Arkblade legutóbbi értékelései

『Sunrider: Mask of Arcadius』は、米国デベロッパーLove in Spaceが手がける、ターン制戦術SLG+VNです。

我々の宇宙とは別の宇宙……。

周辺星系の戦乱に揺れる中立惑星「セラ」は、急速にその力を伸ばした強大な勢力である「PACT」に奇襲を受け、首都への無差別軌道爆撃を許した上、あえなくその力の前に占領されてしまう。

完成目前の最新鋭強襲空母「サンライダー」の艦長“ケイト・シールズ”は、母星を見捨てる苦渋の決断をもって急襲から難を逃れ、「PACT」に対抗する手段を求めると共に、その過程で出会った幾人もの少女たちと宇宙を旅することになるのであった。

最新鋭とはいえ、ただの強襲空母1隻でしかない彼ら。果たして「PACT」への逆襲はなるのか。
そして、「PACT」の急速な勢力拡大の裏にあるものは……。

本作は船内で各キャラクターに面会して関係を深めていくギャルゲー的なビジュアルノベルパートと、Sunrider及び少女たちの駆る人型メカ“ライダー”を率いて敵を撃退する、行動ポイント制のターン制のストラテジーパートにて構成されています。『スーパーロボット大戦』シリーズのオマージュのギャルゲーorアダルトゲームを連想していただくとわかりやすいかもしれません。実際はもっと硬派なストラテジーよりのゲームシステムですが。

無料である本作は何部かで構成される予定の物語の第一部・第二部パートとなっています。ストラテジーパートの内容そのものについては、やりたいこと自体は分かるものの演出で大きくテンポが削がれる面が多い以外は、可もなく不可もなく。行動ポイント制なので1ターン内で複数行動がデフォルトで可能な点などはありますが、基本的にはアベレージ程度なので割愛します。ただし、敵の物量も多く、単純な敵全滅マップが少ないのもあって難易度は『スーパーロボット大戦』シリーズに比べて大幅に高いので注意しましょう。

ビジュアルノベル部分については、CGのレベルこそ日本のそれと比べると見劣るする点も多いですが、十分日本的なものとして見ても面白いテキスト側が、キャラクターの魅力を引き出して次作以降への興味を持たせられるレベルになっているのは注目です。ただしエンディングが続編前提で、完全にぶつ切りになってしまっているのは、良くあるクリフハンガー展開とはいえ少々人によっては気になるかもです。

本作の最大の特徴は1部の1枚絵のCGシーンにおいて所謂「乳首券」が発行、要するにヒロインの女の子達の隠されていない裸が見られる点であります。恐らく日本風の2D絵でそれが許可された作品はSteam上においては2014年7月現在これが初であり、Steamで配信可能なゲームのレーティングに一石を投じるものとなっております。

所謂ソフ倫のR指定（15禁、ソフトなヌード）までは許諾されうるという推測が引き出されたのは大きいのではないかと思います。また、性的な要素を含むシーンは第二部以降更に増え、Steam配信版の現在レベル+αの表現に収まる版と、公式で配布されるより露骨な、所謂アダルトなシーンを含む版とに別れました。
（筆注：結局局部描写なければ問題なく性交シーンでもOK出るというのが2016年末の基準みたいです）

とは言え、差分はパッチとして公式で配布[sunrider-vn.com]されているため必要な方も安心です。問題の場面は1シーン、あるキャラの濡れ場の有無(CG基本2枚)のみですが。

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図らずしてある種のマイルストーンになってしまった本作、今後の経過も含めて、確認のために触られてみるのもいいかもしれません。多少なりとも英語が読めるのであれば、珍しさも含めてその独特の魅力は、おすすめに値するものでしょう。

http://store.steampowered.com/app/340730/

http://store.steampowered.com/app/358750/
なお、本作を第三部「Liberation Day」上で追加シナリオとして動かすModがリリースされています。グラフィックは一部立ち絵やイベントCGとの兼ね合いで本作そのままになっていますが、特に戦闘面で相当システムが快適になっているのはかなりの魅力です。（戦闘時ボイスも日本語になります）第三部本編との共存が可能なのも嬉しい所でしょう。インストール時に本作のデータを要求されるのだけは注意です。Modのダウンロードはこちらから[forum.loveinspace.moe]。

おそらくは技術退行を経た世界、そこで墜落した飛行機を崇拝するカルト教団の信者達の儀式的な戦い、
滑稽な飛行機のごっこ遊びに見えるそれは彼らの目にはリアルな空戦として映っているのでしょうか…。

このゲームは特異な世界観設定を持っていますが、その設定がもたらす操作性、ルールは
懐かしさすら感じるオールド・スクールのスポーツFPS的なバランスを持ったTPSとなっています。
最大10倍にもなるダメージボーナスを維持するために速度を落とさないようにマップを走り回り、
定期的に固定地点に湧くアイテムを確保しつつ、フラッグを確保し目標地点へと駆け抜ける。
機動性自体はオールド・スクールのスポーツFPSに比べて遥かに低いので、
(特に旋回性能、飛行機ですから…)
アイテムの種類などの基礎ルールさえ覚えてしまえば初心者でも操作に苦労することはないでしょう。
対戦ルールは恐らく単純なCTFのみ、プレイヤーもほぼ居ないようですが、遊ぶことの出来る友人とともになら
ある程度の楽しい時間を過ごすことができるのではないでしょうか。

本作『Pixel Puzzles: Japan』は、日本の美しい風景写真を使用したジグソーパズルソフトです。

日本テーマではありますが、太陰大極図など微妙に国を間違えたような空気のUIはご愛嬌。パズルの複雑さは60ピースから350ピースまで。時間制限・失敗ペナルティなどもなく、各々のペースでゆったりと楽しむことができるでしょう。

このソフト『Star Swarm Stress Test』は大規模宇宙戦闘を題材とした、無料のベンチマークソフトです。

カメラワークなどの違う複数のシナリオからシーンを再生することができます。他にも時間無制限のサンドボックスモードでは、カメラのフォーカスを変更することなども可能で、数千機の戦闘機や複数の戦艦が織りなす宇宙戦闘を手軽に視覚的に楽しめるソフトとなっています。

なお本作は、今後Stardockの一部タイトルで使われる予定の『Nitrous engine』の技術デモでもあります。『Nitrous engine』は名作『Star Control』のリブートタイトルなどにも使われるようですので、宇宙戦闘を眺めながら今後に期待を持ってみるのもよいでしょう。

本作は好評を博した前作『Descent: Freespace - The Great War』翌年の1999年にリリースされた、
『Wing Commander』と同様のミッションクリア型のSF宇宙戦闘機シミュレータです。
同系統のものとしては現在最高峰の評価を誇り、15年後の今においても未だ超えるものがないと謳われる一品でもあります。

物語は前作より32年後。
前作において筆舌に尽くし難い犠牲を払い破滅を免れた人類とヴァスダの同盟、
銀河人類ヴァスダ同盟(Galactic Terran-Vasudan Alliance)による、
反ヴァスダ過激派組織 NTF(Neo-Terran Front)への作戦から幕を開けます。
その最中に浮かび上がる、NTFのリーダー、ボッシュ提督の謎めいた行動、
そして再び姿を表したシヴァンと、発見された先史文明の遺産。
人々はやがて、先の大戦「Great War」ですら前哨戦に過ぎなかったことを理解していく…
プレイヤーは前作同様、銀河人類ヴァスダ同盟の1パイロットとしてこの動乱を生き抜いていくことになります。

大まかなゲームとしてのアウトラインこそ前作と何ら変わることがありませんが、
前作より壮大なスケール、迫力を大幅に増した艦隊戦と、甲乙つけがたいドラマティックな展開、
それらが各部の改良がなされた新エンジンで展開される本作は、
まさしく続編と呼ぶに相応しいクオリティとなっています。

そして本作は同梱ミッションエディタと優れたMOD拡張性を持ち、多くの楽しみを提供しています。
これは本編が素晴らしいながらも、本来予定されていた続編へ謎を多く残す形で終わったことを受け、
幾多の補完のための大規模なファンフィクションミッションが作られることにも繋がりました。
更には前作を本作のエンジン上に移植したMOD、『Freeespace Port』も制作されています。
しかし、それだけではありません。

本作リリース3年後の2002年、開発元の、今では『Saints Row』シリーズを代表作とするVolitionにより、
非営利での利用を許諾したエンジンのソースコードが公開されました。
これはMODコミュニティを大きく活気づけ、ゲーム発売15年後の今においても、
ゲームを壊さない慎重なプレイフィールの改善だけでなく、
マルチプレイヤーロビーの復活、最新グラフィック・デバイス技術への対応や、
MOD拡張性のさらなる向上を行った『Freespace 2 Open』として開発が行われ続けており、
本作を購入したユーザーは、ファンサイトよりそれをダウンロードすることでその恩恵に与ることができます。
更にはそれを利用したグラフィック強化プロジェクト『FreeSpace 2 MediaVP』なども存在しており、
デザインこそ秀逸ながらも当時のグラフィック技術の制限により、
現在では見劣りしがちなこのゲームのグラフィックをある程度の水準に引き上げてくれることでしょう。

15年もの時を経て、非常に簡単に購入する事のできるSteamでリリースされた今こそ、
この色褪せることないマスターピースへと触れてみるのはいかがでしょうか？

(追記 2015/01/01)
今回のSteamリリースにおいて正常にゲームが動作しない方は、
ゲームがインストールされているフォルダ内にある「registry」フォルダ内の「fs2.reg」を一度ダブルクリックした後に再度お試しください。

もしくは上記で触れられている
『Freespace 2 Open』をご利用ください。
これは最新OSへの対応もなされているため問題なく動作します。
また、上記用のランチャープログラムを「FS2.exe」へリネームすることにより、
『Freespace 2 Open』を使用しながらも
Steam上でのステータス・プレイ時間記録を正常に行うことが可能です。
こちらを利用して不具合がある場合は、管理者権限での起動設定をランチャーと本体に与えておくといいでしょう

このゲームを端的に表すならばリアルタイムで探索・領土拡大・技術開発・敵勢力の根絶を行っていくストラテジです。『Civilization』シリーズをリアルタイムにしたリアルタイム4x、と捉えていただくのが非常にわかりやすいでしょう。本作はSF宇宙物がテーマということで、かつての名作『Master of Orion 2』の名前を出した方がわかりやすい方も多くいるでしょうか。

同様のジャンルには同じく宇宙SFものの『Stellaris』『Sins of a Solar Empire』などがありますが、こちらはマルチプレイヤーを廃した代わりに、他に類を見ない膨大な世界データのボリュームと壮大なスケールを持ち、各部分もより深いシミュレートがなされています。


例を挙げると、本作における宇宙船の制作は使用しているパーツの生産から始まりますが、そのパーツそれぞれにも細かく何種類もの素材が設定されており、プレイヤーはそれらを実際の生産惑星へと様々な方法を用いて調達していく必要があるというものです。

もちろんそれに限らず各々の船の管理や技術開発、新技術によって得られたパーツを利用した新たな船の設計生産(本作では船が古い1枚絵2Dなのが逆に良い方に作用し、かなり自由度の高い形で設計が可能です)、惑星の統治、災害への対応や他勢力との交渉……任意でのポーズが可能ではあるもののプレイヤーが都度すべてを手作業で行うのは恐らく大きな苦痛にすらなるでしょう。


そこで本作に用意された大きな要素として高度な自動化が挙げられます。これは予め傾向を細かく設定可能なAIへ、任意の処理を好きなように委任することが可能というものです。また一時的な委任解除、命令の上書きなども簡単に行なえ、プレイスタイルに応じて非常にフレシキブルな運用を可能としています。これによりプレイヤーは自身の興味のある項目のみを好きな時にプレイすることすら可能になるのです。

AIの完成度も十分なものがあり、それによるストレスを感じることは少ないことでしょう。これによりプレイヤーは必要な操作を、任意のタイミングで覚えることができ、本来非常に高いゲームの敷居を大幅に下げています。このAIはもちろん敵としても使われており、各種の傾向設定機能で変化をつけられたAIは、SFならではの技術の差異や生態の差により、更にバリエーション豊かな変化を加えられ、ゲームへのスパイスを生み出しています。


本作での他の特徴として挙げられるのが、ゲームを彩る海賊勢力。同ジャンルによくあるただの武力による一時的な妨害としてのみ存在しているのではなく、各々の利益に基づいて活動する独立勢力としてしっかりと設定されています。プレイヤーは彼らに各種のミッションを任意に出し、利用・協力することすらも可能な上、果てはプレイヤー自身がこれらの海賊勢力の一つとして、通常とは異なった内容でゲームをプレイすることも可能となっており、よりゲームのリプレイ性を高めてくれることでしょう。


一般的な4xジャンルでは何らかの勝利条件を満たすために帝国を運営していくのが常ですが、変わったところの多い本作では勝利条件も一味違います。

通常の作品では各種族が共通の排他的な勝利条件のもと、条件を満たしたか、満たしていないか、といういわば1か0しかない物がほとんどです。本作ではすべての種族が共通のもの(経済・人口・領土)に加え、種族ごとの複数のユニークな勝利条件も有しており、それらの複合の達成度で勝敗を競う形となります。

ここで重要なのはあくまで「達成度」であるということ。共通条件がイマイチぱっとしない形でも種族固有条件を完璧に満たして優位に立つことも可能です。この勝利条件システムが必ずしも隣人をライバルとしないゲームプレイを実現し、ゲームの幅を広げ、本作のサンドボックス的な楽しみを深めています。


そしてこのゲームを更にユニークたらしめるのが強力なインゲームエディタとMOD機能です。
インゲームエディタは、ゲームの任意のタイミングで任意の要素を追加・修正・削除が可能であり、プレイヤーの望む宇宙の状況を簡単に作り上げられる機能です。これはサンドボックス要素の大幅な補強にもなっており、世界改変の結果がAIたちによって波紋として広がっていくさまを眺める様は一興。乱世の立志伝がお好みであれば、プレイヤーは任意の登場人物をゲーム宇宙に作り上げ、その成就を神の視点で眺めていくこともできるのです。

MOD機能は、0から何かをつくり上げるような、高度なスクリプティング機能などは搭載されていないものの、逆に、エンジン側に設定されている項目はほぼすべて簡単なテキストを用いて、それらを非常に簡単に利用可能です。3Dを用いない簡素なグラフィックもここでは味方となり、プレイヤーは簡単に望む宇宙を作り上げていくことが可能でしょう。このタイプのゲームにしては珍しく、日本語の表示だけでなく入力にもデフォルトで対応しているのも嬉しいところです。有志による日本語化MODも存在しており、難解なゲームの理解を大きく深めてくれることでしょう。

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無名のインディデベロッパーと小規模パブリッシャーのタッグでありながら、複数の拡張パックを重ね、長い時間をかけて洗練された本作。宇宙4xゲームを探していたプレイヤーや、新たな形の4xを求めていたプレイヤーだけでなく、既存の4xは難しそう or 時間がかかると敬遠していたプレイヤーにも、大きく自動化を用いることで無理なく楽しめる作りとなっています。更に、ライフゲームのように展開する、壮大なスケールの宇宙帝国興亡記を眺めることを好むプレイヤーにはこれ以上ない内容です。

ともすればマイナーさや価格の高さ、見栄えの貧弱さなどから埋もれてしまいがちな本作ですが、間違いなく多くのプレイヤーに傑作として映る可能性を秘めているでしょう。

その日、災厄は静かに訪れを告げた－－－－

本作は1998年にリリースされたSF宇宙戦闘機シミュレーター。『Wing Commander』と同様のミッションクリア型としては最高峰の評価を誇る、15年後の今においても未だ超えるものがないと謳われるシリーズの第一作目です。

物語は、銀河人類連合(Galactic Terran Alliance)とヴァスダ議会制帝国(Parliamentary Vasudan Empire)の2種族の長年の戦争から幕を開けます。
そこへ突如として現れ、圧倒的な技術力により両軍の蹂躙をはじめた、意思疎通不能な謎の異星人勢力シヴァン。その力は火急の事態に手を組むこととなった両軍の総力すらもを遥かに超えるものであった……
この騒乱の中、プレイヤーは銀河人類連合の1パイロットとして絶望的な戦況を生き抜いていくことになります。

ミッションの内容も幅広く、ツボを抑えたストーリー展開と相まって感じられるドラマティックな内容は、グラフィックこそ時代遅れになってしまった今においても、十分な楽しみをプレイヤーに与えてくれることでしょう。

ストアページには明記されていませんが、本Steamリリースには拡張パック「Silent Threat」も含まれており、メインストーリーの幕間に起こった出来事がわかる番外編キャンペーンも遊ぶことが出来ます。

しかしながら本作の続編であり15年以上有志により改良が続く『FreeSpace2』にて、本作と「Silent Threat」のリマスター完全移植Mod(当時の作曲スタッフの手による新曲なども収録！)が配信中です。そちらではマルチプレイも新造のマッチングシステムを備えたものを楽しめるので、ゲームとしては全てが当時のままである本作はコレクターズアイテム的な要素も強いことには注意しておく必要があるかもしれません。

いずれにせよ、Steamという形でより万人が手に取りやすくなった本作を懐かしみながら、もしくは新鮮な気分でプレイされてみるのも趣きがあることでしょう。

コンティニューなしで毎回マップや敵やアイテムの出現パターンが変わる、
そんなローグライク的要素が付加された、昔ながらの物量とスピード感に溢れるFPSです。

同種の『Eldritch』『Paranautical Activity』と比べると、
進行ルートは一本だけ(各部屋にシークレットはある)、素でも十分に高いプレイヤー性能、
敵弾幕・物量・部屋サイズの大幅な増加、見やすいグラフィックなど、
FPSとしての純粋な爽快感・スピード感を重視した作りになっています。
毎回ランダムに選択されるストーリーラインの存在や、統計記録もあり、
ゲームの完成度を高めるのに貢献しています。

難を言うと、せっかくの大型ボスのグラフィックも雑魚と色調が変わらないので、
一見では似偏った印象を与えてしまうことや、
各々の部屋の構造そのものは出来合いのものからランダムで選ばれる形なので、
回数を繰り返した時に以前見た部屋が出やすい所でしょうか。
とはいえ、これは逆を言うと回数を繰り返すことで、部屋ごとの戦略を瞬時に立てたり、
シークレットを効率よく取得してゲームをスムーズに展開するなど、
プレイヤースキルの蓄積が有効なことにつながるので単純に悪いことではないのですが。

全ステージ5面+α。（1面と5面のテーマ、及びラスボスは固定）セーブなどはありませんが、
一回のプレイ時間は早ければ30分、長くとも2時間前後で収まることでしょう。
やり直しが効かず、また完全パターン化が出来ない以上、
毎回刹那のスリルを味わえる、そんなゲームです。

本作は『Men of War: Assault Squad』の続編、ではありますが
より正しい表現的にはエンジンの現代改修新バージョン+新マップ(+旧作マップリメイク)のパッケージです。
内容的には特徴的なシステムや操作系は変わらず、
マルチコア対応を始め、マルチプレイのSteam完全対応など、
現在の視点から旧作に欲しかった機能が取り揃えられており、
旧作を楽しめたならばそのままの感覚で楽しめることでしょう。
ワークショップにも対応しており、幅広いマップやMODを
お手軽に楽しめることにも期待したいところです。

注意点として本作にはマルチプレイにアンロック要素があります。
ただし、これは対戦モードにてホストがオプションを有効にしている際のみとなるため、安心して楽しむことが出来るでしょう。

『Soundodger+』はプレイヤーの移動可能な円の周りにある小さな円の中から
音楽に合わせて飛来してくる弾幕を避ける、ただそれだけのルールのゲームです
プレイヤーの移動はマウス移動で、使うボタンも左クリックに設定された
スコアと引き換えの緊急回避手段として用意されたスロー機能のみという本当にシンプルな内容となっています

しかしながら、そのシンプルさに反して各面は中々歯ごたえがあるように設定されており
敵を撃つ快感こそないものの、弾幕STG的な避ける快感は十分に味わえると思います

手持ちの曲から面を自動生成するモードや、それに更に手を加えて自由に面を生成するエディタなども付属して
プレイバリューもそう低くなく、気軽にゲームを楽しみたいときには悪くない選択肢ではないでしょうか？

ちなみにこのゲーム、元々無料のFlashゲームとして公開されていたものに
面の増加や、自動生成やエディタ機能を追加したバージョンアップ版となります
体験版代わりに元バージョンを楽しんでみるのもよいでしょう
http://games.adultswim.com/soundodger-puzzle-online-game.html