AKは百代の過客にして、行かふ弾も又旅人也。
D2の上に生涯をうかべ、敵の頭とらえて老をむかふる者は、
日々戦にして戦を栖とす。
フレンドも多くD2に死せるあり。
予もいづれの年よりか、AWPの音にさそはれて、Bラッシュの思ひやまず、ASにさすらへ、
去年の秋Aトンの破屋に敵の焼夷弾をはらひて、やゝ時も過、春立るAサイトの空にC4の音きこえんと、
そゞろ神の物につきて心をくるはせ、道祖神のまねきにあひて、取もの手につかず。
FBのピンをつゞり、武器の弾倉付かえて、PITに灸すゆるより、ASの味方先心にかゝりて、
住るAトンは味方に譲り、砂風が別墅に移るに、

　A攻めも　移り代ぞ　B設置

面八句をHMの柱に切置。


～翻訳～

AKは百代という時間を旅していく旅人のようなものであり、
そのAKから繰り出される弾１発１発もまた旅人なのだ。
ダスト2で戦うものや、敵の頭を打ち抜いて一生を終える人は
日々戦いの中にいるのであり、戦いを住処とするのだ。
フレンド達も多くがダスト2で死んでいる。
私もいくつの頃であっただろうか、AWPの発射音に誘われるがままに、
Bラッシュをしたいと思いつつもBトンネルを抜け、ASの前へ向かったが、
次第に時間もなくなり、HMを抜けAトンで燃え盛る敵の焼夷弾をスモークで払い、
スモークがなくなるまでやや時間は過ぎ、春の霞のかかったようなAサイトの空を
眺めていると、ふと時間内にAサイトにC4を設置してみたくなり、
わけもなく人をそわそわさせるという【そぞろ神】に憑かれたように心がさわぎ、
【道祖神】の手招きにあって何も手につかない有様となり、
フラッシュバンのピンを繕い、武器をリロードして、PITに火炎瓶を投げ込むそばから
ASを攻めていた味方の安否が気になり、潜んでいたAトンネルは味方に譲り
いよいよAサイトを攻めようと自分の場所を移した。

Aを攻めていたつもりだったが、いつの間にか味方はB攻めに切り替えており、BにC4を設置
した音が聞こえた。

Aトン→HM→LTとBに向かう途中のHMの柱に面八句をかけるかわりにナイフで傷をつけた。