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24 November, 2014
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ダバイは激怒した。

必ず、かの邪智暴虐のレイスキングを除かなければならぬと決意した。
ダバイにはレーニングがわからぬ。ダバイは、Dota2のクソザコナメクジである。Pipeを吹き、クーリエと遊んで暮して来た。
けれどもGankに対しては、人一倍に敏感であった。きょう未明ダバイは泉を出発し、野を越え山越え、十里はなれた此MIDにやって来た。
ダバイには枝も、タンゴも無い。靴も無い。十六の、内気なWispと二人暮しだ。
このWispは、村の或る律気な一Carryを、近々、花婿として迎える事になっていた。結婚式も間近かなのである。
ダバイは、それゆえ、花嫁のボトルやら祝宴のタンゴやらを買いに、はるばる市にやって来たのだ。
先ず、その品々を買い集め、それからBOTのレーンをぶらぶら歩いた。メロスには竹馬の友があった。Earth Spiritである。
今は此のBotのレーンで、Farmをしている。その友を、これから訪ねてみるつもりなのだ。久しく逢わなかったのだから、訪ねて行くのが楽しみである。
歩いているうちにダバイは、BOTの様子を怪しく思った。ひっそりしている。もう既に日も落ちて、まちの暗いのは当りまえだが、けれども、なんだか、夜のせいばかりでは無く、BOT全体が、やけに寂しい。
のんきなダバイも、だんだん不安になって来た。路で逢った若いサポートをつかまえて、何かあったのか、二試合まえに此のBOTに来たときは、夜でも皆が歌をうたって、まちは賑やかであった筈はずだが、と質問した。
若いサポートは、首を振って答えなかった。しばらく歩いて森ライカンに逢い、こんどはもっと、語勢を強くして質問した。ライカンは答えなかった。ダバイは両手でライカンのからだをゆすぶって質問を重ねた。
ライカンは、あたりをはばかるteam chatで、わずか答えた。
「森を荒らすな、MIDに帰れ。」
kappa
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