1 person found this review helpful
Recommended
0.0 hrs last two weeks / 19.7 hrs on record
Posted: 6 Dec, 2023 @ 8:09pm

1つの問題があり、それを解決するために試行錯誤してその結果、解決するのかしないのか
そういった着地点が明確になっている物語ではなく2人の主人公の半生を語った作品であるため
主人公に感情移入できるかが鍵となる。

医師、千種正光は薄っぺらい偽善めいた人間に見え気持ち悪さがある。
作中にも「それは本当の考えなのか、自分自身の望みはないのか」と言ったような問いかけがあり
周りからも本心を隠し大義のためにと振りかざしているように見られている。
また対人関係を築くのが下手とも書かれているのでそういった人物像なのだろう。

もう一方の主人公、学生の天間武雄は多くを語らないが芯が強く身近な物を大切にしたいという思いが見て取れる。
作中でも周りから信頼され頼られている描写が多く好印象を得られやすい人物像となっている。

この2極の主人公が好きになれるかで評価は分れるだろう

システム面に目を向けると最低限のノベルゲームとしての形はなしている。
ただ細かい点として、
複数のエンディングがあるようだがエンディングリストや選択肢によりフローチャートが明確化されていない。
選択を迫られる場面は少ないがスキップしながらのCGやエンディング回収はやや面倒だ。
実績もないので尚更エンディングを全て見られたのか良く解らないままとなる。
Was this review helpful? Yes No Funny Award
Comments are disabled for this review.