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11.7 hrs on record (9.3 hrs at review time)
Early Access Review
お手軽スーパープレイでスコアを稼ごう。絶対に見過ごすべきでない。ULTRARECOMMENDED.
トリックを駆使してスコアを伸ばすのが主目的のステージクリア型のFPS。
主人公は血を燃料とするロボットで、人類が絶滅して血を得ることが出来なくなったので地獄に向かうというストーリー。
敵を空中に跳ね上げる、場外に飛ばす、攻撃を弾き返す等して評価を上げていく。
ストーリーを追うステージクリアモードがメインで、他にウェーブを生き抜くモード、サンドボックスモード有り。

良いところ
・爽快感
一撃が当たった時のサウンドやエフェクトが非常に派手で気持ちいい。
また大打撃を与えた場合は一瞬スローモーションになる演出が入り、これもまた爽快感に繋がっている。

・ゲーム性と体力回復方法の相性
プレイヤーはマップを自在に動ける機動力を有しており、これで自在に敵の攻撃をかわしていく。
但しあらゆる方向から敵が出現するので避けきれず体力の減少は避けられないし、マップ上に回復アイテムは無い。
ではどう体力回復するのかというと、敵に近づき大打撃を与えてその血を浴びることによって回復する。
このリスクを取らないと回復出来ないという回復方法がゲームにメリハリを与えている。

・沢山のギミックのある銃とトリック
武器はハンドガン・ショットガン・ネイルガン(マシンガン枠)・レールガンの4つと、パンチで、いずれも一般的なものだが、オルトファイアがユニーク。
例えばハンドガンは打ち上げたコインを撃つことによって大打撃を与える能力を持っていたり、ショットガンは目視出来る攻撃(プロジェクタイル)を弾き返し可能。
それぞれの銃に複数のオルトファイアや説明されないテクニックがあり、これらを習得することによってスコアを伸ばす楽しみがある。

・幅広い難易度
とにかく爽快感だけ欲しい人から、テクニックをフルに活用してやっとクリア出来る難易度まで幅広い難易度が用意されている。

・愛着の湧く主人公と敵キャラ
一言も喋らないし三人称で眺めるシーンも無いが何故か愛着が湧く。コミュニティは主人公V1のファンアートで溢れている。
実はボスの中にも後継機のV2がいて、こいつも礼儀正しく手強く、愛着が湧く要因の一つ。

賛否両論点
・忙しすぎ?
オーバーヒートや長いチャージを必要とする武器があり、これらを引き起こしている場合は別の武器に切り替えて攻撃しないとならないし、更に複数のオルトファイアを使い分けたい場合はこれも切り替えていく必要がある。即時に武器選択とオルトファイアを選択出来るキーコンフィグを練る必要があるかもしれない。
但し、完全に不要と思える武器及びオルトファイアはステージ開始前に無効に出来、操作を単純化出来る。

・一部マップのギミックは複雑かも
配線を辿って見つけるスイッチや少し意地悪なところに置かれた鍵など、次の戦闘への進行を阻む要素がいくつかのステージに存在する。
但しリプレイ前提のつくりなので、リプレイするならばこれらを覚え、実行する楽しさがあるとも言える。
更に武器の入手に関するシークレットもあり。

・グラフィック
初代PSのようなグラフィック。敢えて時代を逆行するグラフィックで、嫌いな人は嫌いかも。

悪いところ

・早期アクセス中
未完成のまま開発が終わるかもしれない。もし今の方向性のまま完成したなら、この点は心配無用。
また、現状実績及びトレカに非対応。

・コントローラーには未対応
昨今コントローラーでFPSをプレイするという人も増えていると思うが、残念ながらこれには未対応。
今後実装されるかというと、激しい振り向きや操作の正確性という観点から実装しない方針となる可能性が高そう。

総評
シングルプレイのFPSの中では、初代DOOMから2021年のFPSを含めても、最高水準の出来。
似た方向性の有名作品にDoom Eternalがあるが、小難しいストーリーもなくスピード感はこちら方が上。爽快感は高いしグラフィック故動作は軽量。
リプレイ性も高く、操作技術の向上によって上達を感じることが出来るだろう。
マルチプレイのゲームしかしない、FPSに興味が無いという理由でもなければ絶対に見過ごすべきでない。
またこのレビュー執筆時点で早期アクセスであるが、それでも買うべきと考える。定価でも買う価値あり。セールならばマストバイ。
ULTRARECOMMENDED.
Posted 30 December, 2021.
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0.5 hrs on record
リリースまでが目的か
レースゲーム。
ライバルとレースし、勝つことでお金を稼ぎ、車を購入したりチューンアップしていく内容。
ドリフトボタンで簡単ドリフトとのこと。

良いところ
・ある種の懐かしさ
窓の杜やvectorからDL出来るフリーゲームのような、完全に個人で作られた雰囲気を持っている。
悪いところ
・キーコンフィグが分かりづらい
どうやらPSコントローラをデフォルトで使うことを想定しているようで、PCで一般的と思われるxinputのコントローラーでプレイすると混乱する。操作指示も□ボタンや△ボタン等PSコントローラー基準。また昨今のゲームはアクセル・ブレーキはトリガーに割り振られるが、このゲームはデジタルボタンに割り振られている。
・イマイチな操作感
車は滑らないし真っ直ぐ走る。だからといって爽快感があるわけでもなく、緊張感と無縁。
・グラフィック
アセットフリップと言われる販売されている素材をそのまま流用したゲームが氾濫していることがしばしば問題視されるが、このゲームのグラフィックはそれ以下。メインの車のモデリングが雑で、コース上のオブジェクトも少なく景色が寂しい。開発自身でモデリングしたか?
・ストーリー
ライバルと会話するノベル形式のストーリーがあるが、面白くなく必要性を感じない。幸いスキップ出来る。

総評
ゲームを制作し、Steamでリリースし、そしてキーを配ってレビューをして貰うという一連の体験をしてみようという開発側の意図があるのではないか、という作品。
リリース出来たし、ゲームも問題なく動作した。売り上げは気にしないということならば成功したのではないだろうか。
純粋にゲームとして見ると、品質は100円のゲームと同等かそれを下回る出来で、例えセールで90%OFFになったとしても決して購入すべきでないという感想。

リリース自体が目的ならば成功している。
レビューからフィードバックを受けてゲームを改善してみるという体験が必要なら価格を下げるか無料にすべき。

ゲーム制作への前向きな姿勢は見えたが、購入すべきかと問われたらNo。
今後も情熱を持って開発を続けられるようであれば応援したい気持ちにはなった。

このレビューは、Steamグループゲーミングチャイルドの依頼によって執筆しました。新作紹介やレビューをほぼ毎日行なっています。メンバー登録、キュレーターのフォローをお待ちしています。
Posted 30 December, 2021.
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1.3 hrs on record
H.P.ラヴクラフト「ダゴン」を忠実に再現したゲーム、というかインタラクティブな映像作品。移動も出来ず、周りを見渡す程度しか操作できない。
小説に描かれた奇妙な世界を忠実に再現している。
収集要素があり、集めることでラヴクラフトに関するトリビアを手に入れられる。
残念な点としては、小説は見たこともない不可解な生物に対する嫌悪感を主として描かれているが、アセットを使用しているためかそれらは現代人ならば何度も見たことある古代生物だったり、ゲーマーならば何度も銃や剣で倒した覚えがありそうなモンスターだったりする。
映像化してしまったが故に得体の知れないものが具現化してしまい、恐怖の対象はこんなものかとなんとなく拍子抜けな印象だったが、ラヴクラフトの世界観を借りるオリジナルストーリーのものが多い中で小説を忠実に再現しているゲームというは珍しいし、無料でプレイ出来る、またラブクラフトに関するトリビアを知ることが出来るという点は良い。また翻訳の質も高く意味の通らない文章というものも無い。
ボリュームは短いので、カルト的人気を誇る作家の世界観をお手軽に体験出来る。「窓に!窓に!」という一文は有名らしいのだが、まさかそういう解釈だったとは...
なお、原作は青空文庫にて読める。
短い時間で結構濃い体験が出来るので、映画好き、物語好き、そして勿論ラヴクラフトのファンにも是非プレイして頂きたい。おすすめ。結構厳しいことを書いてしまったが風景自体はかなり綺麗で雰囲気があった。
Posted 25 November, 2021. Last edited 25 November, 2021.
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24.2 hrs on record (24.1 hrs at review time)
概要

前作Woden GPの続編。
見下ろし型のレースゲームで、ラリーやワールドチャンピオンシップ等用意されたイベントをクリアしていく。
稼いだクレジットで新たな車を購入し、ゲームを進めていく。各車種は性能がそれぞれ異なる。
レース中はダメージの概念あり。あまりに衝突が多いとレース中に故障し、強制的に最下位となる。
クリアしたイベントの種類と順位によってクレジットが貰え、より速い車を買って上位のイベントに挑む、という流れ。
難易度はイージーとノーマルの2種類で、イージーだとクリア時にグローバルリーダーボードに順位が記録されない。
また一定期間で定められたコース・車種でタイムを競うシーズンイベント有り。終了時にクレジットや車等のリワードが貰える。

良いところ

・クラシックへのこだわり
 前作からそうだが見下ろし視点で後方からの追従視点は選べない。昔のゲームの感覚で遊ぶことにこだわっている。
・絶妙な難易度 
 相変わらず一筋縄ではいかないが、コツを掴めばある程度性能の低い車でも勝てるバランス。また後半になればなるほどAIのレベルが上がっていき、挑戦しがいのある難易度となっている。
・リアルタイムの環境変化
 レース中もどんどん時間が進行していき、朝に始まったレースが日が暮れて夜になったり、また雪や雨が降ってきたりする。但しどの環境でも車の挙動への影響はおそらく無し。
・道が分かりやすくなった
 前作は特にラリーにおいて道がはっきりせず進む方向が分かりづらいという問題があったが、今作では道とそうでないところがハッキリしていて、
この問題は解消された。また、コースを遮るオブジェクトも少なくなった。
・コーナー前の警告が出る
見下ろし視点故、コースの先の状況が直前まで分からないのだが、このゲームはコーナー前で警告を出してくれるので、「警告が出たらミニマップを見ながら速度と切れ角を予想する」ことが可能となり、突然の事故が起こりにくくなった。
・豊富な車種
欧州・アメリカ・日本等から80以上の車種がある。実車ベースの架空の車で、それぞれパラメータが異なる。60-90年代くらいまでの車種で、チョイスは結構渋め。
・クラス別・車種限定のレース
各車種の総合性能が数値として表されており、各イベントでこの数値が定められている。よって、スペックが低い車の出番がどんどん少なくなるということは起きず、全てのクラスの車が腐ることなく使える。またいくつかのイベントは車種が限定されており、これらの制限がイベントのバリエーションを豊かしている。

悪いところ

・難しい(ノーマル難易度)
 前作も難しい部類に入るゲームだったが、今作はそれを上回る難易度。AIが速く、1ミスで上位に食い込むことが不可能になる場合も。また特に緩いコーナーしかないコースではミスを犯すと一気に順位が下がる。またAIは自身が干渉し続けない限りは常に同じ順位なので、チャンピョンシップイベントでは基本的に1位を取り続ける必要がある。
 更にダメージの概念により、コースアウトしたり他車と横並びの状態が続くとどんどんダメージが加算され、最終的に故障し強制的に最下位となってしまう。楽しめなさそうなら難易度は下げるべき。
・やっぱり反射神経で対応するしかない
コーナー前で警告は出るようになったものの、先の状況が見えないことに変わりはなく、コーナーが見えたら即座にコントロールしないとならない。速度の速い車になると特にそれが顕著になり、コースの熟知が求められる。
・クラス下位の車種は使えない
 このゲームは大体車種性能の数値が100毎にレースが分かれている。例えばこの数値が305の車を入手した場合、300までのクラスには出場出来ず、次の400のクラスでは遅くて上位に追いつけない。このような不遇な車種が結構ある。アップグレードも出来ないため、せっかく高額で買ったのに使い物にならなかった、ということもある。
・特に必要のないワールドマップ
 オプションからカーディーラーまで、各メニューがマップ上に散らばる形のUIとなっているが、選択の際に煩わしいだけであまり意味が無い。

総評

 見下ろし視点と、高い難易度が評価のポイント。
 昔を懐かしむか、あるいは過去のゲームの1ジャンルとして存在したこの手のゲームを触ってみたいと思えるか。そして場合によっては優勝のためにコースを走り込むことになるような難易度を好きになれるか。
 その他内容に関しては車種限定イベントやラリーのおかげでマンネリ感無く最後まで遊べるし、グラフィックも綺麗、操作もキーバインド変更不可ながら快適で申し分無しと感じた。
 挑戦しがいのある難易度のゲームが好きという人にはおすすめ。

その他
 
 おそらく、全ての操作はデジタル入力を用いて行った方が機敏な操作が出来て有利。
 実績に関しては難易度指定の実績は無いし、全てのイベントをクリアする必要もなし。取得難易度自体はそこまで高くない。
 前作は前作で違った楽しさがあるので、これが気に入ったなら前作も遊んでみると良い。
Posted 12 September, 2021. Last edited 12 September, 2021.
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3.3 hrs on record
メインモードのみクリア。

概要
Nintendo 3DSで発売された同名ソフトウェアのSteam版。
ラスタースクロールの疑似3Dのゲームのような古いつくり(逆走出来ない等ゲーム性はそのまま)。

ある世界の中で公道レースに出場して、車を改造・修理しつつ、ランキングトップを目指すという内容。

改造内容によってはニトロが使えるようになったり、パトカーまでの距離がわかるレーダーを搭載可能。
また、故障・燃料・レース参加料等、資金が消耗する概念有り。

良いところ
・見た目
ゲーム名通りの80年代を思わせる鮮やかな色使い。

・BGM
こちらも80年代を思わせるシンセウェーブが多数用意されている。

・パトカー
コースによってはところどころにパトカーが待ち伏せしており、プレイヤーの邪魔をしてくる。
緊張感を与える良いアクセント。

・コースの自動生成
一般車の数・コースの長さ・テーマを指定してランダムにコースを生成出来、フレンドと共有出来る。

悪いところ
・コースのバリエーションの少なさ
海岸・遺跡等いくつかロケーションのバリエーションがあるものの、中盤には全て出尽くしてしまう。
勿論カーブの数や警察の数等は違うのだが、同じ場所を何度も走っている感が出てしまうのは否めない。

・車のバリエーションの少なさ
数種類車が出てくるが、最後に手に入る隠し車両を除き、基本性能は同じである。
スペックの低い車でも最高まで改造すると最高額の車と同等の性能となる。
最高まで改造したとしても、コーナーが曲がりやすいとか加速が速いとかの個々の差別化が欲しかった。

・ライバル車との当たり判定による理不尽な故障
このゲームには耐久度の概念があり、完全に壊れると走行不能となるが、特にスタート直後に一気に車が壊れることがある。
スタート直後の低速が故に何度も敵車に当たった判定となり完全に修理した状態でもすぐに走行不能になることがしばしば。
この仕様を知らないゲーム開始直後は金欠に悩まされる。

・面倒なミニゲーム
レースへの参加料が払えないor車が完全に壊れた場合、ライバルの車を洗車するミニゲームをしてお金を稼ぐのだが、このミニゲームが単調で面白くない。
泥のついた箇所をクリックするだけである。
特に序盤は上記のミスを犯しがちですぐ資金が尽きるので何度もミニゲームをする羽目になる。

・最終レース(ネタバレ有り)

最終レースはライバルと一騎打ちとなるが、これが面白くない上に難しい。
ライバルは自身より若干速いので、先に前に出てひたすらブロックするのだが、非常に道のりが長く集中力が必要。
また一般車も居ないのでライバルのミスにも期待できず、ニトロが尽きた状態で抜かれたら負け確定となる。


総評
ストレスの貯まる要素が沢山あり、気持ちよくプレイ出来る機会は少ない。
目の前のもの全てに当たらないよう気を遣わなければどんどん修理費用がかさみ勝利も遠のいていく。
常にミスできない緊張感を与えてくれるため故障のシステムは悪いとは言わないが、アップグレードやゲームの進行に支障をきたすほどの要素として組み込むべきではなかったと思う。もっと修理費用を安く設定するとか、レース終わったら完全に修理されるようにする等。
また全てのコーナーは最終的にブレーキ無しで抜けられるようになるし、一般車を避けるのも難しくないため運転も単調になりがち。
グラフィックとBGMが好みで、かつ時間をかければ強くなるというRPGっぽさが受け入れられるならばオススメ。
また同ジャンルではSlipstreamHorizon Chase Turbo等よく出来たものが出ており、同ジャンル未プレイということならばこれらのゲームからプレイすることをオススメする。
Posted 6 February, 2021.
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6.1 hrs on record (6.0 hrs at review time)
Very Hardで全てクリアした時点でのレビュー。

概要
80~90年代のレースゲームを彷彿とさせる俯瞰視点のレースゲーム。

モードは、新車種獲得チャレンジとなるシングルレース・複数のコースを連戦するチャンピオンシップ・指定時間内に次のチェックポイントに辿り着きながらゴールを目指すアーケードが主。シングルレースで練習も可能。

操作はハンドル・アクセル・ブレーキにニトロとシンプル。その他、視点変更有り。

難易度設定はVery EasyからHardまで4段階。
またゲームの進行に応じて画面の雰囲気を変えるフィルターが手に入る。

良いところ
・あくまでクラシックにこだわっている
現在リリースされている多くの俯瞰視点レースゲームが「1方向からの視点だと操作が難しい」ことから追従視点を用意しているが、このゲームにはそれが無い。またオブジェクトも完全な一枚絵のものもあり、はなから快適にするつもりはなさそう。

・良い塩梅の難易度
Very Hardでクリアしたが、タイムアタックの制限時間は1秒でクリア出来るかどうか、チャンピオンシップは少しだけ自分が速いもののコーナーで追いつかれるので気が抜けないというかなり絶妙な設定。ストレスと快感のバランスはかなり良い。

悪いところ
・見えないところが多い
場所によっては、長いトンネル・道の半分を覆うビル群、背の高い木々等が画面手前に存在し、コースを見えなくしている。こういった場所で敵車に追いつかれると事故を避けるのは難しい。

・先の状況がわからない
一番遠い視点を選んでもなおカメラが近く、反射神経でコーナーを乗り切る展開になりがち。
先が見えない場合は、どのような視点の場合でも事前に急コーナーを示す看板を置くとか、地面に直接指示を書くとかするが、このゲームはそれらが見えた瞬間には操作が間に合わないことが多い。また全く注意も無い場合もある。
更に夜になると視界がより悪くなり難易度を上げる。
ミニマップで大まかな状況は確認できるが、表示位置が悪いためにミニマップを確認しながら走るというのも難しい。

・道が不明瞭
特に未舗装路で、減速する草むらとメインコースの境目がぼんやりしており曖昧。
更に道幅が広いことも手伝って自分がどこを走っているのか把握しづらい。
またコースアウトとなる箇所にも減速だけで済むところと衝突してしまう箇所があり、後者の場合だと車がスピンし一定時間アクセルが踏めないというペナルティを食らうことになる。

・難易度は一番下でも難しいかも
一番下の難易度でも、タイムアタックにて最高難易度より4秒猶予があるだけ、という場合があり、苦手な人には少々厳しそう。

・UIがもっさり
ゲームオーバー演出がスキップ出来ない等、余計な時間を待たなければいけない場合が散見される。

・道が平坦
欠点とは言いづらいが、未舗装路でも道は平坦。ジャンプくらいは配置して欲しかった。

総評
低予算・少人数開発故と思われる上記のような不満は沢山あり決して快適にプレイ出来るものではないものの、絶妙な残り時間の調整や抜きつ抜かれつを繰り返す展開等、肝心のゲーム自体はよく出来ており最後まで楽しくプレイ出来た。
このような古いスタイルのゲームを全くプレイしたことの無い人にはおすすめしづらいが、かつてプレイしていた人ならば「そうそう昔のゲームってこんなんだったよな」と思いを馳せつつプレイ出来るだろう。
アーケードモードはもっと極めてタイムを縮めてみたいし、その他モードも忘れた頃にまたプレイしたいと思わせるくらいには楽しかった。古いゲームの悪いところを受け入れられれば、とても楽しくプレイ出来るだろう。まだ未実装のアーケードモード用のコースもあるらしくとても楽しみにしている。オススメ。
Posted 6 February, 2021.
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39.2 hrs on record
ノノグラム、イラストロジック、ピクロス等と呼ばれる伝統的なパズルゲーム。
縦横の数字をヒントに盤面に隠された模様を明らかにしていく。

モードは最大25*25マスまでのメインモードの他、より巨大な盤面のクラシックモード・純粋に時間を競うタイムアタックモード。
また他の人の作った盤をプレイ出来るコミュニティモードがあり、このゲーム内で自身でも盤面を作成することが出来る。

どのモードでも時間は無制限で、お手つきのペナルティも無し。代わりに間違っていても教えてはくれないので、矛盾しないように慎重に解く必要がある。
但し必ず塗りつぶせるか、塗りつぶさないことが明らかなマスがある場合は、その行・列は色付きとなる。

操作はマウスのみで、塗りつぶし・空白の指定の他、白抜きで表示される仮定が利用できる。異なる指定のマスは上書きされないようになっており、誤ってマスを上書きしないようになっている。操作は快適。

アンドゥ・リドゥはいくらでも可能で、どんなに進めても最初まで元に戻す・進むことができる。また一手毎に進捗が保存されるので日を跨いでのプレイも可能。

この手のゲームをプレイするのは初めてで何とも言えないが、恐らくゲームプレイ自体は可もなく不可もなくといった感じ。
但し、メインモードにおいて全ての盤面が一画面に収まったUI・盤面の題名と模様にユーモアがたっぷりといった点が個人的に気に入った。
パズルを説いていくとどんどん賑やかになるUIと、思わず笑ってしまう盤の題名が楽しい。

マインスイーパー・ソリティア・上海等と同じくらいポピュラーなゲームで、同様のルールの物がSteamでも沢山出ているが、快適かつモチベーションを保たせてくれる作りが良く、同ジャンルの中でも当たりを引けたのではないか?という印象。

定価310円でも十分お得感あるが、セールだと50円代にまで下がる。好きな音楽でも聴きながらちまちま盤面を埋めていこう。強くオススメ。

その他注意点:ウィンドウモードでプレイしている場合、☓ボタンクリックで終了してしまうと一切の進捗が保存されない。必ずインゲームメニューからゲームを終了するようにしよう。
また、もう一方のNonogram - Master's Legacyは本ゲーム内容をバラ売りにしたもの?っぽい。
Posted 31 January, 2021.
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2.1 hrs on record
すべての実績解除時点でのレビュー。

3D間違い探し。ストアページの動画が内容のほとんどを表す。

3Dのジオラマを回転・拡大縮小しながら、5つの間違いを探す。間違いのあるオブジェクトはクリックすると金色に光る。
時間制限、お手つき等は無し。
途中退出ももちろん可能だが、見つけたオブジェクトは保存されない。
オブジェクトの間違いの種類は、色違い・大きさ違い・向き違い・座標違い。間違っているオブジェクトは固定でランダム性は無し。

ジオラマの中に結構な数のオブジェクトが存在する上、それぞれの違いがかなり微妙なものが多く、間違い探しとしてはかなり難易度が高い
(例:ほぼ縦横比が同じ箱が90°方向違い、せいぜい10%程度しか大きさが違わない小さいオブジェクト、暗い赤と暗い紫のオブジェクト等)。

また、様々なテーマを持ったステージが用意されているが、時々聞こえてくる効果音はステージに合ったものが用意されているものの、BGMは全て一緒で時に没入感を削がれる。
操作方法はキーボード&マウスのみ対応で、WASDキー+マウスという割とお硬いプレイスタイル。マウスオンリーで操作出来ると良いと思った。

ジオラマの出来が良く眺めているだけで結構良い雰囲気だが、高難易度・集中力必須のゲーム性で、リラックスよりストレスが若干勝る感じだった。
オブジェクトの違いをもっと顕著にするとか、一定時間毎に使えるヒント機能等、難易度緩和処置があればより良いと思った。

雰囲気ゲー好きにはオススメだが、難易度が高い点には十分注意されたし。

但し現状操作方法の改善等の要望を受け付けているようなので、今後上記のような不満点が解消される可能性はある。


なお余談ではあるが、間違い探しでは寄り目(もしくは目線を遠くにする)で左右の画像を重ねて見ると間違いがひと目で分かる。私はこの方法で最後までクリアしました。
「立体視」「ステレオグラム」等の語句で検索してみて、自由に寄り目出来るよう練習してみよう。ゲームプレイにも有利だし眼精疲労にも効くのでおすすめ。
Posted 23 January, 2021. Last edited 23 January, 2021.
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11.9 hrs on record
禁酒法時代を生きた、とある男の物語

壮大な物語を主軸とするオープンワールドTPS。
世界恐慌で不景気、禁酒法によってマフィアが繁栄する時代、とあるタクシードライバーの数奇な運命を描く。

ゲームの流れは、カットシーン→移動→ミッションの遂行といった感じ。
ミッションは銃撃戦、潜入の他、カーチェイス等。
メインモードではミッションは常に一つで、サブミッションの類は存在しない。当時を再現した雑誌等、細かなアイテムが落ちている程度。
所謂フリーロームに相当するモードがあり、サブミッションはこちらにまとめられている。
サブミッションではストーリーに直接関係しない報酬が用意されている。

グラフィックはかなり綺麗で、マップの作り込みも素晴らしい。
ロケーションは、市街地はもちろん黒煙立ち上る工業地帯・農村地帯・チャイナタウン等バラエティに富んでいる。
またライティングが綺麗で、昼夜によってもかなり街の雰囲気が異なる。
サウンドも環境音からラジオまで当時ならではのものが沢山あり雰囲気を盛り上げる。

ゲーム性は、昨今の物と比べるとかなり特殊。
広く作り込まれたオープンワールドを用意しておきながら、上で記したようにミッションは常に一つ。メインストーリーをひたすら進めるゲームで、サブミッションはほとんど完全なおまけ。
メインミッションを進めながらサイドミッションで装備や報酬等を稼ぐ現代のオープンワールドとはかなり対照的な作りとなっている。
また、アクション部分も特に良いという部分があるわけでもない。かなり質素な作りとなっている。

メインとなるストーリーだが、これは秀逸。
起こる出来事はどれも手に汗握るものばかりで、次の展開を楽しみせずにはいられない。
また、キャラクター一人一人の性格の描き方も丁寧。

とにかくストーリーの面白さでプレイヤーを引っ張り、街並やサウンドで没入感を与えるゲーム。
オープンワールドながらゲームはほとんど一本道だし、アクション部分もかなりあっさりしているが、これは手抜きという訳では無くメインストーリーから気を逸らさないための手段として敢えてそうした、と考えて良い。
一方でストーリーの面白さ故、自ら操作する場面はやや億劫に感じた。先の展開を知りたい気持ちで射撃や潜入をこなす感じ。

面白い物語を求める人には強くおすすめ。非常に濃密で忘れられない体験となるはず。
アクション部分は易しくも出来るので、これが苦手という方も手を出しても良いと思う。

なお、オリジナル版を未プレイの方向けとしてこのレビューを書いたのでここまで触れなかったが、このゲームはMafia: The City of Lost Heavenのリメイクになる。
大筋は一緒だがオリジナル版とは人物の描き方や展開が異なる点があり、受ける印象が異なることを付け加えておく(どちらかが劣るという話ではない。)。
Posted 3 October, 2020.
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30.0 hrs on record
専門知識ゼロから始められるユニークな操作のレースゲーム

全実績解除時点でのレビュー。

アクセル・ブレーキ・ステアリングの他、ドリフトスティックによって車を操作するのが特徴的なレースゲーム。
モードは、メインとなるストーリー・課題をクリアして車をアンロックするチャレンジ・5個の課題を連続でクリアするグランプリ・他プレイヤーとランキングを競うアーケードが存在。
ゲームのルールはスタンダードなタイムアタック・レースの他、相手を引き離すことによりポイントを稼ぐ決闘、ドリフトの芸術点を競うスタイルドリフトがある。
また、どのルールでも敵車との当たり判定は無く、実質ドリフト以外はタイムアタックモードのようなもの。

操作は、車はステアリングだけだとほとんど曲がらないので、それをドリフト制御によって曲げるというもの。
コースは5ロケーション20コースほど。綺麗な景色のものが揃う。

特筆すべき点は特に、車の制御方法がバラエティに富んでいること。
2軸で制御というだけなら緩やかなコーナーの角度に合わせてステアリング、ドリフト、ブレーキと加えていけば良いだけだが、各車種それぞれの制御に全くことなる操作を要求される。
例えば初期の車は上記のように簡単な操作で済むが、難しい車となると、アクセルオフ後、ブレーキを入れることによってはじめてドリフトし始めるもの等がある。
更に言うと、コーナーをクリアするためにはおおまかに「ドリフトのきっかけを作る」「ドリフト角度を維持・調整する」「ドリフトを終了させる」操作を行う必要があり、勿論これらの操作も全ての車で異なる。
これによって、一台乗りこなせたなら後はそれぞれの操作量の大小のみを調整すれば良い、というレースゲームにありがちな問題を解決している。

また、コースの出来が秀逸。
1コースに様々なコーナーが存在し、また高速セクションと低速セクションが分かれているためメリハリがある。
同じコーナーが存在せず、すべてのコーナーに対してそれぞれの正解を用意する必要有り。
景観もかなり綺麗かつ特徴的で、この景色が見えたら次はこのコーナーが来るな、というのが非常に分かりやすい。
例えば峠道コースでは深い森、参道、トンネル、住宅地、満点の星空の開けた箇所が一つのコースに存在し、ヘアピンの連続する低速セクションとほぼ全開でガードレールギリギリを掠める高速セクションが存在する。

難点としては、操作が忙しいことと、難易度が高いことの2点。
上記に書いたように、高難易度車になるとドリフトスティック以外に、アクセル・ブレーキのオン・オフのタイミングも重要になってくる。
実質独立した4軸を操ることとなり、これが非常に忙しい。コーナーが連続する場所だと尚更。
また、目標タイムやゴーストもこれらの操作を駆使し、上手く走れてようやく達成できるような設定となっているので、ゲームを進めるのに同じコースを何週も走り、良い点・悪い点を見極める等の結構な練習が必要となる。

練習を重ねて勝利を掴み取ることに喜びを覚える人におすすめ。また、根底は純粋なタイムアタックとなるので、勿論レースゲーム好きにもおすすめ。
車ゲーであるが難しい専門知識は要らないので、特に前者に当てはまる方は手を出してみる価値のある作品と言える。

正直ビシュアル含め、奇をてらったお気楽なゲームだと思っていたが良い意味で裏切られた。強くおすすめ。
Posted 26 September, 2020. Last edited 26 November, 2020.
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