No Man's Sky

No Man's Sky

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死亡時に見れる名言集
By Hedgehog and 1 collaborators
この名言集は、ゲーム「No Man's Sky」に登場する死亡時のメッセージを集めたものです。
翻訳はできるだけ正確に努めましたが一部表現が異なる場合や解釈の違いによる誤訳が含まれている可能性があります。なので気になる方はご自身で原典を調べてみてもいいかもしれません

また、原文のニュアンスを尊重しつつ読みやすさも意識した意訳をしている箇所もありますのでご了承ください。
出典の誤りや、より正確な情報をご存じの方がいらっしゃいましたら、ぜひご指摘いただけると助かります。
※この名言集は今後も気ままに追加・更新していく予定です。  予定  \_(・ω・`)ココ重要!

引用元の作者名や作品名は可能な限り記載していますが、細かい出典の詳細は省略している場合もあります。気になる方はご自身で原典を調べてみるのもおすすめです。
また、出典が不明確なものや表現が異なる場合は、信頼できる情報源をもとに最も近いと判断した引用を採用しています(▭-▭)✧
そのため、一部の引用については正確性に欠ける可能性があるので興味を持った人は以下ry…

これらの言葉はゲーム内での演出や雰囲気を盛り上げるためのものです。人生の判断材料として鵜呑みにせず、日々の生活の励みや心の糧として、ポジティブに受け取ってもらえたら嬉しいです!

そしてこれはあくまで個人的な楽しみでまとめているものなので、
あまり厳密さや完璧さは求めないでくださいね〜 (((¬_¬;)
「へぇ〜こんな言葉あるんだ」くらいの軽い気持ちで読んでもらえたら最高です!
皆さんの生活の質向上にほんの少しでも役立つことを願っています!
では、健やかな宇宙生活を!
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もしあなたがとんでもないことをしでかそうとしているなら『叛逆航路(Ancillary Justice)』より
もしあなたがとんでもないことをしでかそうとしているならの効果が最大限に発揮されるときまでとっておいたらどうでしょう


※本引用はアン・レッキー『叛逆航路(Ancillary Justice)より

これは彼女のデビュー作でありヒューゴー賞三冠王の傑作、『叛逆航路(Ancillary Justice)』
一見して穏やかそうやけど、戦略、心理、復讐、自己制御の塊みたいなセリフ
つまり、無駄に騒がずキメるべき時に最大の一撃を叩き込めという冷徹かつ合理的な考え方
「今感情に任せて動くな、もっと痛いときに使え」これは復讐や戦略の本質でもあり必殺技は最後の押し込みに取っとけみたいな感じなことで主人公が長い年月をかけて復讐のタイミングを見極め続けるその姿勢はまさにこの一言に集約されていますよね

おそらく引用元とされる原文2つ

If you’re going to make a desperate, hopeless act of defiance you should make it a good one

このセリフは、「どうせ無謀なことをやるなら、最大限に効果的にやれ」という意味で「とんでもないことをしでかすなら、その効果が最大限に発揮されるときまでとっておけ」という訳と、戦略性やタイミングの重要性という点で通じるものがあります

The problem is knowing when what you are about to do will make a difference
こちらも「行動の効果が最大になるタイミングを見極める難しさ」を語っており2つをまとめた可能性もあるんじゃないかなと思います

目的地とは違う場所にたどり着いてしまった… 『The Long Dark Tea-Time of the Soul』より

「目的地とは違う場所にたどり着いてしまった。だが、 こここそが本当に私のたどり着くべき場所だった。
— ダグラス・アダムス『魂の長く暗いお茶の時間』

I may not have gone where I intended to go, but I think I have ended up where I needed to be.
— Douglas Adams, The Long Dark Tea-Time of the Soul

※本引用はダグラス・アダムス著『The Long Dark Tea-Time of the Soul』より抜粋。原文:"The Long Dark Tea-Time of the Soul" by Douglas Adams.

「この言葉は『意図した未来』と『結果的に辿り着く未来』のズレを前向きに捉えるための哲学「意図と結果のズレ」を運命や偶然の妙として受け入れる姿勢は、彼の作品全体に通底するテーマでもあります。
時々自分には馬鹿の守り神がついてるんじゃないかと思う『Off the Wall at Callahan’s』より
時々自分には馬鹿の守り神がついてるんじゃないかと思う

『Off the Wall at Callahan’s』はロビンソンが『Callahan’s Crosstime Saloon』シリーズの世界観をベースにエッセイや短文ジョーク読者とのやりとりなどをまとめた作品で彼のユーモアと人間観察が詰まった一冊です


おそらく原文
Sometimes I think I must have a Guardian Idiot. A little invisible spirit just behind my shoulder, looking out for me... only he's an imbecile.
Spider Robinson, Off the Wall at Callahan’s

この「Guardian Idiot(守護馬鹿)」という表現は「自分を守ってくれてるけどなぜか毎回ちょっとズレてる存在」というロビンソンらしい皮肉と愛嬌が混ざった比喩で人生の不条理や偶然の連続を笑い飛ばすような視点で語っているのが印象的ですねー
宇宙の不思議をほんとうの意味で理解するようになるには… 『DARK INTELLIGENCE』より

宇宙の不思議をほんとうの意味で理解するようになるには、まず第一、生きていなければならない。
ニール・アッシャー『DARK INTELLIGENCE』

To appreciate the wonder of the universe, one must first remain alive.
Neal Asher, Dark Intelligence

この言葉は、英国のSF作家ニール・アッシャーによる〈ポリティ(Polity)〉シリーズの一作『Dark Intelligence』に登場する一節でこのシリーズは、AI、ナノテク、異星文明、死と再生といったテーマをハードSFの文脈で描きながら人間の意識や存在の意味に鋭く切り込む作品群として知られています
どれだけ知識があってもどれだけ好奇心があっても生きていなければ何も感じることはできない
つまり宇宙の神秘を味わうために生きることは最低条件であるという重い言葉です

知るために生きるのではなく生きるという奇跡の先に知るという報酬があるということですね
つまり生きるのが一番めんどくさい
どこかに、信じられないほど素晴らしい カール・セーガンの発言とされているものより

どこかに、信じられないほど素晴らしい何かが発見されるのを待ってる
カール・セーガン

Somewhere, something incredible is waiting to be known

※この言葉はセーガンの発言として広く知られていますが、特定の出典は確認されていません。
番組『Cosmos』やそれに関連する講演、書籍での発言とされることもありますが、出典には複数の説があり明確ではありません。ただし有力とされる説を紹介しておきます。

そもそもセーガンの発言ではない説
1977年の『Newsweek』誌のセーガン特集記事の末尾に登場したものでセーガン本人の発言ではなく記者(シャロン・ベグリー)による筆致だったという説が有力です。
その表現があまりにも「セーガンらしかった」ため、以後、本人の名言として広く拡散されたと考えられています。
人生というものの究極の皮肉は… ロバート・ハインラインの発言とされているものより


人生というものの究極の皮肉は、誰もそこから生きて出られないということだ。
出典:ロバート・A・ハインライン(SF作家)

原文(とされるもの)
The supreme irony of life is that no one gets out of it alive.
The supreme irony of life is that hardly anyone gets out of it alive.
The supreme irony of life is that no one gets out of it alive.
Robert A. Heinlein
一部では “hardly anyone gets out of it aliveとの記載も…

※この言葉はハインラインの発言として広く知られていますが、特定の著作への出典は確認されていません

いくつかの引用サイトでは『Job: A Comedy of Justice』(1984年)を出典とする記載もありますが、本文中にこのフレーズが登場するかどうかは不明です

この言葉は「人生は誰もが死ぬという一点において平等である」というシンプルなこの世のしくみを突きつけています。私たちは日々、成功や幸福の意味を求めて生きていますが最終的には誰もがこの舞台から退場するという…
その事実を「皮肉」で昇華するハインラインは人間の営みの儚さとそれでもなお生きることの滑稽さや美しさを表現しているように思えますよね

あと補足的に言えば「hardly anyone(ほとんど誰も)」というバージョンは例外があるかのように見せかけて実はないという皮肉をさらに強調していてより皮肉っぽいですね
私たちは他の誰も入らない暗がりに歩み入れる 『バビロン5(Babylon 5)』より

私たちは他の誰も入らない暗がりに歩み入れる
J・マイケル・ストラジンスキー

J・マイケル・ストラジンスキー(J. Michael Straczynski)の代表作『バビロン5(Babylon 5)』に登場する有名なセリフの一つです

原文
We walk in the dark places no others will enter

これは、作中に登場する秘密組織「レインジャー(Anla'Shok)」のモットーの一部であり、彼らの使命感と覚悟を象徴する言葉です。闇に足を踏み入れることを恐れず、他者のために危険な道を選ぶという自己犠牲と責任感に満ちたフレーズです何かに挑戦するときに使いましょう!
無限なものは二つある… アインシュタイン氏の発言?とされているものより

「無限なものは二つある。 宇宙と人間の愚かさだ。だが前者については断言できない。
アルベルト・アインシュタイン(※真偽不明の引用)

Two things are infinite: the universe and human stupidity; and I'm not sure about the universe.
Albert Einstein (attributed)


この言葉にはいくつかのバリエーションがあり
Only two things are infinite, the universe and human stupidity, and I'm not sure about the former.
Two things are infinite, as far as we know – the universe and human stupidity.
など微妙に異なる形で引用されることもあります

最も古い形でこの言葉が登場するのは、1940年代(たぶん1947年)にフレデリック・S・パールズ(Frederick S. Perls)が著した『Ego, Hunger, and Aggression』という本です。この中で「偉大な天文学者が言った」として紹介されていますが、アインシュタインとは明言されていません

その後、パールズは1969年の著書『Gestalt Therapy Verbatim』でこの言葉を「アインシュタインが私に言った」と明言しています ただし、これはパールズ個人の回想に基づくもので、他に裏付ける証拠はありません。
現実とは、それを壊そうとする力によって形作られる『The Kyoto Man』より


「現実とは、それを壊そうとする力によって形作られる」 D. ハーラン・ウィルソン
D. ハーラン・ウィルソン著の『京都人』(たぶん意訳:Kyotojin)(英題:The Kyoto Man)

※おそらく(The Kyoto Man)の意訳だと思われるので…
Reality is shaped by the forces that seek to destroy it. D. Harlan Wilson (attributed)


ウィルソンの The Kyoto Man(私訳:『京都人/Kyotojin』)では、「Kyoto Man」と呼ばれる存在が身体、都市空間、時空などを横断して変態する断章世界が展開する。章によっては京都という都市そのものに同化したかのように描かれている
ここでの「壊そうとする力」は、単純な破壊ではなく、現実を再編成し別の層を立ち上げる触媒でもあるが、同時に現実を断片化し希薄化もする――生成と崩壊が表裏一体で進むダイナミックな現実観を示唆しているのではないかと考えられる
SFなんてものは存在しない… スピルバーグ氏の発言?とされているものより



「SFなんてものは存在しない。存在するのは、科学の偶発的発生だけだ。」
スティーヴン・スピルバーグ

There is no such thing as science fiction. There is only science eventuality.
Steven Spielberg

※本引用はスティーヴン・スピルバーグによる発言より抜粋。原文:"There is no such thing as science fiction. There is only science eventuality." — Steven Spielberg
Wikiquote では「The Making of Jurassic Park」という書籍に関連している可能性が示唆されています、ただし、この発言の具体的な出典(インタビューや講演の日時・媒体など)は明記されていないため、「真偽不明ではないが、出典未確認の名言」という扱いが適切かな。

この言葉は、SF(サイエンスフィクション)を「ありえない未来」じゃなく、「いつか現実になるかもしれない科学の運命」として見ているスタンスを示している。想像力は科学の火種。その一歩が現実を変える。

私たちは無限に広がる黒い海の真ん中で… 『クトゥルフの呼び声』冒頭より


私たちは無限に広がる黒い海の真ん中で、無知という平和な島に住んでいる。
そもそも私たちが遠くに旅をするようになるとは、想定などされていなかったのだろう。

— H・P・ラヴクラフト『クトゥルフの呼び声』

“We live on a placid island of ignorance in the midst of black seas of infinity,
and it was not meant that we should voyage far.”
— H. P. Lovecraft, The Call of Cthulhu

この一文は、作品の冒頭「The Horror in Clay(粘土の恐怖)」の中で語られ、ラヴクラフトのコズミック・ホラーの哲学的核心を象徴する名言として非常に有名です。

※本引用はH・P・ラヴクラフト著『クトゥルフの呼び声』より抜粋。原文:"The Call of Cthulhu" by H. P. Lovecraft.


ラヴクラフトの作品群は、人間の無力さと未知への恐怖を描き続けた。
この一節はその核心にあるコズミック・ホラーを凝縮してる。
知らないままでいることが、実は一番の救いだったかもしれないってやつ

人生の不思議さとは解決すべき問題ではなく… 『Dune』(砂の惑星)より
あああ

人生の不思議さとは、解決すべき問題ではなく、経験すべき真実のことだ。
— フランク・ハーバート 『デューン 砂の惑星』

The mystery of life isn't a problem to solve, but a reality to experience.
— Frank Herbert, Dune

※本引用はフランク・ハーバート著『DUNE(砂の惑星)』より抜粋。原文:"Dune" by Frank Herbert.

この言葉は、作中に登場する思想集団「ベネ・ゲセリット」の教義の一部で、人生や存在を問題として解決しようとするのではなく、体験として受け入れるべきだという哲学的なメッセージを込めたもので『DUNE』のテーマそのものに直結する名セリフ
永遠というのは長い時間だ… ホーキング氏の発言?とされているものより


「永遠というのは長い時間だ。特に終わりに向かっているときは、なおさら長く感じる。
スティーヴン・ホーキング

Eternity is a long time, especially towards the end.
Stephen Hawking

※本引用はスティーヴン・ホーキングによる発言tとされるものより抜粋。原文:"Eternity is a long time, especially towards the end." Stephen Hawking

※この引用はスティーヴン・ホーキング氏の言葉として広く紹介されていますが、現時点で書籍や講演などの正式な出典は確認できませんでした。
しかしユーモアと哲学を交えたホーキング氏らしい表現として、多くの人に親しまれています。

終わりが見えたとき、時間ほど重たいものはないってことですね
私たちは不可能な宇宙に生まれた… レイ・ブラッドベリの発言より
私たちは不可能な宇宙に生まれた不可能な存在である。

We are an impossibility in an impossible universe.
Ray Bradbury

※この言葉はSF作家レイ・ブラッドベリが1975年に詩人マヤ・アンジェロウの番組『Assignment America』に出演した際に語ったとされる一節です

当時の新聞記事に記録が残っていて「科学と宗教の間に本当の分断はない。事実が尽きたとき、信仰が引き継ぐのだ」という発言とともに紹介されています。

当時の新聞記事に記録が残っていて
1975年1月31日付の『The Oregonian(オレゴニアン)』紙で
Behind the mike: Rousing beginning made by ‘Archer’
(記者:Francis Murphy)
このコラムはテレビ・ラジオ番組のレビュー欄で、マヤ・アンジェロウが司会を務めた番組『Assignment America』にレイ・ブラッドベリが出演した回について触れています
記事中では
We’re an impossibility in an impossible universe,” he said. “There’s really no split between science and religion. When facts stop, faith has to take over.
と語られていてこれはつまり「私たちは不可能な宇宙における不可能な存在である」という発言と、「科学と宗教の間に本当の分断はない」という趣旨の言葉が同じインタビュー内で語られたことがわかります

この新聞記事が現存する中では最も信頼性の高い一次資料とされていますが現状は二次資料が圧倒的に多いですね

もし興味がある人はアメリカの新聞アーカイブや「American Archive of Public Broadcasting」などで番組の映像記録を探すのも面白いかもしれませんよ!
可能性の限界を測る唯一の方法は… 『Profiles of the Future』より
可能性の限界を測る唯一の方法は、不可能だとされることに少しだけ挑戦してみることである。

『Profiles of the Future』
アーサー・C・クラークの「三法則(Clarke’s Three Laws)」の第二法則

おそらく原文
The only way of discovering the limits of the possible is to venture a little way past them into the impossible.
― Arthur C. Clarke, Profiles of the Future

この言葉は、クラークが未来予測について論じたエッセイ集『未来のプロフィル(Profiles of the Future)』の中の一節で限界というのは実際に足を踏み出してみないことには見えてこない
この哲学は今もなお、多くの分野に通じますね

ちなみに、クラークの三法則は以下の通り:
1 高名な老科学者が「それは可能だ」と言ったときは、たいてい正しい。だが「不可能だ」と言ったときは、たいてい間違っている。

2 可能性の限界を測る唯一の方法は、その限界を少しだけ超えて不可能の領域に踏み込むことである。

3 十分に発達した科学技術は、魔法と見分けがつかない。(これ有名)

遠く離れた星から来た『中継ステーション(Way Station)』より
遠く離れた星から来たそれがここに横たわる。だが、その大地は見知らぬ土ではない。死の瞬間私たちは同じ宇宙に属しているからだ
クリフォード D シマック 中継ステーション

クリフォード・D・シマックの名作『中継ステーション(Way Station)』の終盤に登場する一節に非常に近いです
原文では
It came from a far star and lies here now. But the soil it lies in is not alien soil. For in the moment of death, we all belong to the Oneness
のように書かれていますこれはおそらく(Oneness)」という概念を指していると思われます。 「一部となる」や「に帰属する」といった訳もできるかもしれません 。つまり私たちは宇宙の一部であり読者に宇宙との繋がりを意識させるような文になっています。

※本引用は、クリフォード・D・シマックの名作『中継ステーション(Way Station)』より抜粋
原文:Way Station
あなたはそれを失敗と呼ぶかもしれない… 『火星の人』より

I guess you could call it a ‘failure,’ but I prefer the term ‘learning experience
Andy Weir, The Martian

(失敗と呼ぶこともできるだろうが、私は学習経験という言葉の方が好きだ)

「あなたはそれを“失敗”と呼ぶかもしれない。しかし私は、それを“経験を学ぶ機会”と呼びたい。」
— アンディ・ウィアー『火星の人』

※本引用はアンディ・ウィアー著『The Martian(邦題:火星の人)』より抜粋。原文:"The Martian" by Andy Weir.

このセリフは、主人公マーク・ワトニーが火星でのサバイバル中に語るもので、失敗を前向きに捉える姿勢を象徴しています。状況がどれだけ詰んでても、そこで学んで前に進みたいときにどうぞ
宇宙というものは… 『The Last Hero』より(とされている)

宇宙というものはあまりにも膨大で、時間というものはあまりにも少ない。
テリー・プラチェット 『The Last Hero』

The universe is big. Really big. And time is short.”
Terry Pratchett, The Last Hero

※この引用はテリー・プラチェットの作品に登場する言葉として紹介されていますが、現時点で『The Last Hero』などの正式な出典では確認できませんでした。
しかし似た表現のものがいくつかあったので意訳の可能性も考慮して紹介しときます。
ちなみに『The Last Hero』では、宇宙の広大さや時間の儚さをユーモアと風刺を交えて描いており、プラチェットらしい哲学的な視点が随所に見られるので混同されがちなのかもしれません

That's the advantage of space. It's big enough to hold practically anything, and so, eventually, it does.
Terry Pratchett, The Last Hero

「それが宇宙の利点だ。実質的に何でも収容できる大きさだ。
テリー・プラチェット『最後の英雄

よく混同されがちなもの

The universe is big. Really big. You just won’t believe how vastly, hugely, mind-bogglingly big it is.”
Douglas Adams, The Hitchhiker’s Guide to the Galaxy

「宇宙は大きい。本当に大きい。あなたは、それがどれほど広大で、巨大で、気が遠くなるような大きさなのか、信じられないだろう」
ダグラス・アダムス『銀河ヒッチハイク・ガイド

The universe is big. Really big. You just won’t believe how vastly, hugely, mind-bogglingly big it is.”
これは実際にはダグラス・アダムスの『銀河ヒッチハイク・ガイド』の有名な一節であり、しばしばテリー・プラチェットと混同されることがあるようです
安定とは 終わりの始まりである… ギブソン氏の発言より

「安定とは 終わりの始まりである。
我々は 前に向かって倒れ続けることで歩いているのだ。

ウィリアム・ギブソン(※真偽不明の引用)

Stability is the beginning of the end.
We walk by falling forward.

William Gibson (attributed)

※この引用はウィリアム・ギブソンによるものとされていますが、明確な出典は存在しません。
書籍などの正式な媒体ではなく、口頭や非公開の場で発言された可能性もあります。

一部の引用サイトでは「We only walk by continually beginning to fall forward.」というバリエーションもありました

この言葉は「変化こそが前進の本質であり安定はむしろ停滞や衰退の兆しである」という逆説的な真理を突いています
「歩く」という行為そのものが前に倒れそうになることを繰り返すことで成り立っているという比喩は私たちの人生や社会の進化にもそのまま当てはまります

※break time歩くことの難しさ(飛ばしていいよ)
普段私たちはあまり意識していませんが実は人間が歩くことは極めて不安定で精密に制御された動作なんですよね。二足歩行のロボットより四足歩行のロボットが多いのはバランスが難しいからで
歩くとはつまり前に倒れ続けることを受け入れ絶えずバランスを取り直す動作なのです

つまり「安定」を求めすぎると変化を恐れて動けなくなりやがて終わる
逆に、不安定さやリスクを受け入れて「前に倒れ続ける」ことが進化や成長の条件なのだとこの言葉は示しています


もし倒れそうになっても未来への一歩を踏み出していると考えれば失敗も楽しめるマインドがつきそうですよねこの言葉を追い風にして前に進んで倒れていきましょう!
宇宙には、ただランダムで… エドガー・D・ミッチェル

宇宙には、ただランダムで無秩序に動き回る分子や粒子の集まり以上の、何かがあるように思える。
— エドガー・D・ミッチェル(アポロ14号宇宙飛行士)

There seems to be more to the universe than random, chaotic, purposeless movement of a collection of molecular particles
— Edgar D. Mitchell, Apollo 14 astronaut

※本引用はアポロ14号宇宙飛行士エドガー・D・ミッチェルの発言より抜粋。

この言葉は、ミッチェルが著書『The Way of the Explorer(探求者の道)』の中で、月から地球へ帰還する途中に体験した深い霊的・宇宙的な気づきを語る文脈で登場します。
ミッチェルは月から地球へ帰還する途中、宇宙の広がりと秩序に強烈な霊的体験したとされており、「サムシング・グレート(何か偉大なもの)」の存在を意識したとされている。その体験は彼の後の人生に大きな影響を与え、意識の研究やスピリチュアルサイエンスへの関与へとつながった。
(この体験がきっかけとなり、ミッチェルは「ノエティック・サイエンス研究所(IONS)」を設立し、意識・精神性・科学の融合を探求する活動を始めた)
死とにらめっこしたとき…『フィフス・ウェーブ』より


「死とにらめっこしたとき、最初にまばたきをしたのは死の方だった。
— リック・ヤンシー 『フィフス・ウェーブ』

“When I looked death in the eye, he blinked first.
— Rick Yancey, The 5th Wave

※本引用はリック・ヤンシー著『フィフス・ウェーブ』より抜粋。原文:"The 5th Wave" by Rick Yancey.

このセリフは、リック・ヤンシーの小説『フィフス・ウェーブ』に登場するもので、実際には少し異なる形で表現されています

We'd stared into the face of Death, and Death blinked first.”
— Rick Yancey, The 5th Wave


また、続編の『The Infinite Sea』(第2巻)にも似た表現が登場します

“When you look death in the eye and death blinks first, nothing seems impossible.”
— Rick Yancey, The Infinite Sea, p.17
宇宙が本質的に不公平であることと… 『老人と宇宙』

「宇宙が本質的に不公平であることと、人間が自発的にそう働きかけているがゆえに人生が不平等であることは、まったく別の話だ。
— ジョン・スコルジー『老人と宇宙』

There's a difference between the fact that the universe is inherently unfair on a cosmic level, and the fact that life is unfair because people are actively making it so.
John Scalzi, Old Man’s War

※本引用はジョン・スコルジー著『Old Man’s War(邦題:老人と宇宙)』より抜粋。原文:"Old Man's War" by John Scalzi.

「理不尽だから仕方ない」じゃなく、「理不尽な世界でも自分は公平でありたい」って選択を持つこと。それがこの言葉の肝。宇宙は無慈悲でも、人間には選択肢がある
人生とはゲームであり…『アメリカン・ゴッズ』より

人生とはゲームであり、そしてキツいジョークだと思っている。人生とは生きているときに起こるものであり、横になって楽しむものだと信じている。」
— ニール・ゲイマン 『アメリカン・ゴッズ』

I believe that life is a game, that life is a cruel joke, and that life is what happens when you're alive and that you might as well lie back and enjoy it..
— Neil Gaiman, American Gods

※本引用はニール・ゲイマン著『アメリカン・ゴッズ』より抜粋。原文:"American Gods" by Neil Gaiman.

このセリフは、登場人物が「人生という不条理で予測不能な存在」にどう向き合うかを語るシーンの一つであり、物語全体を貫く現代神話×皮肉というテーマを端的に表しています。
「神ですら人間臭い」という作品だからこそ、こういうドライな人生観が生きてくる。
生は楽しく… アイザック・アシモフ氏の発言?より


「生は楽しく、死は穏やかだ。煩わしいのはその間を駆ける瞬間である。」
アイザック・アシモフ

Life is pleasant. Death is peaceful. It's the transition that's troublesome.”
Isaac Asimov


どの著作に登場するかは明記されていませんが広く認知されています。そのため、これはアシモフのインタビューや講演、あるいは非公式な発言から広まった可能性が高いです

アシモフ氏はSF作家としてだけでなく、生物学や哲学にも深い造詣を持っていた人物。
この言葉は、生と死そのものよりも、「生きている今この瞬間」がいかに複雑で、面倒で、そして尊いかを示しているように思えます。

現実とは全てゲームである 『ゲーム・プレイヤー』

現実とは全てゲームである

※本引用は、イアン・M・バンクスのSF小説『ゲーム・プレイヤー』に関連するとされるものより

本作では、政治・宗教・社会制度のすべてが「アザド」と呼ばれる複雑なゲームによって決定される帝国が舞台となっていて「ゲーム=現実」という構図が物語全体に深く根付いています。
ただし「現実とは全てゲームである」という一文がそのまま作中に登場するかどうかは確認できませんでした。これはおそらく作品の主題を要約した読者や評論家による表現あるいは邦訳版での意訳の可能性があります。
宇宙の理を傲慢に決めつけるな…『Overkill』より



「戦争以来、我々は宇宙に残された唯一の知的種族となった。だからこそ、 宇宙のすべてが我々の“道理にかなった”枠組みに適合しているはずだと考えてしまう。だが、それがどれほど傲慢な考えか、そして我々がどれほど限られた理解の上にそれを築いているか、わかっているのか?」


Since the war, we're the only intelligent species left in the universe, therefore we think everything in this universe has to conform to our paradigm of what makes sense. Do you have any idea how arrogant that view is and on how little of this universe we base it?”
— Robert Buettner, Overkill

※本引用はロバート・ブートナー著『Overkill』より抜粋。原文:"Overkill" by Robert Buettner.

このセリフは、ロバート・ブートナーのSF小説『Overkill』(Orphan's Legacyシリーズ第1巻)に実際に登場するもの
希望は常にある…『 残された6人の力』より

「自分自身への信頼を失わず、希望を失わないこと。この世界が 最悪の事態を招き、そして背を向けたとしても、希望は常にあることを忘れないでほしい。」
ピタカス・ロア 6つの力

Never lose faith in yourself, and never lose hope; remember, even when this world throws its worst and then turns its back, there is still always hope.
Pittacus Lore, The Power of Six

※本引用はピタカス・ロア著『残された6人の力』より抜粋。原文:"The Power of Six" by Pittacus Lore.

この言葉は、ピタカス・ロア(Pittacus Lore)による小説『The Power of Six』(邦題:『残された6人の力』)の中に実際に登場するセリフであり、第138ページ(Penguin UK版)に記載されていることが確認されています。
神は愚か者を庇護しない『Ringworld』
神は愚か者を庇護しない。愚か者を私語するのはそれよりも少し程度の良い愚か者だけだ

God does not protect fools. Fools who think they are smart protect them.
Larry Niven, Ringworld

※本引用はラリー・ニーヴンの代表作『リングワールド(Ringworld)』に登場するセリフより引用

神は愚か者を守るような都合のいい奇跡は起こしてくれない
つまり何か大きな力が自動的にバカを助けてくれることはないよという冷徹な現実

愚か者を“守ってしまうのは、実は自分が賢いと勘違いしているちょっとだけマシな愚か者だ
→自分は正しいと思い込んで他人を庇ったり救ったりするけれど実際には状況をよく見ずに行動してしまっている。結果的に愚かな選択を手助けしてしまっている人を指しています。

つまり人類は神と比べ総じて愚か者しか居ないということですね
昨日よりマシな愚か者を目指して頑張りましょう

犯罪に汚染され、苦い自責の念に駆られて… 『フランケンシュタイン』より


「犯罪に汚染され、苦い自責の念に駆られて、死以外の一体どこに休息を見つけられるというのか?」
メアリー・シェリー(『フランケンシュタイン』より)

※原文(1831年版)
Polluted by crimes, and torn by the bitterest remorse, where can I find rest but in death?
Mary Shelley (Frankenstein)

Polluted by crime, driven by bitter remorse, where can one find rest other than in death?
という形で出ることも…


この言葉はヴィクター・フランケンシュタインの深い絶望と自己嫌悪を象徴する一文です。
彼は科学の探究心から生命の創造に成功したものの、その行為が悲劇を呼び込み自らの家族をも破滅させてしまいました。
自らの罪を背負いきれず、「死」こそが唯一の救いであると悟るに至ったのです。。

必修単位落としたときのそれに近い