Cities: Skylines

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テンプレート:平面アセット自作用ファイルと使用方法
By stmSantana
3Dソフトを持ってない/使えない人のための、シンプルな正方形の平面モデルです。
このテンプレートを使えば画像を用意するだけで簡単に看板や張り紙などのアセットを自作できます。
下記のURLからソースファイルをダウンロードして、自由に使ってアセットを公開して下さい。
   
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ダウンロードと使用方法
テンプレートファイルのダウンロード
2種類のテンプレートがあります。

100sqA
こちらは裏面が鏡写しに反転して表示されるタイプです。
http://gtm.steamproxy.vip/sharedfiles/filedetails/?id=537171227

ダウンロードリンク: https://drive.google.com/file/d/1w-mCnxwBIkR3F2546vnwLX34E-7G9Sa-/view?usp=sharing

100sqB
こちらは裏面が反転しないで表示されるタイプです。
http://gtm.steamproxy.vip/sharedfiles/filedetails/?id=537172016

ダウンロードリンク: https://drive.google.com/open?id=1yoqIe-E0IgnuNb2WUVngsCWjsxVefi96


ファイルの解凍
ダウンロードしたファイルを展開して下さい。
2種類のテンプレートで、内容が異なります。

100sqA


100sqB



ファイル内容
* ".fbx"拡張子 - 3Dポリゴンモデルのファイル. *必須ファイル*
  • 正方形のポリゴン 1m x 1m (サイズ変更可)。地上に建っている正方形の板壁のようなもの。

*テクスチャファイル(PNGかJPEG)
ファイル名は、3Dモデルのファイルと同じにして後ろにそれぞれ「_d」などの特殊な接尾語を付け足したものにする必要がある。拡張子は.pngか.jpgどちらでも良い。
例えば3Dモデルのファイルが「Kanban.fbx」なら、「Kanban_d.png」のようにする。
  • "_d" …… メインテクスチャ (RGBカラー) - ポリゴンに貼り付ける壁紙のようなもの、正方形である事。*必須ファイル*
  • "_a" ……アルファマスク (グレー) - 白か黒の2値で、黒色で透過する部分を指定できる。
  • "_c" ……カラーマスク (グレー) - 白か黒の2値で、白色でカラーが変色する部分を指定できる。
  • "_i" ……イルミネーションマスク (グレー) - 光る部分を指定できる。アセットの種類が、建物/車両/それ以外、で色の指定の意味が異なるので注意。
    とりあえず、このテンプレートではプロップとしての利用を目的にしているので、白いほど発光して黒いと光らないと覚えておけば良い。
  • "_n" ……ノーマルマップ (RGBカラー) - ノーマル(法線)マップとは、テクスチャに光が当たった時の影を付ける凹凸の情報。実際のポリゴンはただの平面だが、これを使えば凹凸があるように見えてリアルさが出る。ただし影でごまかしているだけなので、真横から見たらまっ平らである。
  • "_s" ……スペキュラマスク (グレー) - 光が当たった時の反射を指定できる。白くするほど光沢が上がり、鏡のようになる。ただし負荷軽減の為に実際の周辺景色を映すのではなく、適当な風景や空が映るだけである。


リペイント
テクスチャファイルは自由に塗りなおしてかまいません。
「_d」メインテクスチャには写真やイラストを自由に使えます。
正方形なら解像度を変えてもかまいませんが、1辺は256の倍数が推奨。(256x256, 512x512, 1024x1024...)

※100SqBの方には2つのテクスチャしか同梱されていません (_d,_a)。
もし他の種類のテクスチャを使いたい場合、同じ解像度で自分で作って下さい。
インポートと保存
ファイルのコピー
テクスチャの準備が終わったら、用意した全てのファイル(*.fbx , *.png)を「Import」というフォルダにコピーして下さい。

*「Import」フォルダの場所:ゲームを標準的な場所にインストールした場合
*Windows C:\Users\<username>\AppData\Local\Colossal Order\Cities_Skylines\Addons\Import *Mac /Users/<username>/Library/Application Support/Colossal Order/Cities_Skylines/Addons/Import *Linux /home/<username>/.local/share/Colossal Order/Cities_Skylines/Addons/Import

インポート
アセットにプロップ(Prop/小物)としてゲームにインポートします。
  • ゲームを起動して、メインメニュー > ツール > アセットエディタ > 新規
  • テーマの選択 > どれか選んで > 選択
  • アセットインポーターで > プロップ

  • スケール…サイズ、倍率: 元のテンプレートは1m x 1mなので、ここで8と入力すればゲーム中では8mx8mのサイズになる。

  • "Max,Min scale": 最大、最小 倍率:ゲーム中で使われる時に、ランダムなサイズにできるオプション。両方1にすれば上記のインポートサイズのままだが、例えばインポートの倍率を8にしてここでの最大を3、最小を0.5にすれば、ゲーム中では24m~4mまでのランダムサイズで登場する。
  • 【注】
    • アセットの種類「プロップ」はサイズがあまりに小さいと、少し離れただけで画面に表示されなくなってしまう。(ゲームオプションのグラフィック設定で距離がさらに短くなる)
    • この看板テンプレートは厚さが薄いので体積が少なく、なおさらすぐに非表示になりやすい。
    • そこで小ワザとして、インポートスケールを必要サイズよりも大きくし、最大/最小サイズ指定で目的の大きさにしよう。
    • 例えば2mの看板を作りたい場合、インポート倍率を20として20mx20mの看板にし、最大・最小倍率を0.1にしてゲーム中で2mとして表れるようにしよう。
    • すると、普通に2mとしてインポートするよりも表示距離を伸ばすことができる。
    • 【注2】
    • 上記画面でカラーバリエーション1~4にカラーを設定しているが、保存するまではここでは表示モデルにカラーバリエーションは反映されない。
  • メニュー (ESCキー) > 保存

  • 左下の部分にアセットの保存ファイル名を入力しよう。他のアセットと重複しないように。
  • 右側のアセット名欄には、ゲーム中に表示させたいアセット名を入れる。その下にはアセットの説明文を入れる。
  • 小さいフォルダーのアイコンがあるが、これを押せばアセットのメイン画像(コンテンツマネージャやSteam Workshopで使われる)や、サムネイル、ツールチップを変更できる。

  • フォルダが開いてこのようなファイルが表示されるので、それぞれを同じ解像度の画像で上書きしよう。

これで保存は完了。

プロップの利用


使用例


PropのTips
LODの作成
遠くまで表示する為と、ゲーム中のメモリを節約する為、LOD作成を推奨します。

遠距離までの表示
LOD(遠距離用モデル)を作ると、このテンプレートをより遠くまで表示させる事ができます。

LODの作り方(簡易版)
作り方は簡単で、ここまでに用意した3Dモデル(.fbx)とテクスチャ(.png)をコピーして作ります。そしてそのコピーのファイル名は元の名前に_lodを付け足したものにします。
できたコピーは元のファイルと一緒にImportフォルダに入れてアセットを作成すればOKです。

(例)アセットの基本ファイル名が「Poster」だとすると、
Poster.fbxをコピーして、それの名前をPoster_lod.fbxとします。
Poster_d.pngをコピーして、それの名前をPoster_lod_d.pngとします。他にもあれば
Poster_a.pngをコピーして、それの名前をPoster_lod_a.png、とそれぞれコピーします。
コピーされたLOD用テクスチャは縮小加工して下さい(下記参照)。

メモリの節約
LODは本来、沢山のポリゴンや大きなテクスチャがゲーム中に遠く離れた時にも表示されるとメモリを食ってしまうので、遠距離の時はどうせよく見えなくなるので細かい所を省略して表示するための簡易モデルです。
例えば元が2000ポリゴン・1024pxテクスチャのモデルなら、それのLODは100ポリゴン・64pxで作ったりします。

なので、できればあなたが用意した元のテクスチャが大きい(例えば1辺128ピクセル以上)なら、コピーされたlod用のテクスチャは画像編集ソフトを使ってなるべく小さく加工してからImportして下さい。
※ポリゴンは、このテンプレートは元々4ポリゴンしかないのでポリゴンを減らす必要はありません。

なぜ自分でLODを作らないとすぐ見えなくなるのか?
このテンプレートに特有の問題で、
  • 元々プロップとはゲーム中では建物に付属する小物の為のモデルなので、遠距離では省略されても構わない扱いをされており、建物等の他のモデルに較べて短距離で非表示になりやすいシステムです。
  • 近距離では元モデルが表示され、少し離れるとLODモデルが表示され、もっと離れると非表示になります。
  • 「少し離れると」の距離は、元のモデルの大きさ(占有する体積)で決まります。
次に
  • アセットエディターでLOD用のファイルを自分で用意せずインポートした場合、エディタが自動的に元のモデルからポリゴンを減らしたりしてLODを自動生成してくれます。
  • ところが、このモデルでは次のような特徴があります。
  • このテンプレートは、1メートルの板を少し離して2枚平行に立てたようなモデルです。
  • 板と言いましたが、単なる正方形のポリゴンで、厚みは無い(ゲーム的には「ほぼ」0?)です。薄い板を2枚並べているだけで、体積としては最低限です。
  • 従って、前述のLODに切り替わる距離=「少し離れると」の距離は、かなり短くなるのです。
  • さらに!アセットエディタが自動生成してくれるLODは、このプロップの体積がほぼ0の為なのか、4ポリゴンしか無いからなのか、とにかく自動生成されたLODにポリゴンが無い?ようなのです。少なくとも、目には見えません。
つまり
  • 元のモデルの体積が少なすぎるので自動生成LODにポリゴンが無いので、短距離ですぐ見えなくなる。だから自分でLODを用意しないといけない。
ので、上にある「LODの作り方」の手順が必要になるのです。

補足情報
このテンプレートと同じ1m×1mでも、「5cm離した2枚の厚み0の板」ではなく、「5cmの厚みのある板」つまり6面=12ポリゴンを持つ直方体のモデルを作りLOD無しで比較した所……
直方体モデルの方が、自分でLODを用意しなくても遠くまで表示されました。
これは多分、厚みのあるせいで自動生成LODがちゃんと作られたのではないかと推測します。

ところで、Propを遠距離まで表示されるようにするMODがあります。
「Adaptive Prop Visibility Distance」を入れるとPropの表示距離をカスタマイズできるようになります。



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