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2.0 hrs on record
今回は四川省!
Pretty Girlsシリーズ第13弾の今作は「四川省」をテーマとしたパズルゲームです。
Pretty Girlsシリーズ恒例の、パズルを攻略して美少女たちのコスチュームをコンプリートするのが目的となっています。

四川省とは?
フィールドにある麻雀牌からペアを見つけて、全て消すことでクリアとなります。
しかしペアを消すには「二角取り」という、牌から牌に線を繋ぐとき曲がるのが2回以内という条件を満たす必要があります。

今作ではイージーとノーマルの難易度が用意されており、イージーでは制限時間がなく、
消せるペアを強調表示させるヒントや、手詰まり時に残り牌をシャッフルする機能(回数制限あり)が使えます。
ノーマルでは、お助け機能は使えませんがコンボや残り時間ボーナスといった要素を駆使して
スコアランキングに挑戦したり、実績を解除することが可能です。

初めて四川省をプレイされる方は、二角取りに戸惑うかもしれません。
まずは、ペナルティなしのイージーで慣れるのもおすすめです。
コスチューム獲得は両難易度どちらでも可能となっています。

手詰まりとのゲームバランス
四川省では、牌の配置と消し方によっては手詰まりになってしまうことがあります。
また、6人の美少女は後半に進むに連れ難しい配置になっていきます
ですが、今作では初期配置で隣り合っている配置が多く、筆者がプレイしたなかでは
5人目の後半ステージで初めて手詰まりになりました。
最も難しい6人目でも2回程度しか手詰まりにならず、ある程度クリアしやすいように配慮されているのではと感じました。
コスチューム獲得には4ステージを攻略していきますが、途中のステージでリトライとなってしまっても、詰まったステージからやり直せます。
全員攻略するまで、特に理不尽と感じる点がなかったのは良かったです。

機能拡張されたドレッシングルーム
獲得したコスチュームはドレッシングルームで眺めることが出来ます。
今作では美少女のコスチューム変更だけでなく、表情・背景を変えたり、複数の美少女を並べたり、それぞれを拡大縮小できたり、機能が拡張されている点が魅力です。
なお、性的表現タグが付けられているものの、露骨な表現や強い性的表現は全くありません。
脱衣ではなく、あくまでコスチュームチェンジといった範囲です。

強いて言えばグラフィック・セリフにもう少しバリエーションが欲しかったです。

実績・トレカについて
実績はノーマル難易度でクリアしていくだけのお手軽な内容です。
四川省のルールに慣れてしまえば、すべおめ(全実績解除)まで1~2時間程度で達成できると予想されます。
(ただし2021.11.26現在、「Steam はこのゲームに関する情報を収集中です 」の対象になっています。)

トレカには対応していない模様です。


終わりに
Pretty Girlsシリーズらしいカジュアルな一作だと感じました。
四川省にありがちな理不尽展開もほぼ見られず、気軽にプレイしてちょっとご褒美を見られるオススメの作品です!
Posted 2 December, 2021. Last edited 2 December, 2021.
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1.8 hrs on record
ブロック崩し+バッティング
バッティングによる打ち返し要素がメインである、アクション性の高いブロック崩しゲームです。
ステージが進むと自機に大量の弾が浴びせられるので、結構忙しい操作が必要でした。

玉も弾も打ち返せ!
ボールを自機に当てるだけのオーソドックスなブロック崩しと比べて、バッティングが売りの本作はよりプレイヤーが関与できる部分が多く、ゲーム性は高いと言えます。
ジャストタイミングで打ち返せば威力アップや得点アップに繋がる点や、左右の打ち分けでより狙った場所への打ち返しがしやすくなる点などプレイヤーの腕がクリアに直結する作りとなっています。
また、敵弾を打ち返してブロックや敵の破壊に活用できる点もアクション性を高めています。

Pretty Girlsシリーズ
Pretty Girlsの名を冠する通り、本作も7人の美少女キャラクターが登場します。
脱衣要素は全く無く、衣装チェンジにとどまっているため強い性的要素を目当てに購入することはオススメできません。

日本語フルボイスで、プレイ中は状況に合った短いセリフをしゃべってくれます。
ストアページに各キャラクターの簡単な紹介がありますが、喋り方に反映されている程度でストーリーモードやキャラ同士の掛け合い等はありません。

敵機やステージがゲームの雰囲気にいまいち合わない点が気になりましたが、ストーリーなど無いので気にし過ぎかもしれません。

カジュアルなのかハードコアなのか
Pretty Girlsシリーズや価格を考慮するとカジュアルゲームの部類に入ると考えられますが、ゲーム難易度的には意外とハードコアで、最終ステージに近づくにつれて弾幕シューティングのような敵弾が襲ってきます。
上でジャストタイミングについて言及しましたが、とにかく連打してガンガン打ち返さないとライフが危険なので、最終ステージ付近はジャストタイミングどころではなく、かなり大味なプレイとなりました。
また、慣れない間はなかなか狙った場所へ打ち返せず、時間切れのゲームオーバーもありました。
カジュアル性を高めるために、easyモード選択で時間経過で便利なショットを打てるなどの要素もあると嬉しかったです。

操作性
マウス+キーボードとゲームパッド対応しています。
キーコンフィグは出来ません。
マウス操作ではカーソルがウィンドウ外に出せてしまうので、後半の激しい場面では不向きだと感じました。
パッド操作ではABボタンで左右打ち分け、Xボタンで低速モードになっています。
Xを押しながらBを押すのが少し難しく感じたので、LTやRTにキーアサイン出来ると親切だと感じました。

実績・トレカについて
トレカは対応していません。
実績は全ステージクリアを目指していればすべおめ(全実績解除)できる内容となっています。
プレイヤーの腕が問われるゲーム内容ですが、決して理不尽な難易度ではないのですべおめを目指して楽しく上達していけると思われます。
(ただし2021.10.2現在、「Steam はこのゲームに関する情報を収集中です 」の対象になっています。)

終わりに
価格がカジュアルな割に、人によっては歯ごたえのある難易度となっています。
あと一歩ユーザーフレンドリーであって欲しい部分はあるものの、バッティングアクションは爽快で全体的にオススメできるゲームです。
美少女キャラクターのごほうびはあくまでオマケ程度なので、強い性的要素を求めている方には非対応です!
Posted 2 October, 2021.
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2.8 hrs on record (1.4 hrs at review time)
ポップでキュートなリズムアクション
巫女or妖怪の女の子を操作してビートソウルをキャッチしていくリズムアクションゲームです。
操作性とテンポがよく、リズムに乗って楽しくプレイ出来ました

ほどよい難易度とお手軽さ
ゲームの主な目的は画面上部からやってくるビートソウルをキャッチすることですが、ギミックが重なることでどんどん難しくなっていきます。
しかしステージ進行に合わせて少しずつギミックが増えてくるので、プレイスキルの上達を感じながらクリアしていけました。また、1曲が1~2分程度で、サクっとプレイできるのでプレイしやすくなっています。

キャラクターはかわいいけど…
自機は4キャラクターで、ステージをクリアしていくことで1人ずつアンロックされていきます。
見た目のほかに、「ミスしてもコンボ継続」「ダメージを一定数無効化」といったスキルが設定されており、自分のプレイスタイルに合ったキャラを選ぶこともできます。

ポップでキュートなキャラクターたちですが、残念なことにボイスが無く、キャラの性格やバックグラウンドはあってもキャラ選択時の説明にある程度で、ゲーム中ではストーリーやキャラ同士の掛け合いといったものは全くありません。
価格も含めてカジュアルなゲームと言えますが、キャラクターの魅力をより活かす要素が欲しかったと感じました。

実績・トレカについて
トレカは対応していない模様です。
実績は全ステージをフルコンボ&ノーダメージでクリアすることを目指していくと自然に解除できる内容です。
マルチ実績はなく、すべおめ(全実績解除)しやすい部類だといえます。
(ただし2021.11.25現在、「プロフィール機能制限 」の対象になっています)

バグ
レベルアップで無限モードが解禁されますが、まだレベルが足りていないステージにも挑戦できてしまい、ステージ終了時に操作を受け付けなくバグがありました。
(2021.8.4追記)アップデートで修正されました!
また、バグではありませんがキャラクターアンロック時に「コスチュームを獲得」といったメッセージが出ます。
自機の別グラフィックがあるのかと勘違いしてしまいましたが、正しくは「キャラクターを獲得」だと思われます。

終わりに
カワイイ見た目とお手軽さでプレイをオススメできます。
要望としては、価格相応といえばそれまでですが、キャラボイスがあったりストーリーモードがあったり、魅力的なキャラクターたちをより楽しめる要素が欲しかったです。
Posted 30 July, 2021. Last edited 24 November, 2021.
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1.5 hrs on record (0.9 hrs at review time)
食べられる運命に抗え!
画面上部から向かってくる敵から5つのバウムクーヘンを防衛する、インベーダーゲームライクのシューティングディフェンスゲームです。
オンラインのハイスコアランキングがあり、世界中のプレイヤーと競うこともできます。

シンプル・イズ・ザ・ベスト
ゲームの目的はwave形式で襲いかかってくる敵を撃ち落としてバウムクーヘンを守り抜くことだけ。
ルールは至ってシンプルですが、時々登場するアイテムを持った敵や、敵を撃破し続けることで登場するレインボーバウムクーヘンを撃ち落とせばアイテムを取得できます。
効果は現waveだけのバフや切り替え式の特殊弾、防衛クルーの増員などで、シンプルで分かりやすいものばかりです。
操作についてはマウスでのエイムとクリック押しっぱなしの連射、それに特殊弾の切り替えだけでこちらも特に難しいものはありません。
コントローラーは非対応のようです。
(2021.6.23追記)各種コントローラーに対応されました!
無限にwaveは続き、エンディングなどは無さそうなので、ハイスコアランキングは一つの目標となります。

絶妙なバランス
プレイ開始直後は味方の強化が不十分なため、撃ち漏らしが発生しました。
waveが進むにつれてクルーが増員され、特殊弾やバフをゲットしていくとヌルゲー化していき「こんなのいくらでもクリアできるわガハハ」と油断していたのも束の間、
弾幕をすり抜けた敵によってクルーが1名減るとたった一人の火力減で一気に防衛戦が破られ、1、2人とクルーはやられ、守るべきバウムクーヘンもかじられ…あとは一直線にゲームオーバーでした。
特殊弾の使い所によってピンチを十分切り抜けられるので、上達してハイスコア狙いのリプレイ性は大きいと感じました。

バウムクーヘンという題材
全体的にグラフィックを始めとした表現が可愛らしく、プレイする人を選ばない点も評価したいです。
また、バウムクーヘンだけにシュガーコーティングでバリアだったり、かじられると層ごとに無くなっていくのもバウムクーヘンならではで「なるほど」と思いました。

実績・トレカについて
プレイしているうちに自然と解除できるものばかりで、筆者はすべおめ(すべての実績を解除しました。おめでとう!の略)まで30分足らずで達成しました。
多少腕が必要と感じたもの(「あげないよ!」「背水の陣」)もありましたが、難易度は高くないといえます。
(ただし2021.11.26現在、「プロフィール機能制限 」の対象になっています)
トレカは未実装の模様です。

終わりに
強いて言えばやり込み要素がハイスコアランキングしかないことぐらいで、やってくる敵をやっつけて守る、というシンプルなゲーム性ながら目立った欠点が見当たらずオススメのゲームです。
あっという間にすべおめ出来るので実績勢にもオススメです。
ちなみにクルーはピンクさんというらしいです。かわいいね!
Posted 9 June, 2021. Last edited 25 November, 2021.
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4.2 hrs on record
レトロ感あふれる2Dアクションアドベンチャー
きつねのルース(かわいい)を操作してウイルスで苦しむ住民をコンサイリキで癒やしていき、最終的に自分の巣へと帰るのが目的です。
PICO-8という環境で作られており、ファミコン時代を彷彿とさせる雰囲気が特徴となっています。

説明書を読もう!
ファミコン時代を感じさせるのはゲームの雰囲気だけではなく、説明書の必要性です。
この点が本作の評価を賛否両論とさせている原因だと感じました。

近年のゲームは進行に従ってチュートリアルが表示されるものが多いですが、本作ではゲーム内での説明はほぼありません。
このため、前知識なしでプレイすると大多数の方が何をしていいか分からずに、プレイを中断してしまうと思われました。
(私も試しに説明書を読まずに初見プレイしたところ、始めのマップで脱落しかけました。)

公式で推奨される通り、丁寧に作られた説明書やWiki[w.atwiki.jp]を読むと、「ああそうだったのか」と理解が深まり、分かることでプレイへのモチベーションも高まっていきました。
説明書とWikiは微妙に書いてあることが異なり、説明書は必読、Wikiは攻略本という感じでした。

ファミコン時代を思い返すと、確かにあの頃はゲーム内チュートリアルなど無く、行き詰まったら説明書を読み返したり、攻略本を買っていたっけ…

以上の「説明書の必要性」を不親切だ、メンドくさいと感じる方にはおすすめ出来ませんが、そこも含めてが本作の魅力であると私は感じました。

意外と複雑なゲームシステム
主人公ルース(とてもかわいい)の操作自体は2Dアクションということで4方向の移動とジャンプ・アクション、それにポーズの7キーのみとシンプルです。
キーボードの他にパッド入力も対応していました。

ただし、本作の根幹でもある根菜の力「コンサイリキ」については結構複雑で、説明書を未読の場合はここで詰まる恐れが高いです。
住人をコンサイリキで癒やすシステム、ステージを突破するためにコンサイリキを駆使するシステム、コンサイリキでルースを強化していくシステムなど、自力で全てを切り開いていきたい方以外は説明書(さらにWiki)を読むべきだと思いました。
このゲーム、ダッシュボタンが欲しいなぁと思っていたら移動速度が上がる根菜があったりしました。

実績・トレカについて
2021/3/22現在、Steam実績、トレーディングカードには対応していません。ルースのトレカ欲しかったのに残念です。

終わりに
PICO-8という環境で作り上げられた魅力的な世界を感じました。
ゲームとしては高難易度ですが、少しづつやれる事や行ける場所が増えていき、世界が広がっていくことに楽しみを見いだせるプレイヤーには特におすすめできると思います。

冒険の前に説明書を読むのを忘れずに!
Posted 21 March, 2021. Last edited 21 March, 2021.
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23 people found this review helpful
14.2 hrs on record (6.6 hrs at review time)
4096は難しい!
有名なスライドパズル「2048」のルールで4096を目指すゲームです。
4096を達成してからレビューを書くつもりでしたが、6時間ほどプレイしても達成できず…
2048と4096の壁は厚いと感じました。

時間泥棒なゲーム性
2048は単純なルールなために、ついつい「もう一回!」とチャレンジしてしまい、時が経つのを忘れてしまいがちです。
それが4096とさらに上の目標が設定されているので本当に止め時が見つかりませんでした。

コスパは非常に悪い
ただ数字をスライドさせるだけなので難しい操作は必要なく、使うキーは上下左右の矢印キーとEnterキーだけ。
ゲームの終了はEscキーです。日本語が無くても全く問題になりません。

しかし、他の2048を題材にしたゲームと比較するとBGM無し、盤面のテーマ変更無し、サイズ変更も無し、タイムアタックなどのモード変更も無し、と本当に4096を作る必要最低限のシステムだけしかありません。
数字が重なったときの小気味良いSEと購入したプレイヤー全員のリーダーボードはあります。

この内容で日本円で二桁程度なら文句はありませんが、1010円の価値設定はどうかと…
実績も段階的なものやプレイ回数を参照するもの等はなく、ただ4096を作る1つのみとなっています。
1つ解除するだけですべおめ出来るので、上手な方にはお手軽に全実績数をプラスできるかも知れません。
(2021.3.1現在、「Steam はこのゲームに関する情報を収集中です」となっていますのでご注意ください)

終わりに
ゲームは正に「止められない止まらない」で何度も挑戦してしまう面白さはあります。
ただし、Steamには他にも2048系のゲームはありますし、そちらは盤面サイズの変更やモード変更など他の遊び方も可能です。
シンプルに作られたゲームならば価格で差別化してほしいところですが、定価1010円では別の2048系ゲームをおすすめさざるを得ません。
Posted 1 March, 2021. Last edited 1 March, 2021.
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35 people found this review helpful
2.3 hrs on record (2.2 hrs at review time)
モンスター蠢く廃屋から脱出せよ!
訪れた廃屋でモンスターに襲われ、気が付くとそこは得体の知れない場所…
モンスターにやられないように、探索を行って脱出を図る1人称視点のホラーゲームです。
プレイヤーに戦闘能力は全くなく、モンスターは回避するしかありません。
ゲームのボリュームは初見から1周クリアまでおよそ1時間、すべおめまで2時間でした。

グロテスクなモンスター、恐怖を煽る演出
モンスターのデザインがなかなかに気持ち悪く、それが絶叫と共にフラッシュバックのように現れる演出は「ヒヤリ」とさせられます。
また、モンスターが近づいてくると流れる不穏なBGMも、動作が俊敏でないプレイヤーにとって焦りを感じさせるものでした。

ホラーが苦手なプレイヤー向けの設定
演出の一部をカットできたり、BGMが楽しげなものに変更できたりホラーゲームなのに面白い設定があります。

学生制作、ワンコイン
開発者は「学生が一人で作ったものをワンコインで楽しめるゲーム」という主張をされており、
これが大変レビューで悩むところでした。
学生が一人で作ったという情報をどう受け取ればいいのか?

 ①学生がしかも一人で?すごい!(称賛)
 ②学生だしワンコインだし、これくらいかな(妥協)
 ③学生だから何?金取ってるんだろ?(反感)

人によって色々な感じ方があると考えられます。
ゲーム内でもレビューや配信に言及する内容が散見され、純粋にゲームを楽しみたいプレイヤーには鼻につく恐れがあります。私もどちらかというと①より②や③に近い感じ方をしました。

恐怖演出
例えば上で評価点を挙げましたが、恐怖演出はいわゆるジャンプスケア(静かで穏やかなシーンに突然大きな音がしたりショッキングなシーンが映ったりする演出)で、厳密に言えば「怖かった!」ではなく「ビックリした!」というほうが正確な表現になります。この手法を何度も使われるとプレイヤーも慣れてきてしまいます。
モンスターが接近したときも音楽ではなく、不気味なうめき声や足音だとより恐怖感があるのではないかと思います。

ゲーム性
プレイヤーが脅威となる存在に立ち向かう術がなく、ただ逃げるしか無いホラーゲームは他にもありますが、このゲームでは通路の端に寄せてライトを切り、ダッシュで隙間を通り抜けるという方法でしかモンスターをやりすごせません。
ロッカーに隠れたり箱の影で息を潜めたりというドキドキがなく、ただウロウロするだけでゲーム性を大きく損なっていると感じました。
かといって銃を登場させると、それはそれでゲームが変わってしまって難しいところですが…

システム面
ゲームの設定などシステム面にも不親切さを感じました。
ゲームが始まってから音量調節など各種設定をしたくても、タイトル画面まで戻らなくては変更ができず、チャプターを超えないと進行状況もセーブされません。
恐怖を緩和する設定変更も同様にゲーム中は変更不可です。
キーコンフィグもありません。
ゲームを終了させようとescキーを押しても終了させるような項目はなく、なんとコンティニューの中にある仕様です。もう少しプレイヤーのことを配慮していただけたらなと思います。

実績
ゲームを攻略していけば自然と取れるタイプと隠しアイテムを収集するタイプがほとんどで、出資者への感謝を示すような使われ方もされており、無理のないものでした。
エンディング分岐実績もチャプターセレクトのおかげで解除しやすかったです。
鬼モードクリア実績は挑戦したものの、どのあたりが鬼なのかよく分かりませんでした…
(一撃死やセーブ不可、モンスター超高速化を期待していたのですが)

終わりに
一つのゲームとして形になっており、学生が一人で開発したという点では評価したいです。
締め切りがない、命令をされないということはよほど自分を律して管理しなければ発表まで至れないと思います。
フットワークの軽さと開発にかける熱意もアップデート状況から伝わってきます。

ただし現時点でのゲームの内容は面白いものではなく、「ワンコインで学生が作ったんならこんもんだよね」という妥協に近い納得をせざるを得ませんでした。
総合的にはこれからの開発に期待して、ワンコインでそこそこ楽しめ、すべおめも楽なゲームという点でサムズアップさせて頂きます。
Posted 2 January, 2021. Last edited 2 January, 2021.
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6.4 hrs on record
1人称視点の脱出ゲーム
昔持っていたおもちゃに魂が宿ったら…?しかもそれが恨みを晴らしに来たら…?
というホラーテイストの1人称脱出ゲームです。
脅威に対してこちらは抵抗する術はあるものの、基本は逃げなければならない状況下で、
周囲にあるものをよく観察して脱出を目指すゲームデザインとなっています。

良質な雰囲気、グラフィック
脱出までの謎解きは難しくなく、かといって簡単すぎるほどでもないバランスの取れた難易度だと感じました。
閉じ込められている雰囲気や、そのグラフィックもインディーズとはいえマッチしたもので没入感を高めてくれました。
アイテムの観察や組み合わせも脱出には必要なので楽しくプレイできました。

粗の目立つシステム回り
1.コンフィグが無い!
雰囲気では好印象を持てましたが、反対にシステム面では所詮インディーズだなと思わざるを得ない部分が目立ちました。
ゲームがスタートしてしまうとコンフィグの類は一切無く、画面・サウンド・操作などの基本的な設定は出来ません。
Unity製のゲーム起動前に現れるコンフィグが唯一のものですが、デュアルディスプレイ環境でプレイするとカーソルが画面外に飛び出してイライラしてしまいました。
結局Windows側のWindowsキー+Pでデュアルディスプレイを一時的に切ることで解決しましたが、そうじゃないんだよなぁという感じです。
SEも多少大きく感じましたがコンフィグが無いので我慢してクリアまで進めるしかありませんでした。
あと一時停止したときのSE、いらなくないでしょうか…

2.実績、セーブ関係がガバガバ
セーブはチェックポイント形式なのでタイミング次第では大きく巻き戻される場面がありました。
セーブは1つしかない模様です。
筆者は実績グループを主催していますので実績もどんな具合か楽しみにプレイしたところ、ストーリーに沿って解除されていく妥当な種類だなと感じました。
プレイの内容によっては1週で取り逃がし得るものもありますが、脱出ゲームの性格上2週目はネタバレしていますので、すべおめは容易かと思います。
ただ、判定がガバガバなものがいくつかあり、(例としてロックアウトのプロダンクシューター)条件を満たしているのに取れない場面がありました。

終わりに
脱出ゲームとしてはきちんと出来ており、ホラーテイストも十分に味わえます。
特に日本語の変訳も見受けられませんでした。
システム的な部分にサムズアップは出来ませんが、全体としてはプレイをおすすめする一本です。
Posted 7 March, 2020. Last edited 7 March, 2020.
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3.0 hrs on record (2.9 hrs at review time)
斬新なパズルゲーム
基本のルールは、2つのアルファベットの形を上下左右から見たヒントを参考にして、「どこが共通しているか・していないか」を判断し正しいアルファベットを特定するものです。
このようなルールのパズルは体験したことがなく、新鮮な感覚を楽しむことが出来ました。

ゲームとしての不親切さ
アイデアやルールとしては斬新で評価できるものと考えますが、ゲームとして見ると不親切さが目立ちました。

1.ルールの難解さと説明不足
個人的な見解ですが、ルールが分からないゲームをすることほど苦痛なことはないと思います。
インストラクションが設けられていますが、30分以上読み返しながらやっとルールが把握出来ました。
斬新なルールで他に例がないため、文章だけでは中々理解が難しかったです。
ゲーム中に必要な英語は一般的な単語の知識程度に感じましたが、インストラクションは十分な日本語が欲しいと思うほどでした。

2.不親切なUI
アルファベットを比較するのに必要なヒントですが、表現の仕方に問題を感じました。
まず、共通する部分は空白・共通しない部分が実線で表現されていましたが、「共通する部分が実線」のほうがイメージがしやすいのではないかと思いました。
次に、左右から見たヒントを横向きに表示しているのに問題があり、脳内で90度回転させる必要がある上に「右回転だっけ左回転だっけ?」と余計な手間を掛けさせられました。
最後に、フリーハンドでメモする機能がありますが、直線・曲線を引けるモードが欲しいです。メモを一括削除する機能も必要だと感じました。

3.長続きしないゲーム性
結局私は2時間程度のプレイで7問解いたところで「もういいや」と飽きてしまいました。
・2文字目を間違えて特定していたら3文字目も間違うこと
・あてずっぽうでも合ってそうな単語を適当に入れて見たらクリア出来てしまったこと
・実績がないこと20/3/8追記 アップデートで実績が追加されました!
以上の点に2で述べた不親切さも加わって「もういいや」になってしまいました。

終わりに
真新しいルールにわくわくしましたが、取っつきにくさに不親切さが合わさった結果「おすすめしません」というレビューになりました。
これらの点が改善されてユーザーフレンドリーになった時、化ける可能性は秘めていると思います。
個人的には実績の追加だけで続きをプレイしようかなという気にはなります。
Posted 23 February, 2020. Last edited 7 March, 2020.
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A developer has responded on 23 Feb, 2020 @ 9:13am (view response)
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20.0 hrs on record
我らがオーディンの戦士Ragnarさんが10数年ぶりに立ち上がる!近接戦闘メインのTPアクションアドベンチャーです。
意外とアドベンチャーシーンも多くて、近年のゲームと比べるとヒントの少なさやグラフィック面でやはり時代を感じます。
マルチ鯖も未だにいくつも見られPvPには困らないでしょう(pingの保証はいたしません
ソード、メイス、ハンマー、さらにはRUNEパワーを存分に奮って殺したり殺されたりしましょうw
実績解除ではSteamバージョンの1.10鯖で戦わないと現在はカウントされないようです
Posted 17 June, 2012.
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