酷いグラフィック、酷いアレンジ音楽、ゲームバランスの改善一切なしのストロングスタイル等
欠点ばかり目立つ本作だがこのゲームの本当の価値は終盤のワンシーンに濃縮されている。

とある事情でNPCが死亡するのだが、何とそのNPCは床に伏せるでもなく階段に寄り掛かるでもなく棒立ちのまま死んでいるのだ。
確かにスーファミでも正面を向いて死んでいた。しかし2Dであった為に仰向けに死んでいるという解釈も出来た。
だが3Dで描かれた本作は違う。本当に突っ立ったまま死んでいるのである。

この滑稽なシーンは他のゲームではまず見る事が出来ない。物理演算がおかしくなり変な死に方をするゲームは幾多とあれど、公式で棒立ちの死にざまを認めているゲームなんて他に例が無い。
凛とした風格で堂々と立って死んでいるので寧ろ清々しくも思えてくる。
これを見るだけでも十分このゲームに価値があると言えよう。

「こんなクソゲーやりたくない！」という方のためにスクリーンショットを公開しておくので、自力で見たい方はクリックしないで下さい。



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