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Posted: 24 Mar @ 2:10pm

地球防衛軍20年の歴史の集大成を飾るにふさわしい傑作。
前作5だけでなくすべての過去作は、この6に結実するために存在していたと言っても過言ではない。
侵略者はあれほどの技術を持ちながら、なぜわざわざ地球を侵略しなければならなかったのか。
そもそも地球防衛軍などという大それた超法規的・超国家的組織がなぜ存在するのか。
主人公がバケモノじみた活躍をする、ゲームの主人公だから以外の理由はあるのか。
シンプルシリーズのバカゲーとして無邪気に遊んでいたころは考えもしなかった、ただのゲーム的なお約束やご都合主義として見て見ぬふりをしてきた全てに回答をもたらしている。

EDFと言えば時に愉快で時に熱い無線でのやり取りだが、本作のそれは輪をかけて面白い。
1回聞いただけではなんのことかよくわからないが、先の展開を知ってから戻ってくると「そういうことだったのか!」という発見があり考察のしがいがある。
特に本作のもう一人の主人公である東地宏樹氏演じるプロフェッサーは、全セリフ超重要なので聞き逃し厳禁。
何気ない一言に絶望的な状況をひっくり返すヒントが含まれていたりして、繰り返し聞き返したくなる。
当然それ以外のキャラにも見せ場があり、過去作では主人公=プレイヤーを引き立てるだけの有象無象でしかなかったNPC達が、まさしく「戦友」だと感じられることだろう。
ちなみに俺は前作のオペ子こと情報部少佐の部下が嫌いだったが、本作で大嫌いになった。お前もうEDF降りろ。

ここからは雑感。
ミッション数は過去最高の約150だが、中だるみするどころかこれでもだいぶ削ったんだろうなあと思うくらいには楽しめた。
似たようなミッションが多いが、あくまで似ているだけで敵の種類が変われば戦術から何から全部変わるので、最初の印象ほど使い回し感は覚えなかった。
新規敵は遊び方にひねりを加える良敵もいれば「考えた奴本当に許さんからな」みたいなヤツもいる。
シリーズ恒例のアイテム回収はさすがに今の時代にはしんどすぎるから、回復以外のアイテムを自動取得するModとかあるので抵抗がなければ探して入れちゃおう。
とまあ、ネタバレを排除してると書けることはあんまり無いので、あまり深く考えず遊んでほしい。
強いて言うなら5は必ずやるべきだし、ゲーム的にも5を踏まえた上での内容なのでいきなり6から入ると色々と不都合があるだろう。
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