1,194 people found this review helpful
95 people found this review funny
6
6
6
6
6
6
7
6
6
6
6
8
8
7
7
6
6
6
6
6
6
6
6
127
Recommended
0.0 hrs last two weeks / 46.6 hrs on record (22.2 hrs at review time)
Posted: 23 Jun @ 4:40pm

“死にゲー”総本山の『ダークソウルシリーズ』に連なる、回避を主体とした戦闘が特徴のオープンワールドアクションRPG。
探索要素の邪魔にならないようアクションが大味になりがちなオープンワールドジャンルの中では珍しく、戦闘に重きを置いたタイトル。
何度も死にながらボスの動きを覚え、回避のタイミングを測りながら攻略していくのはソウルライクジャンルの鉄板だが、本作ではそこに数多くの装備(武器、防具、装飾品等)やスキル(アクティブスキル、魔法等)が加わることで戦闘スタイルに幅を持たせている。また装備品の数の多さはオープンワールドとして探索の楽しみを増やすための報酬という面でも一役買っており、探索しボスやダンジョンを見つけ、倒す→新しい装備品やスキル、経験値を得てまた探索に向かう、という流れをしっかりと作ることができている。
マップはいくつかのエリアに分かれており、規模の大きいダンジョンがいくつかと数多くのフィールドボス・ミニダンジョン・ランドマークなどが散りばめられている。とにかくマップの密度が高く、こんなに洞窟や地下墓地だらけで地盤は大丈夫なのだろうかと心配になるほどだが、そのどれもが固有の形状をしており飽きることなくプレイできる。
難易度に関しては底意地の悪いギミック・強力なボスなど一見理不尽にも思えるほどだが、本作では味方NPCやマルチプレイをはじめとした救済措置が多く用意されており、自身のプレイスタイルに応じてそれらを活用することで実質的な難易度の変更ができる。もちろん、完全ソロの魔法・遺灰縛りでも十分クリアできる難易度にはなっているため、安心してほしい。またレベルアップはソウルシリーズと同じく敵を倒して得た通貨を用いて行うタイプで、ステータスの振り直しも可能。探索をしすぎて自動的にレベルが上がりすぎてしまうといったこともなく、この辺りも自分の腕前に応じた難易度でゲームをプレイできる要因となっている。二週目以降は装備やステータスが引き継がれるため、はじめからプレイしたい場合は新しいキャラクターを作成するとよい。
総合して死にゲー+オープンワールドというとっつきにくそうなジャンルなのにも関わらずそれらの縫合を高い次元で行い、尚且つ生粋のコアゲーマー以外も遊べるゲームへとチューンアップしてくるセンスには脱帽。ただでさえ難易度が高いうえ広さ・密度共にマップの充実度がすさまじく、とにかく時間を奪われるゲームだが、腕自慢のアクション好きだけでなく多くのゲーマーにオススメできる傑作といえる。
Was this review helpful? Yes No Funny Award
Comments are disabled for this review.