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ツクール製のホラーアドベンチャーゲーム。
全クリア及び全実績解除までだいたい4～5時間程度。
一応ホラージャンルではあるが、過度なジャンプスケア過激なゴア表現は無し。

正直な話をすると、実際にプレイする前まではツクール製のゲームかぁ、まあでも評価高いしセールで安いからたまにはいいかくらいの気持ちで購入したんですが、いやはや実際やってみると当たりでしたねこれは。
まずプレイしてて思ったのが、すごく丁寧につくってあるなってことです。
ドット絵はもちろん、ストーリーや謎解きもしっかり導線がはられてて、迷ったり次に何していいかわからないなんてことがほぼないです。
ある程度まとまった時間があれば、最初から最後まで詰まることなく一気に通しでプレイできるでしょう。
それはともすればそれは難易度が低いということにもなるんですが、サクサクと進めて物語に集中できるので私はよかったです。

そして肝心の物語の方も、非常に出来が良かったです。
主人公である希原夏森が、どういうわけか寂れた村に迷い込んでしまい…というオーソドックスなストーリーながら、なかなか魅せてくれます。
序盤は若干退屈な面もありますが、2章あたりからエンジンかかってきます。ちなみに私が一番好きなのも2章です。

また物語の舞台となるのが日本の北海道であり、おっさんの世代なら恐らく誰もが知っているだろう実在の事件を下敷きにしていて、かつ当時の社会情勢等も結構リアルに描写されてるのもポイントが高いです。
これはまあ、私が直撃世代だから余計にそう思うのかもしれません。なんというかノスタルジーな気分になります。
ちなみに作成者の方は日本の方じゃないんですね、ちょっとビックリしました。

低コストで短めながらもしっかりと地に足がついている、総じてコスパに優れた作品だと思います。
休日なんかににちょっといい感じの物語に触れたい、そんな人なんかにおすすめです。

あのスクエニが送る本格謎解きホラーアドベンチャー。
個人的には久々に当たり作品でした。

まずジャンルにホラーってついてますが、よくあるホラー特有の行き過ぎたグロシーンや、突然クソデカい音やら悲鳴やらで物理的にビビらせてくるとかそいういうタイプのホラーじゃなかったです。
どちらかというと、後半以降の刑事パート謎解きパートに重きを置いてるように感じました。
ホラーといいつつかなり万人向けを意識した作品です。謎解きって言ってるだけありますね。

このゲームの最大の特徴の一つとして言えるのが、特定のシーンでは360°ぐるっと周りを見渡せることです。
まさに題名にあるようにパラノマサイトってわけです。
実際ゲームやるとわかるんですが、この見渡せる効果がなかなか上手く使われてて、独特の演出に成功しています。
その他にもゲームならではメタ的な工夫が各所にちょくちょくあって、ただ単にカチカチクリックで台詞を進めるだけのADVにならないような工夫がされててグッドでした。

物語中に時々挟まる謎解きパートの問題は、難しすぎず簡単すぎずで絶妙なライン。
特に最後の問題はしばらく考えた末に、あっ…そっかあ…そういうことね、と感心しました。
なるべなら攻略見ないで、しばらく立ち止まってちょっと考えて見てもいいかもしれません。

ここまでいいことばっか書いたんですが、残念ながら良くない点もあって、やはり最大の欠点は既読スキップがないことです。
これについては流石にいただけない、と他にも気になってる人も多いようで、なにしろゲームの仕様上先に進むためには以前のシーンをやり直したりすることが多々あるんですけど、そのたびに既に見た展開をまた一々カチカチやるのはめんどかったです。
次があるならぜひ改善してほしい点です。

最後にこの物語は壮大な長編物語ってわけじゃないです。
むしろ尺としては短めでしょう。
しかし物語全体が高品質にまとまって、きちんと話の輪が閉じています。
クリア後にはきっと一定の満足感があることでしょう。

一通り追加要素終えたのでレビュー

まずこのDLCコンテツを導入するとマップ選択画面の一番下に、ムーンスペル山が出現します。
基本的にDLCの追加キャラ武器は、ここにアクセスすることによって入手可能になります。
よってこのDLC導入することによっていきなりゲーム全体の難易度が爆上がりしたり、逆に序盤からいきなり壊れ武器が手に入って難易度がガバガバになったりとかそういうことはないです。
つまりVampire Survivors本体を持ってない人はいきなりこのDLCも一緒に買っちゃって大丈夫です。安いんでセットバンドルで買いましょう。

追加内容についてはほぼストアの説明通りです。
新キャラに新武器に新マップ。
新マップは建造物や洞窟みたいなギミックがあってなかなか楽しめました。ただ難易度はそんなに高くなかったですね。おそらく本編をやりこんだ人だと楽勝だと思います。

最後に……。
ヴァンパイアどこ？

よく出来たツクール系のRPGゲーム。
ツクール系作品なのでF12でスクショが取れないことだけ気をつけよう。
私は最初これ間違えてタイトル画面に戻されました。

ゲームを開始すると特にオープニングもなく、現状の説明もなく、おまけに主人公のヘレンは字がよめないでちょっと困惑する。
やれることといったら北に向かうことだけ、しかしヘレンが北に向かう理由は一切ない。
あれ？これシナリオとかそういうのなくて、ひたすらダンジョンに潜っていくタイプのゲームかな？
と、思ったが進めていくとちゃんとシナリオあって一安心。
先に進むにつれていろいろな事実が明らかになってくタイプ。
ヘレンが無意識に北に向かった理由も何となくわかるようになる。

戦闘はシンボルエンカウント方式。
仲間などという軟弱なものは一切なし。
こちらも一人、敵も一人、タイマンで死ぬまでどつきあうストロングスタイル。

戦闘システムがこのゲームの面白い所で、単純なターン制ではなく、敵味方全ての武器にカウントが設定されておりそれが0になったら行動開始というシステム。
例えば相手の武器カウントが11でこちらの武器カウントが5の場合、こちらは相手のカウントが0になるまで2回行動することもできるということ。
相手の行動を見た上で、武器の攻撃力防御力カウントを良く考えこちらの行動を選択していことになる。

敵の強さは序盤はクソ雑魚で、こちらが対応を間違えなければほぼ完封できる。
しかし後半になると厄介な連中が増えてきて無傷で勝つのはほぼ無理になる。
さらに一部の敵は、明らかにこちらの武器を見てから自分の武器を選択するという頭脳プレイを見せてくるため対応をミスると死が見える。
このへんがすこしだけ考えるRPG所以だろう。

総合的に見てストーリー、戦闘バランス、ドットの良さなど短いけどよくまとまってるゲームだと思います。

最後にヘレンはマップで武器選択中に放置すると時々カッコイイポーズを決めます（超重要）。
このことに気づかないと詰みます。

少女がミルクのお使いに行く話です。
クリアおよび全実績解除までのプレイ時間は15分程度。

以下ネタバレ

主人公は統合失調症の少女。
プレイヤーは少女が生み出した脳内の妄想の産物。
少女は自身の自我を保つためにプレイヤーにいろいろ語りかけてくる。
そこで少女を否定するようなことを言い続けると不要の存在と判断され、コイツはダメだってことで削除されゲームオーバーに。

少女の病気はかなり進行しており、他人と日常的な会話をすることも困難な状況。
ただ近所の店に行ってミルクを買うだけでも相当の労力を要する。
彼女の視界は常に赤く、その辺の店員たちがモンスターのように見えておりほぼコミニケーションが成立しない。
しかし一方で現実には意味不明なことを口走っているのは自分のほうであり、自分の言動に怯えているのはむしろ相手の方だということも理解している。
少女は無事ミルクを買い、ママに報告し寝る。

本作品の現実世界ではなにも異常で特別なことが起きているわけではない。
であるにも関わらず、一般の人間が決して体験することのない世界を描いている。
少女のフィルタを通して世界を見る、という体験をすることによりあなたの精神に何らかの爪痕を残すかもしれない。そんな作品。

ガチムチのおっさんが悪魔の娘たちでハーレムを作るという非常に男らしいパズルゲーム。

ただそんなぶっ飛んだ主人公の動機とは対照的に、パズルの内容自体は非常に手堅い出来の古き良き倉庫番系。
難易度はそこまで難しくはないが、何も考えないでクリアできるほど簡単ではない程度。ボタン一つで即トライアンドエラーできるからゲームのテンポは非常にいい。
見事クリアできればステージごとに出口にいる悪魔の娘と会話できるぞ。
それが強烈なモチベになるから一気にクリアしてしまうこと請け合いだ。
ちなみにパズルなんて関係ねえ、オレは悪魔の娘といちゃつきてえだけなんだよ、って人はメニューから無条件でパズル部分をすっ飛ばせる。

ラストステージについては賛否あるようだけど自分は全然楽しめた。
むしろ道中はスキップできるのに、ラストだけはスキップできないからこっちがこのゲームの本質かなと思ったくらい。

全ステージクリアと実績解除含めてプレイ時間は1～2時間程度。
最後の実績だけはノーヒントだと難しいと思う。

最後にこのゲームの最大の欠点がボリュームが少ないことだ。
まあこれは無料ゲーなのだから仕方ないことなのだが、もっと悪魔の娘と会話したかったというのが本音である。
逆に言えば最小限の会話でよくまとまっているとも言える。
総じて無料とは思えないくらいハイクォリティなゲームでした。

雰囲気、演出共に非常に出来が良いホラーゲームで、特にストーリーの見せ方がいい。
クリアまでの時間はだいたい3～4時間ほど、やや短いかもしれないが値段相応である。

ゲームプレイに使用するのはマウスのクリックのみで、気になったところをひたすら調べて先に進んでいく所謂ポイント&クリックタイプのゲームである。
この手の似たタイプのホラーゲームはほかにも数あるが、この返校は舞台が1960年代当時の台湾の歴史的事情を絡めた作りになっており、謎解きもそれに準じたものがいくつかあるのが大きな特色であると言える。
また道中に徘徊していて、こちらを散々ビビらせてくる妖怪などの対処法も、台湾の歴史を参考に作られており興味深い。
そしてその妖怪達なのだが、対処法を知らないと実にあっさりと殺されてしまう。
だが逆に言えば対処法さえ知っていれば簡単にやり過ごすことができ、その方法もアクションゲーム的なシビアさを求められることはないので安心である。
また仮に失敗してしまったとしても、特にペナルティなく復活することができる。つまりこのゲームにはゲームオーバーがない、あなたがあきらめない限り。

物語も後半になってくると、より話の核心に近づいていき、それにともなって恐怖の内容もより心理的なものへと変貌していく。
徐々に明らかになっていく真実に引き込まれ、恐いのにどんどん先へと進んでしまう。
そしてエンディングを迎えた時に何を思うか。このへんの描写は実に見事である。

総じて物語重視のホラーゲームと言えるでしょう。
普段あまりホラーゲームをしない人にもお勧めの一本です。

ゲームに使うボタンはクリックのみ。
強制横スクロールで疾走していく柴犬のもんたろうをジャンプで操作し、障害物を避けたり、塀の上にある謎のコインを集めたりして高得点を狙うのがゲームの目的。

実は見た目の緩さに対して結構難易度が高い。
その辺の障害物にぶつかると、基本的にもんたろうは即死するほか、カラスに当たったりマンホールの穴に落ちても即死する。
唯一地面に転がってるバナナの皮にだけは引っかかっても死ぬことはないが、バランスを崩し体力を消費してしまう。
ただバナナはジャンプ台にもなるため、塀から塀へと移動する際には重要。
ちなみに失った体力は、その辺を歩いているJKのパンツを手に入れることにより回復することができる。

実際の話それほど奥が深いゲームではないし、理不尽な死も多い。
ただ何というか妙なリプレイ性があり、プレイしはじめて数時間は楽しめると思う。

とりあえず目の前にある赤いボタンをポチッと押してみるゲーム、それがこのPlease, Don’t Touch Anythingである。
公式の説明ではシミレーションだと説明しているが、恐らくゲームジャンルはパズルだろう。

ゲームプレイは赤いボタンを押すことから始まり、特定の手順で特定の操作をすることにより、画面に何かが起こりエンディングとなる。
複数存在しているこのエンディングを全て見ることが、このゲームの目的と言えるだろう。
ただし、これがなかなか一筋縄にはいかない。
一応画面には怪しげな数字やら記号やらのヒントが記されており、それを使えば手順はわかるようにはなっているのだが、いかせん情報量が少なすぎてかなりシビアな謎解きを要求される。
一つ二つのエンデイングは誰にでも見つけられるが、その全てを独力で見るのは至難といっていいだろう。

個人的にはあまり肩肘張らず、軽い気持ちでプレイするのが良いと思う。
行き詰ったら、さっさと攻略を見てしまうのもいいだろう。
暇な時にでもちょっとした刺激を求めてみたい、そんな時にオススメのゲームです。

よくあるタイプのパズルゲームで、画面上にある同じマークの絵柄を縦横斜めにつないで消していくというもの。
当然のことながら一度に多く消すほどよい結果が得られるが、何でもいいからとにかく揃えて消せばいいというものではなく、剣のマークなら物理攻撃、ハートマークなら体力回復といった具合にそれぞれ役割があるので適切なタイミングを考える必要がある。
また4つ以上連続で消すと最後に消したマスに魔法書が出現する。
この魔法書を巻き込んで消すことより特殊能力が発動し、相手モンスターが出した障害物を破壊したり、広範囲を一気に消したりできる。
複数の魔法書を巻き込んで消した時の効果は絶大で、一気に大ダメージを与えることが可能。
後半になってくると敵もそれなりに手ごわいので、この魔法書を使った連鎖が重要になってくるだろう。

その他にパズル外の要素としてスキルの存在がある。
スキルは単純に相手にダメージを与えたり回復したりするものから、盤面を操作するものまで複数存在する。
特に一部の盤面操作系能力は強力で、一気に連鎖が狙いやすくなって非常に便利。積極的に使っていこう。

登場する女の子は全部で3人。
それぞれステータスやスキル、魔法書の効果が違うが、好みの見た目のキャラを使って全然問題ない。
あえて言うなら雷属性の子がかなり使いやすいとは思う。

全体的に難易度は低めで、全ステージクリア及び実績解除までだいたい5～6時間程度。上手い人ならもっと速くクリアも十分可能。
そろそろ飽きてきたかなってとこで終わるので、ちょうどいいボリュームとも言える。
安い上にそこそこ面白く、実績もカードもついてるのでなかなかおすすめできる作品です。