Kerbal Space Program

Kerbal Space Program

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KSP Advanced tweakable 1.2 JPN
By Eboshi
Ver.1.2.0(pre)から追加された'Advanced tweakable'オプション。
これまでの設計方法をがらりと変えるかもしれない新機能を紹介します。

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Advanced tweakable (高度な設定)の有効化
Advanced tweakable を使ってみよう
アップデート1.2では新機能がいくつか追加されていますが、現在(Ver.1.2.1)はデフォルト設定のままでは'自動支柱'や'燃料供給オーバーレイ'が使えません。
ここではそれらを使用可能にする設定方法を紹介します。
  • まずKSC画面で[ESC]キーを押してメニューを出して、'Settings'を選びます。
  • 設定の下の方にある'Advanced tweakable(高度な設定)'を'Enable(有効)'に設定します。
  • そうすると、組み立て画面でのパーツ設定に
    'Autostrut(自動支柱)',
    'Rigid Attachment(剛体接続)',
    'Flow Priority(供給優先度)',
    'Fuel Delivery Overlay(燃料供給オーバーレイ)'
    が追加されます。
    これで準備は完了です。
Fuel Delivery Overlay (燃料供給オーバーレイ)
Fuel Delivery Overlay について
燃料供給のつながりを可視化してくれる便利なツールです。
1.2正式版では流れる方向も表示されるようになりました。
  • 部品のプロパティの'Fuel Delivery Overlay(燃料供給オーバーレイ)'ボタンを押してみると
    こんな画面になります。
    緑色の線が燃料の行き渡る範囲。で、今だと外周の燃料タンクとエンジンだけですね。

  • そこで、ラジアルデカプラに'Enable Crossfeed (燃料移送を有効)'を設定したのが下の画面。
    外周と中央のタンクが繋がりました。

  • さらに中央のデカプラも繋げると、こんな感じに。
    この状態で飛ぶと、全ての燃料タンクを使ってすべてのエンジンを燃焼させて、燃料を使い切ったらすべてのエンジンが同じタイミングで止まります。

  • "タンクは共有したいけど、全部いっぺんに使い切っては困る"という人には、'Flow Priority(供給優先度)'の設定が必要ですが、それは次項で。
Flow Priority (供給優先度)
Flow Priority について
オーバーレイ機能で燃料供給を可視化してすべてのタンクを共有してみたものの、これでは全ての燃料が同時に底をついてしまいます。その対策をしましょう。
  • タンクの設定から'Flow Priority(供給優先度)'の '+', '-' ボタンを押して、
    先に切り離す燃料タンクの数字を高く設定します。

  • こうしておくと
    "全てのエンジンが燃焼するけど、オレンジ色のタンクから先に使い果たす"
    という設定になります。

    こうすることで、飛行中にオレンジ色のタンクを使い切ったら切り離して、中央の緑色のタンクとエンジンで飛び続けることができるのです。

  • ただし切り離さなかった場合は、タンクの共有が生きているので全てのエンジンが燃え続けて、結局優先度設定しなかった場合にと同じになるので要注意。

    この機能は多段ロケットの設定だけでなく、飛行時の重心調整にも使えます。
    また、1.2の更新で接続方法と燃料の通り方が変更になったパーツもあるので、燃料ホースが無くてもある程度の燃料管理ができるようになっています。
Autostrut (自動支柱)
Autostrut について
機能に制約はあるものの、離れたパーツ同士を強固に接続してくれるいわば"オート針金"。
  • まずパーツのプロパティを開くと'Autstrut : Disable(無効)'になっています。

  • ボタンを押すと、'Heaviest Part(最重量の部品)'と接続するモードに。
    複数配置の部品はいっぺんに設定してくれるのでとっても便利。

  • もう一回押すと'Root Part(基礎の部品)'と接続するモード。
    普通に作るなら操縦室かプローブユニットでしょうかね。
    ルートパーツ自体も変更可能なので、船によって使い方を工夫できそうです。

  • そして最後は'Grandparent Part(2つ前の部品)'と接続するモード。
    鉄骨や羽のような長物を挟んで根本パーツと先端パーツを結ぶのに役立つかもしれません。

  • すごく便利なAutostrutですが、これだけで巨大で重いロケットを支えられるわけではないので、設計や他の設定、針金の運用と併用して理想の船を作りましょう。
Rigid attachment (剛体接続)
Rigid attachment について
とても強力にパーツを繋ぐことができる機能です。
  • まずパーツのプロパティを開くと'Rigid attachment : Off'になっています。
    これをOnにすることで、設定したパーツと取り付け先のパーツが強固に接合されます。

  • この飛行機の上下の羽は、それぞれ片側8枚の翼、エレボン、エンジンナセル、インテーク、
    エンジンで構成されています。
    ここでは比較の為に下の翼全てとエンジンナセルを'Rigid attachment : On'に設定してみました。

  • 飛ばしてみると、翼のたわみ具合で効果は一目瞭然ですね。
    このとおりRigid attachmentは強力な設定ですが、これも万能ではなくパーツによっては
    たわんだり、しなったり、無理すれば簡単にポッキリいきます。

パーツである針金とは異なりAutostrutやRigid attachmentは一見しただけでは設定されているのかどうか分かりません。凄く便利な機能ですが、使いどころや場所を考えた方がいいかもしれませんね。
3 Comments
Onaooo 13 Jan, 2023 @ 8:17pm 
gj
徳田 新之助 26 Sep, 2021 @ 6:45pm 
thx!
Zero 6 Dec, 2016 @ 4:34pm 
thx for this tutorial:steamhappy: