＜人間にとって「ゲームの楽しさとは何なのか」を再考させられるゲーム＞
もちろん、お金と時間と人員を割いて作られるサバイバルクラフトも楽しく遊んでいる。
だが、一つ一般向けゲームから足枷を外しただけで、そこに映像美や技術的先進性がなくても中毒性が爆上げされる。

悪い意味ではないが、別に一般ゲームから外した足枷部分は、それを目的にやるほどではない。
しかし、ユーザーとしては、その足枷を外したことで一般ゲームに内在する
「目の前に欲望が横たわっているのに「～できない」というストレス」
から解放され、よりゲームに没頭できるようになるのかもしれない。

健全たるゲーマ男子であれば、リアル系ゲームでは倒した相手の横に座り、紳士的に全身をなめまわすようにカメラワークを調整した経験は共有されるだろう。
そう、いろいろいじくることが出来ないストレスに晒されるのはわかっているのに！

もちろん3Dゲームのようにリアルにいじくれるわけではないが、誰もが思う「その先」を解放してくれることが、カタルシスを引き起こし、脳内でドーパミンを放出させ、このゲームを進める紳士諸君のプレイに中毒性を与えているのだろう。

ゲーム自体はThe森をコンセプトにしていることが推察されるが、この「極限状況」ともいえるような環境演出をすることで、ゲーム自体に人間の本質的欲望と創作意欲に無理なくアクセスする設定が共有されている点もうまい。
そこにドンスタ的2D表現をベースにすることで、追加表現の制作コストが非常に軽くなっているだろうことも予測される。
これらがユーザーの欲望から発せられた「あれが欲しい・これが見たい」を受けた時、作り手やフォロワーが制約にとらわれることなく、比較的容易にアイディアを追加していける下地になっているのではないかと思う。
同時にそれは、ユーザーから見た時に、東京ドームのコンサートでは自分に向かわないアイドルの目線も、小さいステージでは視線を交わすことができるのではないかというような期待へ変わる。
つまり「自分にとって」必要な欲望が埋没せず、いつかピックアップされることで、ゲームの魅力を加速させてくれるのではないかという期待をより高めるのだ。
こういった部分も、ゲームへの全体評価を高める要因になっているのではないだろうか。

ドンスタもリムワも拡張性の高さが魅力となり高い評価を受けている。
このゲームには一般ゲームとは逆に成人向けという外せない足枷がつけられているが、
今後も成長を続ければその中で最高級の評価を受ける可能性を感じざるを得ない。

気になるのは、基本的に男が悪人顔で悪さをするパターンが多いということだ。
（もちろん悪いことをやっているのだが）
個人的に望むべくは「がはは！グッドだー」という緑色の服を着た人的要素も感じられるようにして欲しいということだろうか。

あなたの欲望を叶える場所がここにある！

原住民などを捉え農業など仕事を与えて拠点を強化していくのも魅力の一つなわけだが、所詮人間NPC…
人間関係・睡眠・食事といった管理もプレイヤーが気にしないといけない。
ただこのゲームに関してはそういった面倒事も倫理観を無視すれば効率的にできる。
例えば…
〇原住民に農業指示したけど睡眠や食事の管理がめんどくさい？
　なら原住民の四肢を切断して専用カプセルに切断した部位を入れて人造人間を作りましょう。
〇好感度上げるのがめんどくさい？
　惚れ薬があるので簡単に好きなってもらえますよ。
〇なかなかS〇Xさせてくれない？
　壁尻や便器に女を拘束したらいつでもできますし、後ろから襲っていつでもレ〇プできますよ。

他にもいろいろできるけど、このように変に気を遣わず外道になれば楽にプレイできるゲームである。