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システムは一見オーソドックスなタクティカルSLGですが、一つ一つの要素がよく練られていて完成度が高いです。
自分のターンに移動と攻撃をしますが、一つのユニットをまとめて動かす必要はなく、一マスずつ一射撃ずつ交互にすることもできます。一時的にでも動線や射線がふさがれているとペナルティを受けるので、一旦道を譲ったり先に攻撃してから後退するといった調整が重要です。

このゲームの特徴として攻撃やアビリティ使用で増えていくモーメンタム（勢い）があり、マックスになると余分に動けたりアビリティを強化できます。オーバーウォッチもできますが、その場合モーメンタムが少し減るので、強気に攻めてモーメンタムをためるか、一旦おとなしく迎撃に徹するか考える必要があります。
40Ｋでおなじみのユニットとアビリティがそれぞれうまく差別化されていて、ステージクリアごとにアンロックされていくので、その活躍が見たくてまた次のステージへと、飽きずにプレイできます。

グラフィックやストーリーは40Ｋのファンも納得の出来、特にグラフィックはミニチュア版の雰囲気をそのまま再現したような完成度です。
英語の壁があるかもしれませんが、戦闘中はほとんど文章はでてきませんので、インターミッションの文章をググるか、無視（笑）しましょう。複雑なプロットはなく要は自分たちの星からティラニッドを一層せよというものです。アビリティの説明は需要があれば簡単な解説を上げてもいいです。

完成度の高い基本システムとよくできたユニット、敵、ステージの組み合わせにより、詰将棋のような状況も頻繁に出てくるこのゲームは、数ある40Ｋのストラテジーゲームの中でも最高峰かもしれません。今後、ユニットやマップがDLCで追加されていきますが、基本が完成されているため、破綻することなくゲームの幅を広げてくれると思います。