場しますが、自機としては使えません。 コックピット内の計器は限定的ですが動作します。またミサイルモデルは機体によって細かく変化します。 [url=https://gtm.steamproxy.vip/sharedfiles/filedetails/?id=1688299071]SS: F-2Aのミサイルモデル[/url] [url=https://gtm.steamproxy.vip/sharedfiles/filedetails/?id=1688299535]SS: Mirage 2000-5のミサイルモデル[/url] [h1]グラフィック[/h1] 地表付近飛行時の描画範囲の狭さ、機体のテクスチャ解像度の低さ、ミサイル台車のローポリ感、リプレイ再生時コックピット内のパイロットが不動、などが気になりますが、他は特に気にならないレベルです（前者2つはコンソール向けに調整したものをそのまま持ってきた結果かと思います）。 3D描画の雲と2D描画の遠景の自然な融合には好感が持てます。 [url=https://gtm.steamproxy.vip/sharedfiles/filedetails/?id=1686695612]SS: 雲と遠景描画[/url] [h1]ゲームモード[/h1] シングルとマルチがありますが、基本的にはシングルゲーです。 マルチは簡素な作りで長時間プレイを想定したものにはなっておらず、また元々ユーザー数の少ないジャンルでアクティブユーザーも少ないため、それを目的として買うのには向いていません。 [h1]プレイタイム[/h1] シングルの1周目は下の難易度で始めれば十数時間でクリアできるようです。 Hardで始めたら1周するのに30時間ほどかかったので（機体の挙動確認やSS撮影で寄り道していた時間を含む）、サクッと1周したければEasyかNormalで始めるのが良いかと思います。 [h1]難易度・ゲームバランス[/h1] 前述の通り、フライトゲーム初心者には厳しい部分が多いです。特にマップ構造由来で難易度が上がる部分は、機体を自在に操れる前提ならどうということはないのですが、そうでない方はかなり苦労すると思います。 [code] 2019年3月16日に公開された4Gamerによるインタビュー記事の中で、ブランドディレクターが以下のように語っています。難易度については開発側も反省しているようです。 [url=https://www.4gamer.net/games/369/G036985/20190304062/]「ACE7は基本的にファンへ訴求していく方向性で作っていた。（中略）新規プレイヤーの皆様に向けて誠実に言うなら、まずはEASYで、いやVERY EASYを作っておくべきだった」[/url] [/code] 制限時間と弾数由来の部分は、1周して上位機体や機体の強化パーツをアンロックし、ミッション構造を把握することで難易度が大幅に変化するバランスになっています。そのため、周回プレイヤーと1周してやめた方とで評価が変わってくると思います。 [url=https://gtm.steamproxy.vip/sharedfiles/filedetails/?id=1681265591]SS: 2周目以降に色々と試した結果[/url] [h1]UI・仕様[/h1] 国内ゲームメーカーの製品らしく、非常に劣悪です。必要最低限の操作は可能ですが、それ以上を期待してはいけない製品です。 国産品の良い部分としては、日本語と英語の使い分けが適切である、イベントシーンの構図が常に綺麗に整っている、などがあります。 [h1]フレームレート・描画負荷[/h1] 初期Verから最適化済みで軽く、GPU使用率が100%に張り付く場所が多いです。 無人機の大量飛行、対空砲火の雨などによりGPU使用率が70～90%程度まで低下し、フレームレートが落ちる場面もありますが、基本的にはGPUパワーを生かしたプレイが可能です。 [url=https://gtm.steamproxy.vip/sharedfiles/filedetails/?id=1686694523]SS: 無人機によるフレームレートの低下[/url] [url=https://gtm.steamproxy.vip/sharedfiles/filedetails/?id=1686695340]SS: 対空砲火によるフレームレートの低下[/url] フライトシューティングに何fps必要なのかという話ですが、私の場合はFPSプレイ時と変わらず、80fps台＝重い、90fps台＝ちょっと足りない、100fps以上＝快適、といった感じでした。 FPSプレイヤーはとりあえずいつも通りの調整でいいと思います。 [h1]まとめ[/h1] [list] [*]ゲームとしては軽めなため、ハードウェアレベルでの敷居は低いですが、難易度的な意味でフライトゲーム初心者への敷居は高いです。 [*]シングルメイン・周回プレイ前提のゲームバランスで、フラシュー好きや実機好きなら様々な方法で楽しめます。 [*]国産品なため、PCゲームとしての出来には期待してはいけません。 [/list] この手のゲームが好きなら$60で買いですが、そうでない方は（詰む／積む可能性があるため）$20～$30買いが妥当かと思います。 [url=https://gtm.steamproxy.vip/sharedfiles/filedetails/?id=1669753668]SS: F-22A Raptor[/url]